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【マンガ紹介】ワンダンス

ストリートダンスの魅力

『ワンダンス』は、ストリートダンスの魅力を余すところなく描き出しています。

ストリートダンスは、一般的なクラシックバレエやジャズダンスとは異なるスタイルであり、自由な動きやリズム感が特徴です。

読者は、ダンスの中にある迫力や情熱を感じながら、花木と共にダンスの世界に没入していくことでしょう。


言葉の枷をはずし、新たな自己表現を見つける

 吃音症で人と思うように話すことのできない高校1年生の小谷花木は、中学時代の失敗からダンスに苦手意識を持っていた。

しかし、一凛(いちりん)高校に入学してすぐのある日、校内で踊っている女子、湾田光莉を見かける。

光莉もまたダンスで自己表現できることに興味を持っていた。

自分が強くダンスに惹かれていることに気づいた花木は、光莉と共にダンス部への入部を決意する。

初心者と経験者の交差点

 花木は初心者であり、周囲の実力差に気後れしてしまうが、光莉の協力を得て練習を始める。

部長の宮尾恩は、花木の耳の良さとダンスへの真剣な取り組み姿勢に注目し、六月のコンテストに向けて選抜オーディションを行うことを決める。

落選した少女の挑戦

 オーディションの結果、花木と光莉は選抜メンバーに選ばれる。

しかし、ダンス経験者である仁上ゆらは納得がいかない。

自分自身が最も優れたダンサーだと自負していた彼女は、選ばれなかったことに悔しさを感じる。

彼女は部長の恩に選考基準を尋ね、自分を上達させるために好きなダンサーの間の取り組み方を理解することの重要性を教えられる。

ライバルのダンスにあこがれ

 ゆらは花木と光莉が行うダンスレッスンに参加し、彼らのダンスを観ることで自身の欠点と光莉の優れた部分に気づかされる。

これまでライバル視していた光莉のダンスに対するあこがれを抱いていたことにゆら自身が気づく瞬間だった。

彼女は新たな意識を持ち、自己成長のための努力を始めるのである。

初心者にも優しい入門ガイド

本作では、ダンス部部長である宮尾恩が新入部員たちに丁寧にダンスの基礎を教えていきます。

ダンス経験がない読者でも、宮尾のレクチャーを通じてダンスの世界に入りやすくなっています。

また、花木の成長過程や失敗を通じて、ダンスに取り組む上での努力や挫折を学ぶことができます。

成長と希望のゆくえ

 『ワンダンス』は、ストリートダンスの世界を魅力的に描き、少年の成長と葛藤を描いた作品です。

ダンスに興味を持っている方や新たな挑戦をしたい方には、必読の一冊と言えるでしょう。

花木の成長の過程やダンスの魅力に引き込まれること間違いなしです。


最後までお読み頂き、ありがとうございました。


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