nishiibe

東京都北区で静かに楽しく暮らす一匹の動物。

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最近の記事

SunoAI・Viggleで作るAIダンスミュージックビデオ

6種類のAIツールを使ってつくったMV最近つくったこの「メキシコ四国」という楽曲のMVですが、完成させるために以下の複数のAIツールを使っています。 楽曲生成AI ・SunoAI … メインの楽曲を作曲 ・Udio … 最後のボサノバ風の曲を作曲 画像生成AI ・Midjourney … 動画の元になる画像を生成。ダンサーの元画像も生成 動画生成AI ・Pika … 主に背景となる動画を生成 ・Runway Gen2 … 主に背景となる動画を生成 ダンス生成AI

    • SunoAI『V3』使ってみた感想と生成した曲 

      V3で生成した曲楽曲生成AI『SunoAI』がV3にアップデートされました。上の動画は、そのSunoAI V3で生成した曲です。 Suno V3 主なアプデ内容 Suno V3 Alpha の主なアップデート内容は以下。 より良い音質と表現力の向上 クリップの最大時間を2分に増加 生成の高速化 インストをサポート 対応言語の拡大 どこからでも続けられる - V2で作った曲と互換性有り 音質と表現力の向上は確かに実現されているように感じます。それ以外で自分的に特

      • 命のうた|SunoAI・Runway Gen-2で作った曲と動画

        すごく良い曲ができたSunoAIという楽曲生成AIツールで遊び始めてから1か月がたち、作った曲の数は20曲を超えました。そして今日、今までで一番と思える曲ができたので、ここで紹介させてもらおうと思います。『命のうた』という曲です。 命のうた 動画生成AI『Gen-2』の新機能も使ってみたこの曲のMVでは、動画生成AIのRunway Gen-2 の新機能『マルチ・モーション・ブラシ』も使ってみました。これは入力画像に最大5つの被写体や領域を描画すると、その動きを個別にコント

        • 自作短編小説をSunoAIで楽曲にしてみる ~シン・顔新幹線~

          SunoAIで作った曲冬至も過ぎて夜の寒さがいっそう身にこたえる昨今ですが、ここ数日は「suno.ai」という楽曲生成AIが面白くて色々試して遊んでいます。 以下のものは中でも上手くできたと思える作品で、少し編集してYouTubeにアップしてみましたが特に反応はありません。 もしよかったら聞いてみてください。 自作短編小説をSunoAIで楽曲にしてみるさて今回は、自作の短編小説をモチーフに、suno.aiで楽曲を作成してみようと思います。そうです。あのYOASOBIと同

        SunoAI・Viggleで作るAIダンスミュージックビデオ

          イカのグループ

          海でたまにイカを見かける。イカは基本、単独ではなく、だいたい4から10匹くらいのグループで行動している。 イカのグループがあるということは、即ち、イカをグルーピングしているイカの管理者のような存在がどこかにいるということだろう。 そのような大いなる存在が、人間の営みとは無関係に、はるか昔からずっとそこに居続けていることに感動を覚える。

          イカのグループ

          よーかぶし

          太陽がのぼり鳥が活動しはじめるよりも少し前の時間、東の空に金星を見つける。 昨日はシュノーケリングをしてへとへとになった。強めの海流に無理に逆らって泳いだせいだろう。もっとスタミナをつけたい。もっと色黒になりたい。 膝や足指に小さな擦り傷があることに気付く。シュノーケリングを終えて歩いて浜に向かう途中、浅瀬の水底に漂う蟹の抜け殻を見つけたことを、今になって思い出す。

          よーかぶし

          橋の上でラーメンの話をするとウミヘビが出る件

          橋の上でラーメンの話をしているときに、海からウミヘビが顔を出した。 ウミヘビも、ウミガメと同じように、呼吸をするために時々水面に顔を出すが、ウミヘビの方は動作がより機械的に見える。 まるで胃カメラだ。何かウミヘビに自分の胃の中を覗かれているみたいな気がしてくる。 どこか遠い世界にいる医者が、ウミヘビを操って私の胃の中を見ている。胃の中には長い橋がかかっていて、その橋の上には、ラーメンの話をする私がいる。

          橋の上でラーメンの話をするとウミヘビが出る件

          渡り鳥

          午前中、与那覇前浜で少し泳いで、午後、サシバの群れを探しに伊良部島に行った。 サシバはこの時期に吹くミーニシと呼ばれる北風にのって島にやって来る。サシバだけでなく、シギ・チドリ類をはじめ、たくさんの渡り鳥、旅鳥が何らかのかたちでこの風を利用するのだという。 鳥と風は、もともと同じものだったのかもしれない。 一方人間は、普段移動の際に北風を利用しない。なぜなら、北風にのって移動すると南にしか行けず、目的の場所(うどん屋など)に一生着けないからだ。 スラブヤーの軒下に鳥が

          ジュゴンのエクセル表

          沖縄周辺のジュゴンは絶滅したという説もあるが信憑性は低く、今でもジュゴンの目撃情報は少なくないらしい。 以下は沖縄本島、先島諸島におけるジュゴンおよびジュゴンの食み跡の目撃情報を集めたエクセル表。 https://biodiversity.okinawa/dugong/documents/okinawaDugong_sightList.pdf 古くは戦前の、まるで伝説や神話の世界のような、にわかには信じがたい例えば以下のようなエピソードが確認できる。 一方で令和以降の

          ジュゴンのエクセル表

          何かが

          ウミヘビの出現以降、ウミガメを見かけることが少なくなった。 浜辺のテリハボクに集まるアキアカネが数を減らし、毎日18時に橋を渡るはずのライムグリーンのTシャツの島人が姿を見せなくなった。近所の自販の紅茶花伝が売り切れた。 数日後にはミーニシ(新北風)にのってサシバの群れがやってくるともいう。 この島に何かが起きようとしている。

          これ絶対

          これ絶対うまいやつー これ絶対うまいやつー 濃いめのスープ ワイルドな麺 家族も喜ぶのー 台風14号の影響で、普段は穏やかな宮古の海が荒れている。高波が岸壁に激しくぶつかりその度白いしぶきをあげる。 岬に立ち、その様相を見つめる島のお爺。海と島の行く末を見通すかのような鷹の如き鋭い眼差し。その脳内で永遠にループし続けるCMソング。 これ絶対うまいやつー これ絶対うまいやつー 実際、この歌が誕生したのも、こんな日のこんな海を前にした瞬間であったのかもしれない。

          これ絶対

          朝月

          宮古島に来て1週間たった。 夜は特にやることもないから、22時頃には寝てしまい、6時頃に起きて近所を散歩する。 6時半くらいにリゾートホテルの眠そうな従業員たちをのせたマイクロバスが来間大橋を渡っていく。 その橋から海を覗き込むと、水面近くを漂うイカと目が合う。イカの目から放たれる青い光に危うく洗脳されかける。

          老人の家

          愛媛県松山市にある、妻の祖父が晩年を過ごしたという家に、滞在している。古い小さな家で壁が薄いせいか、雨音や虫の鳴く声など外の音がよく聞こえる。家の中なのにまるで外にいるような気がしてくる、中が外の家。 その昔、スズムシとかキリギリスなんかの虫を売り歩く虫売りという職業があったという。もちろん、妻の祖父は虫売りではなかった。一年に一度、五木ひろしのコンサートに行くのを楽しみに、ひとり静かに生きる老人であったらしい。 だが本当は虫売りだったのではないか。朝方、虫の声に囲まれな

          老人の家

          転生を巡って

          起きている間、意識がずっとあるというのは実は錯覚で、意識はときどき、瞬間的になくなっているのではないだろうか。万事つつがなく生きてるように見える人も、実はしょっちゅう気絶しているのではないか。 別にそれ自体はいいのだが、問題は、意識をなくしたその一瞬の隙に、空っぽになった容れ物としての肉体に、別の人間の意識が入ってくる場合だ。その場合、いわゆる転生というやつが、現実世界で成立してしまうのではないだろうか。 今日の最高気温は、昨日をさらに上回る38度だった。熱の籠ったマンシ

          転生を巡って

          雀が来なくなった理由

          ベランダにお米を撒いてみたところまんまと雀がそれをついばみにやって来た。雀はここに来れば餌にありつけることを完全に覚えたようで、最近は毎日のようにうちに遊びに来ていたし、私もそれを楽しみに待っていた(最近のそれ以外の私の楽しみは、冷蔵庫の上に設置したコバエホイホイを定期的に覗くことだが、今のところ1匹も捕まえられていない)。ところが、餌の置き場所を水道のそばに移してからというもの、雀が来なくなった。 なぜ急に来なくなったのか、雀の気持ちになって考えてみて(雀の気持ちになるの

          雀が来なくなった理由

          下町七夕まつり

          ゼルダをクリアして暇になったのでサンクチュアリを一気見した。岸谷吾郎がとても良かった。途中までこんなやついるか?と思いながら見てたけど、新興宗教の狂信者と分かった瞬間すべてに納得がいって思わず笑ってしまった。今日は昼にソラマチでモツ鍋を食べたあと、かっぱ橋道具街の七夕祭りの様子を見に行った。白南風に揺れ煌めく七夕飾りに何か宇宙的なセンスを感じ取る。本当にこれは人の手によって生み出されたものなのか。甚だ疑問だ。

          下町七夕まつり