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【映画感想】映画が原作と言ってもバレない?!素晴らしき実写映画化!

■映画名

ゴールデンカムイ

■鑑賞日

令和6年1月21日

■個人的点数

120点 原作ファンも納得の出来に脱帽

■概要

今回も漫画からの映画化です。(またこのフレーズ使ってる)北海道を舞台に、金塊争奪戦を描く異色の漫画を映画化しました。アニメ化もされ、好評を得ていた人気作です。私は原作漫画をちょびっとしか読んでおらず、アニメから入りました。原作は色々な意味でキワドイ漫画なのですが、見事にアニメ化を果たしています。元々の物語は結構なボリュームで、アニメ化した際も第6期を要する長編です。(現時点では、5期まで終了)そんな作品の実写映画化に、少々ビックリし、期待と同時に懐疑的な感じでとらえておりました。実写映画化には裏切られることも多くあるため、大丈夫かな~と恐る恐る劇場に足を運んだ私でしたが・・・いい意味で完全に裏切られました。素晴らしい再現度と原作ファンを理解した編集に脱帽です。漫画の実写化とはこうするべきというお手本ともいえるかもしれません。

■徒然なるままに

◎素晴らしき配役

予告を観ただけで想像はついていたものの、それ以上でした。主人公を始め、適役?から脇役まで素晴らしい抜擢。ここまで雰囲気があっている(あるいは役者が合わせているかもしれない)配役はなかなかお目にかかれないでしょう。原作を知っている、9割以上の人は納得をしたかと思います。ヒロインは少しだけしっくりこなかったものの、物語を進めていくと不思議とマッチして見えるようになってきました。もう一度言っておきます。キャスティング、本当に素晴らしい!

◎導入部分から引き込まれていく

主人公の経歴を見せるための導入シーンから物語は始まります。最初から激しい戦闘シーンに心奪われ、あっという間に物語に引き込まれていきます。この後も、物語の各所で素晴らしい戦闘シーンが展開され、そのどれもがテンポのいい、手に汗握る内容になっています。全体的にアクション自体は軽めと言えるものの、妙なリアリティーを持っているため飽きがこないです。

◎話の展開は駆け足気味

原作から映画化すると、尺の関係上でどうしても展開は早くなります。今作もそれに抗うことは出来ず、話の展開はかなり駆け足になっています。しかしながら、要所を抑えた場面転換と再構成のより、それほど不快に感じませんでした。むしろ、うまく要約した!と言えます。

◎アイヌのことを知ろう

物語の舞台は北海道です。ヒロインが北海道先住民であるアイヌ民族という設定もあるため、アイヌの文化についての説明が度々あります。私を含めて、多くの人はアイヌ民族の知識はないでしょう。単純に勉強になります。劇中に出てくるアイヌ料理はとても美味しそうで、食べてみたくなる人も多いのではないでしょうか。

◎原作を好きな人ほど

今回の映画化、間違いなく大成功です。原作ファンにこそ観てもらいたい。そういう風に思える良作となっているため、ファンは必ず視聴しましょう!続編を作ることを意識しているため、物語は当然のように途中で終わります。最後に次回の登場キャラクターも写し、スタッフはやる気満々の様子。次回作もきっといい作品になるかと思います。期待して待つことにしましょう!

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