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【映画感想】通称「あの花」!某有名アニメとは全く違います!

■映画名

あの花が咲く丘でまた君と出会えたら

■鑑賞日

令和6年3月24日

■個人的点数

75点 前評判で期待し過ぎたかも

■概要

もともとはノーマークの映画だったものの、なかなかのロングラン公演に加え、評価も良い上にダメ押しの友人からの強い勧めで観に行ってみました。最初から期待値が爆上がりをしているため、逆に心配になるという謎現象です。
作品内容は「現代の女子高生が太平洋戦争中の日本にタイムスリップし、特攻隊員と恋に落ちる。」といった結構ありふれたものです。結論から話しますと・・・やっぱり期待値を上げすぎましたかね。悪くないですけど、内容はサラッとしている感じを否めませんでした。ただ、つまらなくはないですよ!期待値調整を誤った、結果です。汗

■徒然なるままに

◎タイムトラベルはいいですね!けど~

タイムトラベルとかタイムリープとかの作品・・・大好物なんです。今作品もタイムトラベルを使った作品と聞いて、ワクワクが止まらない状態で観に行きました。しかしながら・・・ちと違うかな?というのが率直な感想です。
まず、主人公の慌て方に違和感。いや、ちょっと落ちすぎ!慌てるのは最初だけで、結構すぐに馴染みます。なんとなく現実味がないというか感情移入できないというか、そんな印象を受けてしまいました。

◎未来の知識を使いましょう!

こういうタイムトラベルを題材にした作品は、未来の知識やアイテムを駆使して活躍するのが王道です。今作はそういうのは皆無です。主人公は制服くらいしか持ち物もなく、あまりに無力な女子高生です。あくまで庶民という立場で事件に巻き込まれたら。という想定はアリだと思うものの、映画というエンターテインメントにおいては少々物足りなさを感じてしまいます。

◎恋愛物?戦争物?

軍国主義であった当時の日本と、民主主義である現代日本の思想におけるギャップは、しっかりと描いています。しかし、恋愛映画と戦争映画の両方に重きを置いたと思われる作風のため、どちらも軽い描き方になってしまっています。もっとも、自分のように太平洋戦争を題材にした映画を何本も観てきた人間だからこその感想かもしれません。

◎もう少しエンディングを楽しみたかった

最終的な結末も結構あっさりしています。タイムトラベルを題材にした映画の肝になるのはこの辺りと考えているため、肩透かしを食らいました。もう少し、味のあるエンディングにも出来たとはずなのに、ちょっと残念な気分です。ただ・・・福山雅治さんの主題歌は作品にマッチした良い楽曲で、とても良かったです。

◎普通に戦時中のロマンス映画でもOK?!

端的に言ってしまうと、主人公をタイムトラベルさせる必要性はあまり感じなかったというわけです。(タイムトラベルの要素を外してしまうと、ありきたりの話になってしまうけども)
色々と煩いことを書いたものの、結構楽しかったです。素直な気持ちで観ることが出来るなら、万人に楽しんでもらえる作品ですよ!

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