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自分がリーダーだと思い込むこと(diary173)

こんにちは!丹路です。
今日は日曜日の投稿です。

自分の意思を仕事に取り入れるというのは案外難しいものです。
「指示されたことに対して動く」これがぶっちゃけ一番楽なこと。ただし、世の中的には求められなくなっていく)特にスタートアップやベンチャーは)のも事実。意思ややりたいという思いは自分の業務と照らし合わせたときに「メリットがある」と思うからこそ生まれるもの。
生まれるにはインプットや学びや知見が必要なので、結局は日々の在り方や姿勢から積まれていくものだと思います。
学びを止めずに進むことは簡単なようで難しく、そして尊いものです。

さて、本日は"自分がリーダーだと思い込むこと"です。

上記にも記載したように、組織に属している中で、指示れたことに対して動くことが一番楽だとお伝えしました。
しかし、上長も全て部下の行動を見れているわけではありません。
だからこそ、数字進捗に対してどういう動きが良いのか、何を取り組むべきか、お金をかけるべきか、自分がリーダーとなって取り組む必要があります。

例を出すと、今年の3月にあった、野球・WBCです。
決勝でアメリカに3対2で勝利し、14年ぶりに世界一となった侍ジャパンですが、大谷翔平選手を筆頭にメジャーリーガーも集結し、各メディアで「ドリームチーム」や「史上最高のメンバー」と言われるほど、素晴らしい選手が揃っていました。
栗山監督はWBCのために様々な球団から集まった個性的なメンバーを、僅か1~2ヶ月で「史上最強」と称されるほどのチームに育てあげました。
これらの情報を見ると、日本が優勝できたのは、個人スキルの高い選手が揃ったこと、そして名将と呼ばれる敏腕監督が統制を図ったからだと結論づけることができそうです。

しかし、それだけが勝因なのでしょうか。
今回、栗山監督は選手一人ひとりにセルフリーダーシップを発揮するように促していました。
それを受けるように選手達は優勝に向けて自分の役割を全うした、実は、侍ジャパン優勝の鍵は、栗山監督が仕掛けたチームのリーダーシップのあり方だったと思えるのです。
各々がリーダーシップを発揮し、与えられた課題や役割を自身で認識し、それらを実現するために主体的に行動することを課していたのです。

「キャプテンは決めません。全員が『俺がキャプテンだ』と思ったらプレーは変わるはず。チームがジャパンじゃない。あなたがジャパンなんです。誇りと、チームを引っ張る気持ちでやってください。年齢も、実績も関係ない。」

名言ですよね。


あえてキャプテンを置かないという判断が、選手のバックグランドに関係なく、各々がセルフリーダーシップを発揮する状況を作ったのです。
そして、一人ひとりがセルフリーダーシップを発揮したこと、すなわち自分に課せられている役割や期待を認識し、それに応えるよう行動したことで日本は優勝できたのではないでしょうか。

じゃあ上司次第じゃん、、、と思う方もいます。確かに上司次第のところもあります。
しかし、組織との違いは、今回のWBCみたいに目指すものが"優勝"ではなく、"mission・visionの長期的な視点"になることです。
常に上司がmission・visionを発信し続け、そこに行動を紐つける動きを管理していればもちろん強いでしょう。
しかし、現実はそうではありません。だからこそ、各々がリーダーだと思い込み、今やっているタスクや業務がどこに向かって何を指しているのか、そして取り組むことでどうなっていくかを認識する必要があるのです。
上司がいれば、それに従う人であれば良い、、、ある種組織の形かもしれません。しかし、それだといざ会社がなくなった時自分の武器がなくなります。自主性・主体性を持ち行動する、これらは絶対に今後必要になります。

栗山監督は選手に期待し、信じていました。
期待されている選手ははそれに応えようとする気持ちが芽生え、結果的に自分の役割を果たすことができました。
これもWBC優勝の大きな要因になっていると思います。
このように期待することが、選手一人ひとりのセルフリーダーシップ発揮に繋がっているのも事実です。

上司も人です。人によって指導方法は大きく異なります。
だからこそ、今与えられている役割以上にリーダーの自覚を持ち、今以上の成果を出して自分自身に期待する、そうすることでリーダーの自覚が出てくるのでは?と思います。
組織に1人でも2人でも自覚を持っている人が多い方が強いですから。必ず。

また来週!

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