ネット上で戦うことの意味

ガストのホッピーで酔っ払って怪我したミドラーのNIREです。

外2瓶で中10杯飲んだみたいです。

ここ最近、コロナウィルスの話だったりフェミニストの話が盛んだったりしますね。
たまにTwitterで触れたりすることもありますが、なるべく触れないようにしています。

触れない一番の理由は、批判しあうその戦いのゴールが恐らく空しいものだと思うからです。

フェミニストの話、というか最近ではラブライブ!の話が話題になってますよね。
ラブライブ!のパネルに「鼠径部に不必要な影があり女性を性商品として扱うものである」と指摘をした問題。

ちなみに、NIREさんはラブライブ!大好きだし、今回話題になったことが理由で沼津でのパネルが撤去されたのであれば、悲しすぎます。

悲しいので、ジェンダー論を唱えている方に対して怒りたくなる気持ちも重々分かります。

分かるんですが、ジェンダー論側の気持ちにもなってみると、異を唱えている理由も分からなくはなかったりします。あくまでそちらの気持ちを考えた場合です。

多分お互いの話ってどこまでいっても基本的には平行線だと思うんですね。
思想とかの話って、いくら正論をぶつけても簡単に変わるものでもないし、その思想自体も基本的な考え方はとてもいい思想だったりするし。

どちらも自分を正しいと思っていて、悪いことをしようとしているわけでもない。お互いがお互いに、相手のことを正そうと、良いことをしてあげようとしている。

戦争も似たようなことありません?
お互いが良かれとやっていることが、相手にとっては不快なことで、その積み重ねが戦争に繋がってたりする。

戦争が無くならない理由について、キングコング西野さんの著書「魔法のコンパス」の中で、タモリさんが面白い答えを仰っています。

戦争が無くならない理由は、人間の中に『好き』と言う感情があるからだ。
『LOVE&PEACE』という言葉があるけど、LOVEさえなければ、PEACEなんだ。ただ、『好き』がない世界というのも、ツマラナイだろう?
難しい問題だよ、これは。どうしたもんかね?

鳥肌ものの答えですよね。
まさに仰る通りだと思っていて、感情が無ければ戦争なんておきっこない。
感情、というか『好き』という感情があるから戦争などの争いが起きるわけなんですよね。

上で書いた通り、今回のフェミニスト問題もお互い本気で正しいと思ってやっていて、相手にちゃんと伝えたいという気持ちがあるはずなんですよね。
でもそこからうまく伝わらないことが続いていくと、だんだん感情論になっていき、叩き合いが始まっていくんだと思います。

戦争がなかなか無くならないように、こういう話も基本的には無くならないことだと思うんです。
今回の戦いも、正直個人的にはラブライバーの味方ではあるんですが、この戦いにゴールは無さそうなのと、勝ったところで空しい気持ちになること請け合いなので、戦いに参加するつもりはありません。

不毛な戦いが始まってしまったらそれはもう戦いたい人同士で戦っていただいて、NIREさんはそんな戦いに参加したいわけじゃなく、そんな戦いが起こりづらくするようなことをしたいんですよね。

そんなのどうすればいいか分からないんですけど、どうすればいいか分からないからこそ不毛な戦いに参加してる場合じゃないんです。

戦いに参加することに時間を使うんじゃなくて、戦いを無くすことに時間を費やす。
NIREさんの考え方は、こういう考え方です。

一人でも多くの人が戦うことじゃなくて戦いを無くすことに時間を使いだしたら、それはきっと素敵なことになるんじゃないかなぁ、って思います。
そうなったらいいなって考えるだけじゃなくてね。

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