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【全文無料】コナンカードゲームの基礎講座

みなさんこんにちは。
にらと申します。

普段はワンピースカードのnoteを執筆していますが、今回は5月4日からサービスの開始するコナンカードについて語っていこうと思います。

コナンカードをプレイしようと思っているけどカードゲームの経験がほとんどなかったり、久々にやるという方はぜひお読みいただければと思います。


はじめに

実際の内容について触れていく前に、コナンカードを取り巻く環境について語りたいと思います。

著名な有名人やYoutuberがプレイしていたり、動画で紹介したことによりTCGは日陰者の趣味からある程度開かれた趣味へと変わっています。

私はかれこれ10年近くもTCG界隈にいる太古のオタクなわけですが、その私からしてもここ1〜2年の新規勢の増加には目を見張るものがあります。

そしてそれは今回サービスが開始するコナンTCGについても同様です。

XでコナンTCGをやろうとしているツイートを見る限り、約半数は久々ないしは初めてTCGに触れるコナンファンではないかなという印象を受けました。

一方で、既存のTCGプレイヤーの参入は比較的少ないと言えます。

これはコナンTCGが現状カジュアルの大会しか開催予定がないことに起因しています。

良くも悪くも優勝を目指す大会の詳細が明かされていないので、所謂賞金稼ぎのプレイヤーが存在していないのです。

カジュアルプレイヤーに優しい素晴らしいゲームですね。

しかしこれにより「勝とう」とするプレイヤーが少数という現状があり、どういう風にデッキを組めば良いかやどう戦えば良いかというのを知る機会を得にくいという事態に陥っています。

そこで今回は、人並み以上にTCGに触れてきた私が少しでもTCGに新規参入した方々の力になれるように「コナンカードで勝つための基礎」について解説していきたいと思い立ったわけです。

ぜひ一緒に考察し、コナンTCG界隈を盛り上げていきましょう。


尚、これまでに私のnoteをお読みいただいた方ならご存知と思いますが、私は特別良い成績を収めたりしているわけではないのでこの記事の内容が正しいという保証はありません

あくまで無料クオリティですので盲信しないようにだけご注意ください。



コナンTCGを解剖する

まずはコナンTCGのゲーム性について注目し、理解を深めていきたいと思います。

勝利条件

このゲームは証拠を7(6)枚集めてパートナーをスリープにすることで事件解決・勝利することができます。

「規定数の証拠を集める」これこそが勝利に必要な条件です。

漫然とプレイしているとキャラを出すことに注力してしまい、証拠集めという目的が見えなくなってしまうこともあるので注意しましょう。


キャラの役割

パートナーも証拠を集めることはできますが、事件解決に向けて効率的に証拠を集めるために現場に優秀なキャラを集めることが事件解決への近道になります。
素晴らしい原作再現ですね。

もしお互いが自分の証拠を集めることだけに注力すれば一瞬で事件解決を迎えることができます。

しかしコナンカードはそんなに単純なゲームではありません。

相手の事件へのアクションしたり相手の現場のキャラをリムーブすることで相手の妨害をし、自分だけが事件解決に向けて前進することができるようになっています。

如何に相手を妨害しつつ自分の現場を形成して有利に進めるかがコナンカードの本質とも言えるでしょう。


キャラの価値

標準的なキャラクターはコストに関わらずLPが1以上で設定されています。

元太より推理できない探偵がいるらしい…


これにより相手にミスリードのキャラがいない限りは現場に残ると毎ターン証拠を供給することが可能です。

証拠1つと毎ターン証拠を確保できるキャラであればキャラの方が価値が高いのは明白。

つまり、一般的には証拠よりもキャラを生存させることに重点を置くことが求められます。

以下のようなプレイを心がけていきましょう。

1、相手のキャラがレストしている時は事件よりキャラを優先してアクションする

相手にとっても証拠<キャラなわけですからアクションする優先度はキャラの方がい上です。

2、事件へのアクションをパワーの小さいキャラでガードしない

次のターンにそのキャラで推理(事件にアクション)すれば証拠は元通りです。
ガードするのは勿体無い…


ただし、ご注意していただきたいのはこれらはあくまで「基本的」な場合の話です。

自分や相手の証拠が規定数に達しそうな場合や、他にガードできるキャラがいる場合など例外的な瞬間も多くあります。

思考の出発点は「キャラが大事」として、そこから「でも…」というように展開していきましょう。


破格の8レベルキャラ

通常、カードゲームでは高コストのカードの方が強くデザインされます

具体的には「3コスト+5コストよりも8コストの方が強い」といったイメージです。

低コストでは使えないという「汎用性」の低さを代償に強大なカードパワーを持つように設定されているのです。

これはコナンカードにおいても同様のことが言えます。

例えば最も標準的な8レベルのカードがこちら。

これを「8000以下リムーブ」と「8000でLP2のキャラ」という要素に分けます。
8000以下リムーブについては5レベルのイベントが最適でしょう。


残りの3レベルでキャラの要素を担わないといけないわけですが、どうやっても「8000でLP2」の条件は達成できなさそうです。

とはいえ、実際はコナンカードにおいて1ターンに使用できるカードは1枚のみ。
純粋に3+5と8を比べることはできません。

ここでお伝えしたいのは、レベルの高いカードであればあるほど1レベルあたりの能力が高くなっていくということです。


現状のカードプールでは最高レベルは8。
このレベル8のカードを上手く運用することが事件解決への大きな鍵となります。


さらにレベル8のカードには特筆すべき特徴がもう一つあります。

それは除去と展開を同時に行えるということ。

先ほどの例を用いれば、8新一は1回のカードのプレイで相手の8000以下のキャラをリムーブし、かつAP8000・LP2のキャラを場に出すことが可能です。

一方で蘭の一撃を使う場合では現場にキャラを出すためにネクストヒントを使う必要があるわけです。

ファイル数をキープするという観点でもレベル8のキャラは他と一線を画した性能を持っているわけです。


ファイルの管理

前の項目でレベル8のキャラが如何に強いかについて解説しました。

コナンカードの勝敗はレベル8のキャラをどう展開し、相手のレベル8どどういなしていくかが握っていると言っても過言ではありません。

では、まず相手のレベル8のキャラをどうすれば除去できるかについて考えてみましょう。

1弾のカードプールで相手のレベル8を処理できるキャラは以下の通り。


ご覧の通り、全てレベル8のキャラです。

他の手段は”蘭の一撃”に代表されるレベル5のイベントのみ。



レベル8をレベル8で返す、これは問題ありません。

しかしレベル5イベントの場合は先に説明した通り、ネクストヒントを使わなければ展開を行うことができません。

ネクストヒントを使うということは次ターンの使用可能なファイルが減少することに他ならず、さらにレベル8をレベル8で返すことが難しくなります。

ファイルがアシスト込み7以下であればレベル5イベントでしかレベル8を除去できずに更にネクストヒントが必要になり…
といったような負のスパイラルに陥ってしまうわけです…

つまり、「相手のレベル8を処理できなかったりイベントで処理した方が不利になっていく」というのがコナンカードゲームの真実です。


※余談ですが発売前の時点で青コナンや白キッドの評価が高いのは相手のレベル8を対処できるレベル8が2種入っていることも大きな要因の一つです。


従ってファイルを維持するというのは勝敗を分ける重要な要素になります。

ではファイルはいくつあれば良いのでしょうか。

よく勘違いされがちなのが、「レベル8を出せるようにアシスト込み8ファイルを維持しよう」というものです。

レベル8のキャラは1ターンに1枚しか出てこないわけではありません。

アシスト込み8ファイルでは相手からレベル8が2枚以上出てきた場合に結局レベル5イベントをつかなわければ行けなくなってしまいます。

ネクストヒントからレベル8や7を使用できるように「アシストなしで8~9ファイルを維持」できるようにしておくと試合を優位に進められる場合が多いです。


ネクストヒントでレベル6のキャラを出したくなる気持ちも良くわかりますが、一旦我慢することが上達への秘訣です。



相手のプランを歪ませる

「ファイルを維持するようにプレイする」ことが勝敗の分かれ道。

ではもう一歩先へ進みましょう。

ファイルを維持するようにプレイすることが強いのであれば、逆に相手に「ファイルを維持させないようにプレイする」ことができれば勝利に近づくことが可能です。

相手に積極的にネクストヒントを消費させる最も有効な方法はリーサルを構える(事件解決できる状況を作る)事にあります。

例えば、相手の現場にAP1000、LP1のキャラがいるとしましょう。
あなたはネクストヒントを使って手札にある”蘭の一撃”を使用しますか?

もし相手(先攻)の証拠が0であれば使うことはないでしょう。
温存してこの後出てくるレベル8のキャラの処理に使いたいはずです。

ではもし相手の証拠が6だったら…?
使わなければ事件解決されてしまうため使わざるを得ません。

このように事件解決を仄めかし、相手に対処を強要させることができれば相手の「ファイルの維持」を歪ませることができます。


パートナーは推理しろ

事件解決できる状況を作るには証拠を伸ばすことが何より重要です。

そして証拠を伸ばしていくのに一番有効なのはパートナーの推理。

序盤からアシストして高いレベルのキャラを出したくなるかもしれませんが、基本的には推理した方が試合展開は有利になります。

アシストしたい場合は、そのキャラに「宣言 自分の証拠を1減らす」という効果がついていた場合でも本当にプレイしたいか考えてみてください。

何より前に述べた通りこのゲームはレベル8のキャラが最強です。
4を出そうが5を出そうが、5を出そうが6を出そうがレベル7、8のキャラに灰燼とされてしまうのがオチです。

パートナーを裏方に回したりせず、推理・活躍させてあげましょう。


デッキ構築

最後に簡単にデッキ構築について解説します。

実際にどう構築していくかは今後研究がなされていくと思うのでここでは基本の考え方についてだけ。

何度でも言いますが、このゲームはレベル8を中心に回っています。
レベル8のキャラは最高レベルではあるものの、他のゲームと違って1試合のうちに何度もプレイすることが多いです。

逆に低〜中コストのキャラはファイルが8に到達するまでの繋ぎと、最終盤に次ターンを考慮せずネクストヒントを大量に使うというような役割しかありません

自分のデッキがどのファイル数を維持して戦うことを前提とするのか考え、そのレベル帯のカードが厚くなるように構築していきましょう。



終わりに

最後までお読みいただきありがとうございました。

発売前に仕上げたかったので画像が少なかったり、文章が雑だったりします…
申し訳ありません…

今回はデッキ構築などを解説するというより、コナンカードがどういったゲームかというところに焦点を当てて書いてみました。

思考の根幹にあたるような部分である為、「具体的な場面でどういう動きをすれば良いか」のような実践的なアドバイスになっていないのであまり役には立たないかもしれません。

ですが、少しでもコナンカードをプレイする、或いはコナンカードに興味を持っている方の参考になれば幸いです。

noteに関係ある内容でもない内容でも、何か気になったり疑問に思ったりすることなどあれば是非XのDMにてご質問ください。
可能な限り返答させていただきます。(※返信遅めです、ご了承下さい)


このnoteもまだ発売すらしておらず、今日やっとルールが公開されたようなゲームについてなので間違っている部分もあるかもしれません。

ただ一つ、疑いのない真実はこのゲームが最高に面白いということです。

是非みなさんでコナンカードゲームを盛り上げていきましょう!!!


身体は大人、趣味は子供のカードゲーマーがお送りいたしました。


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