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誰も都知事選に興味がない理由
ネットでは都知事選で話題のようだが、ぼくは全く興味が湧かない。ぼくは長いこと東京都民だったので、もっと興味が出ても良さそうだが、一向に湧いてこないのである。
そして、ぼくの興味が湧かないということは、世間の関心も失いつつあるということだ。ぼくは子供の頃からアーリーアダプターの気質があって、流行のちょっと先を行く。だから、今から断言してもいいが、都知事選は盛り上がらない。マスコミは無理やり盛り上げ
仕事ができるとはどういうことか?
知り合いの子供が今年就職したという話を聞いた。そこで考えてみた。
就職するとき、人は何を考えるのか?
おそらく、「仕事ができるようになりたい」と考えるのではないだろうか。
そこで今回は、「仕事ができるようになるとはどういうことか?」ということを考えてみた。
まず、結論からいうと「問題解決ができるようになる」ということである。「仕事」とは「問題解決すること」である。だから「仕事ができるようにな
文化資本の蓄え方の本質
最近、ネットでは「文化資本」について語られることが多いが、それらを読むと、多くの人が文化資本について誤解していることが分かる。例えば、「美術館に行く習慣がある家に生まれた子供は文化資本が豊富」などと安易に考えがちだが、それは必ずしも正しくない。
なぜなら、そういう家庭環境で育った子供でも、文化資本が身につく者と身につかない者がいるからである。例えば全く同じ環境で育った兄弟でも、文化資本の多寡が極
自分に刺激を与えない
ぼくはなるべく料理に調味料を使わないようにしている。たとえば刺身はもう長いこと醤油なしで食べている。醤油なしで食べると魚の味が分かる。魚の味が分かるとより舌の感覚が鋭敏になる。舌の感覚が鋭敏になると美味しいものと不味いものの区別がよりつくようになり、これは健康にも好影響を及ぼすと考えている。
もっとみる小説を書ける人と書けない人とを分けるもの
このnoteというサービスには小説を書きたい人、あるいは実際に書いているが上手くいかない人が多いようだ。そういう人に向けたアドバイスの記事も溢れている。
そこでぼくも一つアドバイスを書いてみよう。ちなみにぼくは、日本でも上から数えて数番目くらいに自分の書いた「小説」が売れた人物なのだが、誰もアドバイスを求めに来ない。なぜだろうか?
小説を書ける人と書けない人の差は、嘘というもののとらえ方にある
「求められる人」になろうと思ってもなれない人は致命的な勘違いをしている場合が多い
求められる人になる方法について書きたい。求められる人とは何か? それは人から頼りにされたり、慕われたり、好かれたりするということである。世の中には、そういう人になりたいのに、なれなくて苦労したり、悩んだりしている人も多いのではないだろうか。
それで悩んでいる人は、基本的に「構造」が分かっていないのだと思う。人から求められるという状況の構造が分かっていない。だから、その構造が分かれば、もっと簡単に
みじめな人々が起こす次の「戦争」
「頂き女子」の事件が気になっている。なぜかといえば、今の世相の一つの象徴ではないかと思うからだ。ドストエフスキーなら小説の題材にしただろう。「頂き女子」はきわめて文学的な存在だ。
「文学的な存在」とは何か?
それはズバリ「みじめ」ということである。みじめこそ、文学の最も主要なテーマの一つだ。なぜかといえば、みじめという感覚は高度に人間的で、我々の感性に強く訴えかけるものがあるからである。
動物
コミュニケーションスキルについて
コミュニケーションスキルの話題が、ネットの耳目を集めることが多いように思う。それは、多くの人がコミュニケーションスキルの不足について悩んでいるからだろう。
もっとみる文化の廃れはなぜ起こるのか?
文化は廃れる。それは昔からで、景徳鎮の陶器がいかに素晴らしいものであっても今はもうない。なくなるときは呆気なくなくなるのだ。
ぼくが生きてる間には、新聞、出版、本屋、レコード(CD)ショップ、ラジオ、テレビ、ゲーム、レンタルビデオなど、いろんな文化が廃れてしまった。他にも挙げたらキリがないと思う。
TSUTAYAなどは本当に大変だったと思う。事業の3本柱であったレンタル、出版、レコード(CD)