なぜ小説は読まれなくなったのか?
ぼくは1968年の生まれだが、子供の頃から本が好きだった。なぜかというと、小学2年生のときに読んだ『ドリトル先生』が面白かったからだ。また、やっぱり小学2年生で読んだ『ドカベン』も面白かった。それで、小説とマンガの面白さに目覚めたのだ。
ぼくが小学2年生のときは8歳なので1974年である。そのときは東京都日野市の京王線高幡不動駅に住んでいた。駅前に当時新しく「京王ストア」という名の商業ビルが建てられて、その一階と二階に入っている啓文堂書店という本屋によく行ったものだ。そこの