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介護事業者の今年の倒産件数が「過去最悪」で推移、「他産業との賃金格差が広がり……」

*「最適な介護」を実現するための情報紙*
_/_/_/_/_/日本介護新聞ビジネス版_/_/_/_/_/
*****令和6年5月14日(火)第1221号*****

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介護事業者の今年の倒産件数が「過去最悪」で推移、「他産業との賃金格差が広がり……」
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 介護事業者の今年の倒産件数が「過去最悪」のペースで推移している。大手信用調査会社の東京商工リサーチは昨日(5月13日)「2024年1~4月の老人福祉・介護事業(=介護事業者)倒産件数」の調査結果を「51件」と発表した。

 「51件」のうち訪問介護が「22件」、通所介護・短期入所が「19件」と、この2業種で全体の8割を占めた=グラフ・東京商工リサーチHPより。赤色の下線は弊紙による加工。これまでの1~4月の最多は2020年の「43件」。通年(1~12月)では、昨年(2023年)の倒産件数は122件で過去2番目、過去最多は一昨年(2022年)の143件。

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