音任任三郎

社会生活では何処にも居場所がない余りものの部屋です。 小説や散文を書いています。 友人…

音任任三郎

社会生活では何処にも居場所がない余りものの部屋です。 小説や散文を書いています。 友人が撮った写真も素敵なので気軽に覗いて行ってください。 創作系の人と繋がりたいです。

最近の記事

ファンタジーを書きたいときは生成AIにイラストを描いてもらえば足りない想像力を補完できるのか。なるほど。皆もうやってるのかな。便利な時代だ。

    • 腐れ縁だから

      君と出会って、何度目かの夏が来る。 良いことも、悪いことも。 交わることも、交わらないことも。 僕たちには、それぞれの人生があった。 君は時折、思い出したかのように言う。 どうしようもないよね そうはぐらかす僕を見て、君は満足気に、そして寂しげに微笑む。 きっと君には全部分かっている。 どうしようもなくても 僕は、君を探しに行く。 見つけたところで どうしようもなくとも。 青ブラ文学部の少し艶めかしい雰囲気が好きです。  投稿者さん達の独立独歩な感じも。

      • 帰りたい場所

         ここは何処だ。  私はただひたすらに階段を上っている。足下の他は墨を垂らしたような闇。湿った生ぬるい風が肌を舐め上げていく。そしてこの、酷い悪臭。至る所で何かが腐っている。それは決して妄想ではないだろう。後ろだけは決して振り返るまい。強迫観念にも似た感情が私を支配する。  私はポケットの紙片を撫でる。  この怖気を震う世界において、たった一つの拠り所。  これが何かは分からない。ただ、何処かで誰かに言われたことは覚えている。  これを肌身離さず持っていること。そうしたらきっ

        • とても素敵な物語を書く人を見つけたので思わずフォローしてしまった。同じ土俵では勝負にすらならない。己と比べて自己嫌悪しようかとも思ったが、これが物語なのだな、凄いなぁ、素敵だなぁ、との思いが勝った。 僕のは物語ではなく、心情描写ばかりで色や景色は写真で補ってるからなぁ。

        ファンタジーを書きたいときは生成AIにイラストを描いてもらえば足りない想像力を補完できるのか。なるほど。皆もうやってるのかな。便利な時代だ。

        • 腐れ縁だから

        • 帰りたい場所

        • とても素敵な物語を書く人を見つけたので思わずフォローしてしまった。同じ土俵では勝負にすらならない。己と比べて自己嫌悪しようかとも思ったが、これが物語なのだな、凄いなぁ、素敵だなぁ、との思いが勝った。 僕のは物語ではなく、心情描写ばかりで色や景色は写真で補ってるからなぁ。

          次回のお題は『帰りたい場所』ですって。先程思い立って2000字強でがっと書いてしまったが、明日読み返したらまた葛藤するのだろうなぁ。こんなものを世に出して良いのか、と。 それにしても明るい物語を書いてみたいものだなぁとウィスキー片手に思う夜更け。 もう眠ろう。

          次回のお題は『帰りたい場所』ですって。先程思い立って2000字強でがっと書いてしまったが、明日読み返したらまた葛藤するのだろうなぁ。こんなものを世に出して良いのか、と。 それにしても明るい物語を書いてみたいものだなぁとウィスキー片手に思う夜更け。 もう眠ろう。

          君に届く?(#君に届かない)

           あの日、君は飛び降りた。  僕の留守中。二人で暮らした古いマンションの一室。その最上階の一個上。屋上の片隅に綺麗に揃えられた靴。争った形跡は皆無。簡単な現場検証の結果、警察はそれを自殺と断定した。  自殺。  形だけだから、と受けた取り調べ。午前3時を過ぎた辺り、担当の刑事さんがくれた一本の煙草。久しぶりだから噎せるかな、と思ったけれど、勝手に溢れ出す涙が気管支の拒絶反応を上回ったらしい。吐き出した煙が僕の視界に白く、靄をかけた。  君は所謂、心の弱い子だった。  僕が守

          君に届く?(#君に届かない)

          今週のお題もやはり圧倒的に暗くて、どうも僕には明るい話が書けないなぁ、死に囚われ続けているなぁ……とラムを飲みながら……いや、もしかして酒かね? 酒がそうさせるのかね?

          今週のお題もやはり圧倒的に暗くて、どうも僕には明るい話が書けないなぁ、死に囚われ続けているなぁ……とラムを飲みながら……いや、もしかして酒かね? 酒がそうさせるのかね?

          自分的に不動の推し順位があるんですよ。 1位:風柱・不死川実弥 2位:岩柱・悲鳴嶼行冥 3位:音柱・宇髄天元 昨夜の風柱戦闘シーンは素晴らしかったです。これから悲鳴嶼さんの登場シーンが多くなるので楽しみです。

          自分的に不動の推し順位があるんですよ。 1位:風柱・不死川実弥 2位:岩柱・悲鳴嶼行冥 3位:音柱・宇髄天元 昨夜の風柱戦闘シーンは素晴らしかったです。これから悲鳴嶼さんの登場シーンが多くなるので楽しみです。

          次回のお題は『君に届かない』です。 #青ブラ文学部 に参加したいと思います。こういう投稿企画、他にも色々あるのかな。noteの記事の見方が未だ良く分かってないので、知りたいなぁ。

          次回のお題は『君に届かない』です。 #青ブラ文学部 に参加したいと思います。こういう投稿企画、他にも色々あるのかな。noteの記事の見方が未だ良く分かってないので、知りたいなぁ。

          よく書けたと思っても、何度も読み返すうちに粗が見える。疑問が湧く。論理破綻を発見する。 一度脳内から手放した作品を弄るのはとてもしんどい。けど才能がないならば積み上げるしかない。 同じ物語を、何回も書くしかないのだろうなぁ……

          よく書けたと思っても、何度も読み返すうちに粗が見える。疑問が湧く。論理破綻を発見する。 一度脳内から手放した作品を弄るのはとてもしんどい。けど才能がないならば積み上げるしかない。 同じ物語を、何回も書くしかないのだろうなぁ……

          「今日の私を、ずっと覚えていて。」(春・切断・誕生)

          「私を、撮ってくれない?」 先輩にそう声をかけられたのは、春のただ中のことだった。  僕は先輩に焦がれ続けてきた。長く艶やかな髪。透き通るような肌。鈴を転がすような声音。  それは恋だっただろうか。よく分からない。ただ、ずっと思っていた。この人を、撮ってみたい。その瞬間を切り取って、僕の写真の中で永遠になってほしい。だから願ってもないことだった。 「僕で良いんですか?」 先輩は何も言わず、ただ、曖昧に微笑む。  その夜、僕たちは初めて、二人で飲みに行った。サークルの飲み会で

          「今日の私を、ずっと覚えていて。」(春・切断・誕生)

          あんなに熱量をもって書き上げたつもりなのに、読み返してみると淡々としてるの何でだろう。役者不足なのかな。

          あんなに熱量をもって書き上げたつもりなのに、読み返してみると淡々としてるの何でだろう。役者不足なのかな。

          次のお題

          春も終わろうという季節に何を…… 前回上手く行かなかったので、今回は頑張りたいと思います。 しかし、短編としての体裁を整えてオチをつけるのは何とも難しいことですね。

          上手くいかない、と思いながら書き続けるのは苦行でした。放り投げたら楽だろうけど、成仏できない物語をまた生み出してしまうことになる。辛いけど書き終えるのも大事なんだと思う。

          上手くいかない、と思いながら書き続けるのは苦行でした。放り投げたら楽だろうけど、成仏できない物語をまた生み出してしまうことになる。辛いけど書き終えるのも大事なんだと思う。

          此岸の果て(通話・寿命・窓)

           死神は探している。  街を彷徨って、次の贄を探している。  魅入られた人間は、彼に呼ばれて、二度と帰ってこない。  この地獄は、いつまで続くのだろう。  地獄。いや、これは現実で、どうしようもないほど現実で。何か一つでも良い方向に歯車が回ってくれていれば、もう少し救いがあったのかも知れない。  でも救いってなんだろう。この現実から、いつか誰かが、掬い上げてくれるかも。いつかって、いつだろう。誰かって、誰だろう。誰を頼れば良いのかな。いつまで待てば良いのかな。自分で行動すべ

          此岸の果て(通話・寿命・窓)

          最近たまーに創作系の方からイイネいただけたりフォローしていただくことがあります。とても幸せだなぁ……ありがたい……

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