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#43 食の嘘を理解すれば様々な『氣付き』『思考』が芽生える。

食の嘘が解れば様々な嘘が見えてくる。
歴史、教育、医療、政治、メディアなどなど。

今日の『思考』

前回、遺伝子組み換え食品(GM食品)について触れましたが今回

遺伝子組み換え食品(GM食品)ゲノム編集食品(GE食品)の違いについて少しだけ。

・遺伝子組み換え食品(GM食品)は新たに遺伝子を入れる
・ゲノム編集食品(GE食品)は元々ある遺伝子を切る

・遺伝子組み換え食品(GM食品)は表示義務がある
・ゲノム編集食品(GE食品)は表示義務がない

・遺伝子組み換え食品(GM食品)は安全性の審査が義務である
・ゲノム編集食品(GE食品)は安全性の審査は必要なし

2019年10月から開始されたゲノム編集食品(GE食品)を消費者は知らず知らずに購入し食べているかもしれません。

ゲノム編集食品

日本のゲノム編集食品(GE食品)について
下記のタイトルで世界に紹介されています。

20/12/12 遺伝子編集された「スーパートマト」を日本が承認。しかし、それを食べる人はいるのだろうか?

ゲノム編集技術を用いて作られた食品が、日本の食卓に初めて登場することに厚生労働省は、筑波大学と筑波大学発のベンチャー企業であるサナテックシードが開発したトマトの生産と販売を承認した。

このトマトには、血圧を下げる効果のあるアミノ酸、GABAが通常の5倍含まれており、遺伝子に(これらの生産を制限する)手を加えることで実現しています。

広島大学教授で日本ゲノム編集学会会長の山本隆司は、「今回の承認は、日本の品種改良にとって大きな一歩となる」と述べています。

この他にも、日本では大学や公的研究機関が中心となって、稲の高収量化鯛の肉質向上低アレルギー性卵の生産などを目的としたゲノム編集プロジェクトが行われています。

鯛(左

近代大学水産養殖研究所で遺伝子編集された鯛(左)

ハウス食品グループは、ゲノム編集野菜の研究を行っていますが、これは「技術的な理解」を目的としたものであり、ゲノム編集食品を市場に出す予定はないとしています。ケチャップやトマトソースで知られるカゴメも、自社の研究では同様の姿勢をとっていると掲載。

東京大学が約1万人を対象に行った調査によると、編集された作物や動物性食品食べたくないと答えた人は4~5割食べてみたいと答えた人は1割にとどまっています。

ゲノム編集に抵抗のある消費者の選択を確保するためにも、『ゲノム編集トマト』だと分かる表示ラベルも考案したと、消費者の選択に配慮した販売戦略を強調している。

ゲノム編集の高GABAトマト 苗を21/5月中旬から配布


ゲノム編集による豚の耐病性向上技術も確立されています。(スコットランド)18/7/31
呼吸器・生殖器症候群により繁殖不全や子豚の下痢、肺炎、死亡率の上昇な防ぐため。
GE豚を使った製品が英国市場に登場するには、規制当局の完全な承認を得る必要があるとしています。

世界各国、数多くあるゲノム編集食品企業の極一部。

病害に強いバナナ、カフェインを低減したコーヒー品種
トロピックバイオサイエンス社

除草剤・病害耐性のあるナタネ、イネ、ジャガイモ、除草剤耐性のある亜麻、健康に良い油を使ったナタネ Cibus社

味、日持ち、オフシーズンの入手のしやすさを向上させたラズベリーブラックベリー ペアワイズ社

高オレイン酸・低リノレン酸大豆、冬用オート麦、高繊維質小麦、高飽和脂肪大豆(パーム油代替) Calyxt社

米国のCrisprという新しい遺伝子編集ツール(他にもあります)は、ある生物から別の生物へ新しい遺伝子を移すことなく、同じ効果を得ることができます。
遺伝子編集は、遺伝子組み換え作物を作るよりも簡単で、安価で、迅速に行うことができます。

米国の規制当局は、これらの植物には外来のDNAが含まれていないため、遺伝子組み換え作物に必要な厳しい規制や何年ものテストは必要ないとしています。

しかし、欧州連合(EU)の高等裁判所は、遺伝子編集された植物を遺伝子組み換え作物と同じように規制することを認める判決を下しています。

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ゲノム編集された食品は各国で規制基準が異なるのが現状です。

しかし、安全性や信頼が得られないまま規制が緩和されてしまえば不自然なものを大量に受け入れ、現段階で日本は表示義務さえないため、知らず知らずに輸入された物を食べてしまうことになるかもしれません。

消費者が、ゲノム編集食品(GE食品)を選択できる環境すら整えられていないのが現状です。


皆様は、ゲノム編集食品(GE食品)を氣にせず食べますか?


21年7月21日 英国 食品基準庁FSA(Food Standards Agency)では
ゲノム編集された食品に対する消費者の認識将来の表示の可能性を理解するための科学研究プロジェクトが行われています。

消費者のゲノム編集食品(GE食品)に対する認識を把握し、後の食品政策に役立てるために2,066名の英国消費者を対象としたオンライン調査が行われました。

調査結果
・消費者のゲノム編集食品(GE食品)に対する認知度は非常に低く、知識も少ない傾向にあった。

知識のある消費者遺伝子組み換え食品(GM食品)よりゲノム編集食品(GE食品)受け入れていた。あるいは受け入れるようになった。

・遺伝子組み換え食品(GM食品)よりゲノム編集食品(GE食品)の方が受け入れやすいと考える傾向にあった。しかし安全性、動物愛護の観点から GEを動物に適用するよりも植物に適用する方が受け入れやすいと感じていた。

・ほとんどの消費者は、ゲノム編集食品(GE食品)を遺伝子組み換え食品(GM食品)とは別に規制することが適切であると感じている。同時に、規制は遺伝子組み換え食品(GM食品)と同様に徹底されるべきだと感じています。

・消費者は、ゲノム編集という用語を用いてGE成分の存在を消費者に情報提供する必要があると感じた。

・消費者は、もしGE食品が英国市場に出回るようになったら、徹底した規制と透明性のある表示とメディア等での幅広い情報キャンペーンを望んでいる。


日本ではゲノム編集食品(GE食品)の存在すら知らないかたが大多数ではないでしょうか。
ゲノム編集食品(GE食品)というものが存在している事実を多く広めると共に、安全性、透明性を図ってもらいたいと思っています。

現在、ゲノム編集による植物の改良が急ピッチで進んでいます。

これらにより農薬は必要なくなるかもしれません。現に農薬を取り扱う大手バイエル社(グリホサート)は、2023年代替有効成分に依拠した新処方に置き換えると発表しています。


将来的に農薬や遺伝子組み換え食品(GM食品)を無くす代わりに、ゲノム編集食品(GE食品)を普及する。
これも何か違うような氣がするのは自分だけでしょうか。


技術者や科学者や起業家の名誉のためではなく、私達が食べるものは、先人たちが長い間培ってきた、自然な栽培方法で自然な物を食べるという原点に帰るべきではないかと思います。


個人的に不自然なものに安全性は無いと思っています。


ゲノム編集食品(GE食品)遺伝子組み換え食品(GM食品)の違い安全性、透明性について

一緒に思考しましょう。


マガジンでは、自分のために作った安全な(有機食、無添加、オーガニック、無農薬)食品図鑑を以下の様な形式で掲載しています。

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