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従弟会

 昨日の昼、当家の東京地区従弟会を開催した。出席は、私の父方の従弟8名、場所は御徒町の吉池食堂、会費は一人2000円とし、不足分は幹事(私)が補填する。いずれも幹事の独断で決定。男性4人、女性4人でバランスがいい。60代の女性が2名、後は全て70代、最長老はわが姉、来週大台に乗る。次が私で、先日喜寿になった。
 
 姉とは10年以上会っていなかった。時々メールを交換しているから状況は確認しているが、顔を見ると(予想通り)かなりなもの、背は(相変らず)低めで体つきはふくよか。それでも未だに毎週テニスをしているそうだから、完全に負けている。
 
 私の父の弟と母の妹が結婚しておりその息子(Tちゃん)と娘(Ⅿちゃん)も出席した。普通の従弟より血縁上近いこともあり、子供の頃はよく一緒に遊んだ。Ⅿちゃんは音大卒、家でピアノを教えてかなりな収入を得ていたと聞いている。Tちゃんは工業大学だが趣味のクラシックギターに熱中していた。父親は絵が好きで、会社を定年退職した後は専ら風景画を描いて優雅に過ごしていたが、50代で胃がんの手術をして62歳で血友病を患い亡くなった。母親は70代で脳梗塞を患い半年間意識不明の末に亡くなっている。
 
 ⅯちゃんとTちゃんがその頃の内情を色々話してくれる。母はとてもだらしなかった。家事を殆どせず、家は全く片付かない。どこかに出かけて麻雀をすると少なくともその日は帰ってこない。家事は専らⅯちゃんが行い、ピアノも弾かねばならず大変だった。麻雀中に倒れて、そのまま意識がなく、回復の見込みがないのに、無理やり半年間生かされていたのは何の意味もなかった・・・・云々。
 
 Tちゃん曰く、自分は両親を反面教師にして、麻雀などせず、ゴルフも40歳で止め、毎年健康診断もきちんとしてきたが、最近、和田茂樹「80歳の壁」を読み、自分も80代になったら健康診断は完全に止める。延命治療は絶対に受けないとのこと。しかしながら、母のように好きな事に熱中して倒れ、そのまま逝くのは理想的な死に方だ、自分もそうありたいとのこと。これには全員異論なく納得した。

5人が特上北海飯を注文、絶品!


 

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