バリ島ゆったり3週間一人旅⑥ 【お猿の森に行ってきた】
モンキーフォレスト(お猿の森)は、バリ島ウブドでは最も人気のある観光地の一つ。地図で確認すると、私の泊まっているゲストハウスから歩いて30分。
両側におしゃれなブテイックやレストラン、ヒンズー教の寺院などが並ぶ通りを歩いたが、予定30分の経路だったはずが、1時間かかった。バリの気温は30度、それに湿気があるので汗だく。タラタラと歩くのが精一杯だ。それに、右折する場所を通り過ぎてずいぶん歩いてしまった。この暑い日に、体力を無駄に消費してしてしまった。
園内地図はアプリをダウンロード
無事にモンキーフォレスト(お猿の森)に着いたが、ここでまたバリお得意のデジタル攻撃が始まった。入場料80000ルピア(800円)は現金で払うことができた。そしてレシートをもらう。それがチケットだ。無くしてはいけない。そこにはQRコードが刻まれていて、それをゲートで監視する人に渡し、ピッっとしてもらわなければいけない。
園内の地図が必要だ。チケット売り場のそばで陽気にしゃべる女性がいた。彼女が地図係。地図入りのパンフレットをくれるのではなく、ウブドの観光案内アプリをダウンロードしてお猿の森の地図を開くというところまで手伝ってくれる。紙のパンフレットはもうない。
お猿の森よ、お前もか!
画面をいじっていたら、ページが変わって園内地図の画面に戻せなくなってしまい、
もう一度係の人にお願いして開いてもらった。
いやはや、デジタル使えないと生きていけない世の中になっている。
お猿さんがいっぱい
これでやっとお猿さんに会える。
いました、たくさん。あっちにも、こっちにも。集団でくつろいでいるのも。
愛想のいいお猿さん、健気なお猿さん。太々しいやつも、乳の垂れ下がったおばさん猿も。でも、心の中で私は思う。日本の猿公苑の猿たち方がすごいな。温泉入って背中流しているんだから、と。
それに、ウブドのお猿公園の猿たちはお行儀が悪すぎだ。入り口ではリュックの横に入れてあったペットボトルを中へしまうように係の人に注意されたが、それから間も無く、猿が突然飛びかかってきた。
私は叫び声をあげたヽ(;゚;Д;゚;; )ギャァァァ
そばにいた人の中には、笑っている人もいたけれども、私は必死。ガイドブックでも注意を喚起していたが、実際私に起こってしまった。幸い怪我はなかったが、恐怖心は消えず、ずっと猿たちの興味を引かないように、かつ目を合わせないように気を配らなければならなかった。
園内の看板に書いてある注事項:
1、紙袋を持ち歩いてはいけない。
2、お菓子などの食べ物をあげてはいけない。
3、目を合わしてはいけない。
4、撫でたり、触ったりしてはいけない。
小さな子供を連れた母親は子供の安全を守るために、かなり神経質になっているように見えた。そりゃそうだ。
ちょっとした芝生の広場があって、そこには墓石のようなものが5、6個並んでいた。たぶん、猿たちの墓だろう。名前も入っている。写真を取り忘れて残念だが、長生きした猿の墓のようだった。他には、大量のトンボの群れ。懐かしい。
暑い日は、やっぱり涼しい森の中は気持ちがいい。
猿に飛びつかれたことがトラウマになってしまったためか、猿を見ても怖いだけであまり可愛いと思わなかった。自分でとった写真を見るとそれなりに可愛いのだけれど。
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