見出し画像

【告発】この中に、ライブで手を抜いている芸人がいます。

先にハッキリ言います。トレンディエンジェル斎藤さんです。たかしさん(以降敬称略)に対しての不満はないです。斎藤さんだけです。

トレンディエンジェルのネタを劇場で見たのはたった2回だが、そのどちらも酷い出来だったので、この度名指しで批判することにした。

直近でネタを見たのは、ゴールデンウィーク、吉本幕張イオンモール劇場での一枠(1回目も去年の幕張だった様な……)。私が彼らのネタを見て感じたのは、大きく分けて3点。

①フリートークを練ってきていない

素人の私から見ても、準備不足であることがハッキリ分かる。

ライブでの漫才において、始めにフリートークで会場の空気を温めてからネタに入るのは珍しい事ではない。芸人によっては、トークのウケ具合に応じて、その後披露するネタを変える事もあるらしいから驚きだ。

しっかし彼らのトークは酷かった。正直退屈過ぎて内容は覚えていない。ただオチのない話をダラダラ垂れ流して着地所を見失った挙句、逃げるように漫才に入っていった記憶だ。あとはバスケのピボットの要領で、体を左右に揺らしていた様な………。あれも話術でウケを取るのを放棄したみたいで印象が悪い。つまらないトークを滑稽な仕草で誤魔化すくらいしか出来ないなら、最初からトーク無しで本ネタに入ればいいのに。

②ネタ合わせをロクにしていない

言うまでもなく、本ネタもつまらなかった。題材はイントロクイズで、以下の様な流れ。

斎藤さんが瑛人の香水のイントロを口ずさみ、「今のイントロの曲名は何でしょう?」と問いかける。

客が1人指名され、案の定「香水」と答える。

そして正解発表。斎藤さんがハゲ要素を交えた替歌を披露し「残念、答えは"ここ(頭)薄い"でした。」

たかしが「何だその歌ー!」とツッコむ。

はい。こんな感じでした。文字に起こすと尚更つまらんな。いや、ネタそのものを批判するのは野暮だ。プロであれば喋りや間の取り方など、技術で笑いに昇華できるはずだから。まぁ彼らはそれが出来ていなかったんですけども。

まず上記の件に入る前のルール説明もグダグダだった。斎藤さんの説明は支離滅裂かつ噛み噛み。体感2分はかかっていた気がする。ただのイントロクイズだぞ?

「今からとある曲のイントロを歌います。皆さんはそれが何の曲か、当ててみてください。」

たった2行で終わる話を、何故ここまで引っ張れるのか単純に疑問だ。

ルール説明に限らず、クイズを出してから答え合わせまで、最後まで嚙みっぱなし。挙句尺が無くなったのか、全3問と事前に言っていたものの、結局香水の1問だけでネタが終了した。

あそこまでグダグダだったのは、緊張や体調不良が原因ではないと考えている。アレは単なる練習不足に違いない。

③アドリブが弱い

イントロクイズの件だが、1つ補足がある。先程書いた"香水→ここ薄い"の流れは、私が「本当はこんな台本だったのかな?」と予想して書いたもの。実はあの流れは、そもそも上手く行っていなかったのだ。

どういうことかというと、客に答えを聞くタイミングで「ここ薄い」と、ネタのオチを言われてしまったのである。恐らくその客………まぁ小学生キッズだったのだが、過去に同じネタを見た事があったのだろう。"困らせてやろう"とイタズラ心が芽生えたのかもしれない。何と性格の悪い。

予定していた展開を潰された斎藤さんはあたふた。

斎藤さん「こ……こうすい?噛んじゃったのかな?」

キッズ「"ここ"うすい!」キッパリ

斎藤さん「僕の髪が薄いってこのかな?ってヤカマシ!」ドタドタ

………まーあ滑稽だったね。悪い意味で。んで結局ネタ通りの答え合わせをするモンだから見てられなかった。

大体、香水なんて何年前の曲だよ?昔作ったネタを長々と使い回して、挙句客に主導権握らせるから痛い目見るんだわ。自業自得じゃい。

批判したいのはこの件だけでない。冒頭から何度も何度も、斎藤さんの喋りがグダグダなのを指摘しているが、己のミスに対して一切受け身を取ろうとしないのも問題だと考えている。

分かりやすい例を挙げよう。出川哲朗のテレビでの振る舞いを思い出して欲しい。彼はいわゆる天然芸人で、トーク中噛みまくったり、変な言い間違いをすることが多い。周りにそれをイジらせることで笑いを生むのが芸風なワケだ。この手の笑いは、ミスした本人が何かしらのリアクションを取るのが必須だと考えている。だから彼は、よりパニックになって滑稽さを強調したり、敢えて逆ギレしてみたり、様々なテクニックで笑いに繋げる。つまり、その後のリカバーがないと、ただ"ミスを冒した"という事実だけがその場に残って、笑いとして膨らまないのだ。

上記踏まえ、斎藤さんの言動を振り返って見ると………改めて言うが酷いモノだった。噛んだことを指摘されてもタジタジになるだけ。たかしが必死にイジって笑いに昇華しようとしても、「まぁまぁまぁ………」と軽く流して次の展開に持っていこうとするのでイライラする。アンタが噛んだせいでグダってるんだから、その後の立ち回りで取り返そうとせんかい。

別にアドリブ弱い=芸人として"悪"と切り捨てるつもりはない。ネタは面白いけど平場はイマイチみたいな芸人いくらでもいるし。ただ彼らはネタが面白いから許されているだけだから。ネタが弱くてアドリブも効かない芸人には冷たいですよ私は。

逆に"たかし"に関しては、斎藤さんへの"イジり"で笑いに繋げようという姿勢を感じたので、印象は悪くなかった。…………まぁ斎藤さんがミスる度に「え?今の何ですか!?」と流れを止めるのでしつこいとは思ったけどね。申し訳ないが、こっちは斎藤さんがアドリブ効かせて笑いを取る意志が無いのが分かり切っているので、そのイジり時間もストレスでした。




以上、もっと淡々と書いていくつもりだったのに熱くなりすぎてしまった。

総括。劇場慣れによる気の緩みか、劇場の客をナメているのかは知らないが、とてもとても、金を払って見る価値は無かったと断言したい。私がたまたま遭遇した2回とも同様のパフォーマンスなのだから、アレが彼らの通常営業だと捉えている。今後はさっさと劇場を後にするか、ネタを磨いて本気で客を笑わせてくれるのを望んでいます。

今回名指しは控えるが、トレンディエンジェルに限らず「キャリアに胡座かいて劇場に居座ってるな」って感じた芸人チラホラいるからな!?2回ネタを見て両方とも微妙だったのがたまたま彼らだっただけで。今後同じ様な低クオリティなパフォーマンスしている芸人が劇場にいたら、バンバン名指しで批判していくんで。



余談。このライブで1番面白かったのは、ハイキングウォーキングでした。コーラ一気飲みして山手線の駅名全部言うやつが有名なはず。今回もそれの変化球+数芸を披露していました。どれも良い意味でしょーもなく、劇場中大爆笑でした。私はアレだな、ベルの付いたヘルメット被って、音を鳴らさずに赤ブルマを履くハイパーイリュージョンがツボでした。あんなん失敗してもオモロイやん。

この記事が参加している募集

新生活をたのしく

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?