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ニアメロ編、なんやかんや面白いね。

前の記事で書いたが、近々デスノ展が開かれるということで、この度Kindleを全巻購入した。そして2週ほどかけてボチボチ読み進めていき、先程ついに読了。

買うことになったきっかけはこっちで書いてます。

いやー12巻とは思えない密度だったな。漫画・アニメ・実写・ドラマ版………一通り通ったけど、改めて原作の面白さを再認識したね。

勿論原作以外も好きよ。

竜也松ケンの実写は良改変の傑作だった。月が南空ナオミを始末するために彼女の名前を書く所とか最高すぎる………!

アニメ版は原作の補完が充実してるのが良かったね。Lと月が雨に濡れて拭き合いっこしてるところ好き。あとリライト2で、キラ王国での大量削除がダイナミックに改変された所もいいよね。

ドラマ版は………ニアメロの二重人格設定が笑えたよね。後は原作13巻読んでない人のために、Lの本名を公開してくれたのは制作陣の優しさを感じました。………てかそれ以外は殆ど記憶に無いです。ミサが地下アイドルで月がその追っかけやってたんだっけ?

ネトフリ版も………まぁあれはファイナル・デスティネーションの番外編だと思えば面白かったよ。まさかサスペンス要素0でお出ししてくるとは思わなかったけど。

・・・思い出話はこれくらいに、改めて原作の話を。

今回読み直して意外だったのが、7巻後半から始まるニアメロ編も、ちゃんと面白かった事。初見時は、どうもL編程ハマれず、結構流し読みだったのが本音。ただ今回は、最後まで集中力を切らさず楽しめた。

ニアメロ編の良さと言ったら、キラ対策本部とSPKとの駆け引きだよね。

キラ対策室での月 VS Lは、キラ確保のために足並みを揃えつつ、水面下で緻密な駆け引きが・・・!って面白さだった。

それに対しキラ対策本部 VS SPKは、キラを捕まえるという目的は同じなものの、手段や方針が全く異なるので、お互い距離を取りながらそれぞれ調査を進めていく形式。月は、自分をキラだと疑うニアへ情報を渡したくない。ただ何でもかんでも秘匿しすぎると「こいつキラだからダンマリなんじゃね?」と突かれてしまう。かといってデスノートの情報を渡すと、自分の正体に近づかれるというジレンマ。いかにして不利な情報を渡さずに、キラを追っている姿勢を保てるのか模索する、その絶妙な綱渡りが堪らなく面白かった。

ただL編がピークという当時の感想は覆らなかったなー。なんというか・・・L編までは、ノートの特性を活かして巧く立ち回るのが最高に面白かったのよ。対して、ニアメロ編はノートの奪い合いと、個々人を駒とした情報戦がメインになっていて、”ノートに名前を書くことで生まれる駆け引き”が弱くなっちゃってる気がする。Among Usで鬼ごっこをしている時のような、コレジャナイ感が生まれてしまうというか・・・。

まぁ面白かったから良いんだけどね!途中がピークの漫画なんていくらでもあるし、それらの中じゃ最後までしっかり面白い作品だと思う。別のジャンプ漫画だと、私ハンタとかヨークシン編が一番好きだし。でも選挙編も十分楽しめているから、それと同じと思ってくれれば。王位継承戦編は・・・まずはちゃんと終わらせてからやろがい(ブチギレ)。

皆さんも是非、敢えてこの時代に読み返してみるのはいかがでしょうか?いやホント面白いから。



余談。

「ジェバンニが一晩でやってくれました」はもう許せるのよ。当時は「えぇ・・・」ってドン引きだったけど。で、今回読み返して新たに気になってしまったシーンがある。

とりあえず読んで欲しい。

デスノート 12巻-155
デスノート 12巻-156


これさ、月は皆に背向けてるじゃん?で、松田は屈んで撃ってるじゃん。





・・・・え?位置関係的に弾当たらなくね?
これ成立させるには、155pと156pの間で、月がこんなポーズしてないとダメよね?



”ニアを殺せる!”と舞い上がって、つい中腰で腕を上げちゃったのかな?
だとしたら松田よりもふざけているよ、月君。

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