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巨乳のミニスカ巫女を好き勝手操作するコロコロの漫画『ゲーマーが妖怪退治やってみた!』を君は知っているか

サムネは3話「バカじゃないですか」より。………う〜ん、でかい。他に言うことないのか

※ふざけてません!真面目な紹介記事です!最後まで見てください信じて!!

まず謝ります。初っ端からアレでごめんなさい。こんな釣りめいた見出しで承認欲求を潤したいだけとかそんなんじゃなくてちゃんとこの漫画に興味を持って、単行本を買って中身を読んで、これはみんなにも読んでほしい!と本心で強く思ったから書いてます。信じてください!
…………はい。というわけでこれまで自分はこのnoteにて「これだ!」と思った漫画について書いており、その大半がコロコロコミック作品になってしまっている……そして今回書くのもコロコロコミック作品、それも本誌の現在連載中の作品だ。そんなヤングフレッシュな作品は……小松清太郎の『ゲーマーが妖怪退治やってみた!』だ!!

ひょっとしたら皆さんはこのキャラ達に見覚えがあるかもしれない……去年にSNSの一部で注目を浴びたあの…「巨乳のミニスカ巫女を好き勝手操作するコロコロの漫画」だからだ。自分もそれで観測して「おいおいおい!コロコロでこれやるのかよ!?」と驚いたものだ……その話題作が掲載されていたのはミラコロコミックなるコロコロの姉妹誌……一年に数回発売し、新人はもちろん時にはベテランも参加する読み切り作品を掲載する雑誌だが、実のところここで開催される「ミラコログランプリ」にて読者アンケート投票が好評ならば別冊さらには本誌での連載を獲得できる機会を与えられるという、新人ベテラン問わずガチで争い合う超実力主義の激戦区なのだ!…リッチ警官キャッシュ…ブラックチャンネル…運命の巻戻士…ベベベベベイビー……俺が週コロで推してる『サメゾン サメとゾンビとなんでも屋』も(当初とタイトルや設定が違うが)ミラコロ出身だ。そして死闘繰り広げた2022年春号にてなんとびっくり歴代ミラコログランプリにおいて獲得票数1位という快挙を達成し、見事に本誌連載を勝ち取ったのがこの漫画なのだ!

そしてこの漫画がついに単行本として発売したのだ……そう、単行本化。漫画だけでなくホビーやゲームの情報も掲載してる都合でめっちゃ分厚い児童誌であるコロコロコミック本誌や別冊を買うとなると大人としては恥ずかしいやらでどうしてもハードルが上がってしまうものだが、単行本でなら電子書籍含め我々コロコロキッズでなくても手に取りやすいだろう。自分もそれでようやく1話以降の話を読んだ。そして……この漫画を皆にも勧めようと一筆執ることにしたのだ。この漫画はネット上において一時期のバズで済ますのは勿体ない「強み」を持ってると思ったからだ。それでは行くぜよ!


・改めて見てもでかい。これコロコロ本誌なんか?

とか言いつつやっぱり乳の話題じゃねーか!真面目と抜かしてたのはウソか!?いやでもさ………やっぱりこれについて触れなきゃならないじゃん……コロコロ本誌では珍しい今作のメインヒロイン枠である刀道とうどう巫女みこについてをさ!

1話「プロゲーマーになる男」より。うおっ……でっか……さすがにその大きさだとたぶん中学生だろうか(それでもかなり大きい方だと思う)

これコロコロコミックか!?いやコロコロコミックそれも本誌ってなんだかんだでキッズが読むものだし、こういう……なんかこう……性的な描写に対してはめっちゃ厳しいじゃん!サブキャラの成人女性キャラだと別に谷間覗かせても構わない場合があるけど…読者との年齢が近い未成年キャラとなると超えてはならない一線引いてるものなのよ。そんな中においてこのデカさ。しかもミニスカでノースリーブと「あくまで戦闘時において機敏に動きやすい服装なだけだから!」という言い訳も漏れ出てきそうなやつでいいんだ………アリなんだ………こんな気持ち悪めな文章になってるが気を抜くと某ゲ○ぼくレベルの湿度を多大に含む熱量こもった文章になりそうなのを必死に抑えて書いてる。ま…まぁさ、逆にここまで露骨だとソシャゲのキャラクターっぽいという今作の設定に合っててむしろ違和感がない、いわばこうなったのも「必然」と自分は思うからさ、いいよいいよ大いに結構。たまにはコロコロだって……ね!(ちなみに今の所そういう大きさについてをネタにしたりはしてない。やっぱりそこはちゃんとしてるのよね)

そしてさっき言ったように今作はゲームのキャラクターめいてこんな巨乳のミニスカ巫女を好き勝手操作できるという人によってはたいそう羨ましいと思うかもしれない設定なのだ!……ん?なにか訂正線のやつでよからぬこと考えたのか?ゲームみたいなキャラクターをプレイヤーとして操作しかっこよく戦って活躍したいと羨むなんてコロコロ本誌のメイン読者ターゲット層である児童だってきっとそう思うモンでしょう。すぐ貴方達はこうよからぬ方向に決めつけおってまったく……でも妖怪退治時になんかそれっぽいシチュエーションになるのでは?と聞かれたら……“ある”!あるんかい。それについては……単行本を買って己が目で確かめてくれ!!

同じく1話から。操作できると気付いて早速やるのがコレ。コロコロの主人公なので遊び方も健全

流石にこのまま巫女ッチ(これから話す主人公がそう呼んでる)のことばかりなのもアレすぎるし、上のコマにて出てきた今作の主人公、プロゲーマーを目指す小学生西京さいきょう芸麻げいまも紹介しなければならない……

ここにきてようやく主人公の紹介かよ

教室にあるテレビで堂々とゲームやってるんですけどコイツ!?コロコロといえば先生の言うことなんざ知らねーなやんちゃ坊主が出てきてもおかしくない雑誌とはいえ……ここまでの素行不良を悪びれずやりやがると現実では即座に親を呼ばれて放課後三者面談だぞ!?そもそもこの芸麻、プロゲーマーになるという夢のために朝から晩まで学校の授業もマトモに受けずひたすらゲーム“しか”しないのだ!(もちろん学校成績も運動能力もドベ)そんな彼に対して当然担任の先生やクラスメイトの女子たちは「ゲームばかりやってるとバカになる」とさも昔の価値観を押し付けせせら笑い……昔に比べてゲームに対する世間の理解は遥かに深まっておりeスポーツで実際にプロとして企業と契約しゲームをやることによって生活費を稼ぐというのも現実になっている………けれどあまりにもやりすぎて今後の人生に支障を来す可能性すらあるコイツに対してはそんな昔の価値観がぐうの音も出ないほどの正論になっている。ぶっちゃけ巫女ッチの体型よりこの主人公の方が「今のコロコロでこれ出していいの?」と思ったくらいだ。

そんなゲーム一辺倒な少年がひょんなことから妖怪退治屋みならいの少女と出合い、彼女のへたっぴな戦いぶりを見ちゃいられないと自身が操作して妖怪退治に参加するというのが今作のストーリーになっている。寝ても覚めてもゲームばかりやってる彼の腕前は伊達でなく、そのゲームを通じて培われたプレイングスキルや攻略テンプレを用いて妖怪退治に応用するというのが本作の『第一の見所』であろう。本誌を読んでる児童たちも「自分たちが遊んでいるゲームをまさかこんな形で妖怪退治に活かすとは!」と驚いてそうな攻略法は自分も見ていて楽しいものだ(ようやく話の主軸に到達できたわ……)

ちなみにそれっぽい別名を代用するのでなく実在するゲームに伏せ字して言及するスタイルなのもけっこう攻めてる。日夜修行に明け暮れる巫女ッチは今どき珍しくゲーム全然やらない娘だ(コラッ!後ろから眺める横乳に目が行ったりするな!)

……『第一の見所』と言ったならば他にもあるということだ。そしてこれこそが皆さんに是非とも紹介したい所……この漫画をネット上では一時期のバズで済ませたくないと思う部分なのだ!それは………期間限定で1話が公開された際にこの漫画を読んで自分が感じ取り、その続きが掲載されている単行本を購入して読んだ上で確信したものである……


・あれ?もしかしてこの漫画……コロコロでは貴重な男女バディものでは?


男女バディものといえば様々な漫画にて描かれる定番のテーマであり、(コロコロ無関係だが)自分も最近アニメ化するとあって期間限定で100話まで無料公開していた『アンデッドアンラック』を読んで「やっぱり良いな〜」と思ったりしたものだ。そんな男女バディものだが当然コロコロコミックでは滅多にお目にかかれない。そりゃそうだ、「女の子に興味を持ったらコロコロは卒業」なんて言葉があるくらいだし、基本的に女の子キャラはメンバー内の三番手とか…そういう隣に立つほどでは…なポジションになりがちだ(それを逆手に取って居候マスコットギャグの延長としてコロコロ初のラブコメになった『ぷにるはかわいいスライム』はたいしたもんである)


……しかし決してコロコロの男女バディものの需要が皆無ではないとも自分は思ってる。例を上げるならばやはり『ウソツキ!ゴクオーくん』だろう。ウソ大好き謎の転校生・ゴクオーくんが小野天子なる少女のついた“ウソ”によって彼のこれまで経験した価値観を一瞬で塗り替えるほどの衝撃的なボーイミーツガールが根本に存在する漫画は連載当時においても現在週刊コロコロコミックで配信されたSNSにおいても多大なるまでに絶賛されてるではないか。大切なのは描き方……その出会いに、一緒にいることに意味があるかが大切だと自分は個人的に思っている。

そしてこの『ゲーマーが妖怪退治やってみた!』なる漫画にはそんな大切な要素があるのか?と言われたら……………“ある”。というか1巻に集録されてる5話までの話の中からも「この漫画は互いに信頼を積み重ね、共に背を預けるちゃんとした男女バディものをやるぞ」という確固たる意気込みをこれでもかと感じる。いやマジなんすよ……コロコロしかも本誌でこれをもう一つのメインに添えるなんて(しかも女の子の方が歳上だ!)大々的な挑戦と言えよう。

この『第二の見所』については実際に単行本を買ってその目で確かめてほしい。流石にコロコロの単行本を買うほどでは…躊躇するかもしれないが、そういうのが好きな方には是非とも見るべきと個人的には太鼓判を押したい。550円とコロコロキッズなら今月のお小遣いと相談ものだが大人ならば大した値段ではないしもちろん電子書籍もある。とにかく見てほしいのだ、そこに描かれる…かたや努力を積んでも優秀すぎる上と比べられ落ちこぼれ扱いされる少女と、かたや自分の努力を理解してくれぬ者にバカだと嗤われ続ける少年の、全く接点が無かった筈の“ふたりだからこそ”の物語を


・あとがき

あんだけ乳が乳が言ってたのになんか綺麗な所に着陸して自分もびっくりだ。ネットで話題になるのはどうしてもそういう類のになってしまいがちだが、この漫画が決してそんな一過性の注目で終わらせる存在なんかじゃないってことを伝えたかったのだ。最初に言ったようにどうしてもコロコロ本誌を買うのは躊躇してしまうかもしれないが単行本なら電子書籍もあって手に取りやすいし、それに週刊コロコロコミックよろしくハッシュタグつけて感想をつぶやいてほしいと公式も推奨していたりする。みんなも #ゲーマー妖怪 をよろしくな!

それでは今回はここまで!

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