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自身の身体における習慣やチップスシリーズ

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自分で実践している身体のための習慣や行動について書いています。
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医者が病院を去った後

今の僕の生活は、医業としては週に数時間非常勤(いわゆるバイト)の仕事があるだけで、ほとんど自由時間です。
大半の時間は、物思いに耽ったり、運動と読書と勉強と散歩しながら、人生のパートナーである鳥と過ごしています。
この生活になってから2年になります。

医者が病院を辞めた後①〜⑩でお話ししてきたのは、広い世界を目の前にした認識の変化についてでした。

今回お話しするのは、病院を辞めた後、何を目指す

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医者が病院を辞めた後⑧

僕は今、医業としてはわずかに仕事を趣味として行っているにすぎません。
ほとんどは、物思いに耽ったり、運動や読書や勉強や散歩をしながら、人生のパートナーである鳥と過ごしています。

今回お話しする病院を辞めた後、たどりついた結論とは、

全てのプライドは有害

です。

職人さんなど、プライドを持って仕事をしている方は、何を言っているのか!と思われるかもしれません。

普遍的にいらないと思いますが、

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医者が病院を辞めた後⑦

僕は今、医業としてはわずかに仕事を趣味として行っているにすぎません。
ほとんどは、物思いに耽ったり、運動や読書や勉強や散歩をしながら、人生のパートナーである鳥と過ごしています。

今回お話しする病院を辞めた後に考えた末たどりついたこととは、

自分は(みんなも)大したことはしてきてないし、今もしてないし、これからもしない、

です。

自分にとって尊敬できる人はたくさんいる、自分は素晴らしい業績を

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医者が病院を辞めた後⑥

僕は今、医業としてはわずかに仕事を趣味として行っているにすぎません。
ほとんどは、物思いに耽ったり、運動や読書や勉強や散歩をしながら、人生のパートナーである鳥と過ごしています。

今回お話しする病院を辞めた後に気づいたこととは、

人が一位になるのではなく、一位の人は作り出されている、です。

どういうことかピンとこないと思います。
なんでも一位や賞は、その人の業績や能力を表すものに決まっていると

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医者が病院を辞めた後④

僕は今、医業としてはわずかに仕事を趣味として行っているにすぎません。
ほとんどは、物思いに耽ったり、運動や読書や勉強や散歩をしながら、人生のパートナーである鳥と過ごしています。

今回お話しする病院を辞めた後に経験したこととは、

大多数の人が悩み、努力して乗り越えようとしてなかなかできないことが、だいたい解決済みになってくる、

ということです。

例えば、小学校の時に、九九を覚えたと思います。

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医者が病院を辞めた後③

僕は今、医業としてはわずかに仕事を趣味として行っているにすぎません。
ほとんどは、物思いに耽ったり、運動や読書や勉強や散歩をしながら、人生のパートナーである鳥と過ごしています。

病院を辞めた後、どんなことに気づいたのか、お話ししていこうと思います。

今回語る、気づいたこととは、多くの問題はすでに解決がほぼ無理、ということです。

意味がわからないと思うので、言い換えると、

そんなに簡単に問題

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医者が病院を辞めた日①

今の僕の生活は、週に数時間非常勤(いわゆるバイト)の医者の仕事があるだけで、ほとんど自由時間です。
大半の時間は、物思いに耽ったり、運動と読書と勉強と散歩しながら、人生のパートナーである鳥と過ごしています。
この生活になってから2年になります。

生活を変えた動機はたくさんありますが、そのうちの一つをお話しします。

仕事で同じことをしている時間が長いと思っていました。

平日朝から夕方まで同じと

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医者が病院を辞めた日②

今の僕の生活は、週に数時間非常勤(いわゆるバイト)の医者の仕事があるだけで、ほとんど自由時間です。
大半の時間は、物思いに耽ったり、運動と読書と勉強と散歩しながら、人生のパートナーである鳥と過ごしています。
この生活になってから2年になります。

僕が病院を、辞めたもう一つの理由があります。

知らず知らずのうちに自分のリスクが上がっていると感じたためです。

なんのこと?と思われるでしょう。

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医者が病院を辞めた日③

今の僕の生活は、週に数時間非常勤(いわゆるバイト)の医者の仕事があるだけで、ほとんど自由時間です。
大半の時間は、物思いに耽ったり、運動と読書と勉強と散歩しながら、人生のパートナーである鳥と過ごしています。
この生活になってから2年になります。

僕が典型的な医療現場から降りることを決めた後、
ある出来事が起こりました。

僕の大切な家族が亡くなりました。
死に目には立ち会えなかったですが、たまた

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医者が病院を辞めた日④

病院を辞める理由、
世界への好奇心と、リスクの回避
この二つへ影響する、もう一つの要素について気がつきました。

思い込み、です。

なんのことかさっぱりだと思います。

同じ場所で大半を過ごし、同じタスクに多くの時間を費やすと、
組織の中のメカニクスやロジックにずっと身を置くことになります。
それが自分自身の人生と見分けがつかなくなってしまっている人もいます。

人間の体という自然を扱う仕事には

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医者が病院を辞めた日⑤

今の僕の生活は、週に数時間非常勤(いわゆるバイト)の医者の仕事があるだけで、ほとんど自由時間です。
大半の時間は、物思いに耽ったり、運動と読書と勉強と散歩しながら、人生のパートナーである鳥と過ごしています。
この生活になってから2年になります。

病院にいる単調で人工的な生活から、吐き気がするほど残酷で複雑な世界へ漕ぎ出す前に、ポートフォリオの話をしておきます。

外は、ある日突然巨大ハリケーンが

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医者が病院を辞めた日⑥

今の僕の生活は、週に数時間非常勤(いわゆるバイト)の医者の仕事があるだけで、ほとんど自由時間です。
大半の時間は、物思いに耽ったり、運動と読書と勉強と散歩しながら、人生のパートナーである鳥と過ごしています。
この生活になってから2年になります。

病院を去る前に、こんな不満がありました。

帰宅し食事をとると、明日の仕事のために寝なくてはいけませんが、

寝る前までの時間はわずか2、3時間程度でし

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医者が病院を辞めた日⑦

今の僕の生活は、週に数時間非常勤(いわゆるバイト)の医者の仕事があるだけで、ほとんど自由時間です。
大半の時間は、物思いに耽ったり、運動と読書と勉強と散歩しながら、人生のパートナーである鳥と過ごしています。
この生活になってから2年になります。

病院にいた頃、周りを見てきづいたことがあります。

ほぼ全員の人は大人になると、進歩なんかほぼしません。
一年前とだいたい同じ人間のままです。

医療の

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医者が病院を辞めた日⑧

今の僕の生活は、週に数時間非常勤(いわゆるバイト)の医者の仕事があるだけで、ほとんど自由時間です。
大半の時間は、物思いに耽ったり、運動と読書と勉強と散歩しながら、人生のパートナーである鳥と過ごしています。
この生活になってから2年になります。

病院を辞める時、疑問に思いました。

「病院ではたくさん仕事があるから、経験によって技術を維持できるけど、減らしてしまったら腕が鈍らないだろうか」

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