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【読んだ】Work in Tech!ユニコーン企業への招待

おすすめ度 ★★★☆☆

刺さる人には刺さると思う自己啓発・ビジネス本。

ユニコーン企業の最前線で活躍している著者。
すごい人なのに、嫌味がなくて読みやすい文章だった。

テック企業での経験が話の中心ではあるけれど、自分の市場価値をどう高めるか?希少性をどう獲得するか?など、どの業界にもフィットしそうな内容も中盤書かれている。

自分の市場価値あげたいなぁとは思うものの、もはやここに書いてあるような忙しい世界に身を置くほどの気力がないので、「いやーかっこいいなぁ」で終わってしまった。
状況が違えば、感想も変わると思う。

テクノロジーの変化は不可逆で、否定しないでその流れに乗っかってうまく活用できたもん勝ち!というのは、正にそのとおりだと思う。今ならChatGPTはじめとする生成AIがちょうどあてはまる。

プロローグにある「AIに仕事を奪われたGoogle社員の話」が象徴的だ。

Googleで営業プロセスにAIが導入された時、現場の反応は3つに分かれた。

1つ目はAIに抵抗し「こんなツールには頼らない」と言った人達。
2つ目はAIとの競争を回避し、AIにできない仕事に移行した人達。
3つ目はAIとの共存を選び、新しいツールの活用法を学んだ人達。

真っ先に淘汰されたのは1つ目のAIを拒否した人達で、残ったのは2つ。
従来の仕事を移行した2つ目のグループと比べると、最も恩恵を享受できたのは3つ目のグループだった。

結構有名な話だが、これに似たことが他の会社でも、社会全体でもすでに起きつつある。

ユニコーンレベルのテック企業で頑張るほどの気力も実力もないけれど、新しいものを否定せず、楽しんで身につけるくらいの人ではありたい。
周りにそういう人がいるってのが大事なんだろうなー。
だからワークインテックなのか。

【覚えておきたい言葉】
・テクノロジーを使ってラクすることは美しい
・やりたいことは変わるけど、やりたくないことは変わりにくい
・異なる2つの領域の境界を超える人(マージナルマン)は強い
・社会の変化はらせん状に発展する(事物のらせん的発展の法則)

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