見出し画像

我が家のペット自慢

「わあ、なっちゃん、すごいね!」
庭から室内に入ってきたなつめに、歓喜して声をかけた。
前にも書いたのだが、人間が在宅のときは、庭と室内を自由に行き来できるように、出入口をせまーく開けておく。
なつめが、自分の顔の3倍くらいの長さのながーい枝を、あのすき間から持って帰ってきたのだ。
なつめがかろうじて通れるほどのすき間。ふつうに枝をくわえたまま通ろうとすれば、当然ひっかかる。

今までも、気がつけば長い枝が家の中にあって、一体どうやって持って帰ってきたのだろう、と不思議に思っていた。
それが今回一部始終を見られ、謎が解けた。

まず、枝の真ん中あたりをくわえた状態で入口の前に立つ。
つぎに、枝の先端のほうにくわえ直し、枝を縦にする。
そして枝だけ先に家の中に入れる。
そのあと自分も中に入る。

後ろのすき間から持ってかえってきた枝
頭が濡れているのは、この前に水やりをしていて、ホースから出る水とじゃれてたから


先代のよもぎだったら、「まあそれくらいできるだろうな」で終わるところである。小さいときから知恵がまわっていた。
しかし、ちょっとどんくさいところがあるなつめ。こんな工夫ができるのだと大いに感心したのであった。

この記事が参加している募集

我が家のペット自慢

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?