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子どもも大人も幸せになる教師のマインドセット③自己理解編

自分も、子ども達も、同僚も、保護者も、みんなが幸せになる。
そんな教育者の最強無敵のマインドセット第三弾です
今回は自分自身を知るためのマインドセット
さぁあなた自身について知って、素晴らしい人生にしていきましょう!


はじめに


どうも、幸せ追求教師、ニキチャコです!

今回は「子どもも大人も幸せになる教師のマインドセットシリーズ」第三弾!

第一弾「人間関係編」、第二弾「物事の解釈編」をお読みいただいた方、心からの感謝を申し上げます。

本当にありがとうございます。

そして初めてこのシリーズを見てくださっている方、初めまして!

このシリーズは、「幸せな教師が幸せな子どもたちを育てることができる」という理論をもとにして、全国の教師の皆さんに幸せになってもらうための方法をまとめています。

その方法が、マインドセットを整える。ということになります。

詳しくは前回の記事を参考にしていただけたらと思いますが、簡単に言うと、

「あなたの無意識に隠れた思考が、あなたの見ている現実を作っている。
あなたの思考(マインド)に気づき、一つ一つ上書きしていくことで、あなたは自分の望む素晴らしい世界を生きることができますよ」
ということです。

そして、望む現実を生きていることがわかれば、あなたは幸せになります。

あなたが幸せであることが、大きく大きく大きく教育活動に影響します。

親であれ、担任であれ、教育に携わる者であれば、どれだけ子ども達がその親や教師に影響を受けるかは、みなさんよくお分かりでしょう。

「小学校の時、〇〇先生の時はよかったな~」
「家が厳しかったから、私はこんな風に育ったの……」
「怒りっぽい先生だったから、いつも顔色うかがってたな~」

きっとみなさんいろいろな人生を送ってきていると思います。

感情は伝播していくものです。あなたが幸せで、心に余裕があれば、その幸せな感情はどんどんあなたの周りに伝わっていきます。

いつでもゴキゲンな家庭。ゴキゲンなクラス。そしてゴキゲンな職員室。

あなたがいつでもゴキゲンであるためには、心から「今とてもうまくいっている!なんてラッキーなんだ!」と感じることが大切です。あなたが見ている現実がどのように作られているのかを知れば、今も、今までも全てうまくいっていたということに気付き、心から信じることができるでしょう。

今回は、あなたがいつでもゴキゲンであるためにのマインドセットをまとめました。

このマインドセットを意識して習慣化すれば、自分に起こる現実がどのようなプログラムで起きているのかを理解し、対処できるようになります。

つまり、あなたが自分自身についても理解して、感情に振り回されたり、うまくいかない現実に打ちひしがれたりすることがなくなります。

子ども達のことを理解するためにも、大いに役立ちます。

自分を知るというのは、私たちの人生の最大の課題と言っても過言ではありません。

それほど時間がかかりますし、重要な問題です。

では、あなたの見ている世界を通して、あなたを知るための旅に出かけましょう。




「私たちはの性格はデータでできている」と知る


私達は、今までに得てきた情報の集積でできています。

私達が、何かを選択できるのは、あなたの中にその選択を選ぶことができる情報がすでにあるからです。

「Aの方がいい」
「Cは良くない」

という情報の積み重ねで、「『Aが良い』が88%、『Aが悪い』が12%、ならばAを選ぼう」と一つ一つの選択ができるのは、先に情報がインプットされているからです。

その情報の偏りが、私たちの性格を形作っています。

私達は、今までに与えられてきた全ての情報の集合体であると言えるでしょう。

真面目な性格の人は、真面目にならざるを得ない人生を歩んできました。
怒りっぽい性格の人は、つい怒ってしまうような情報がインプットされています。
自分自身がどんな性格なのか、今一度考えてみましょう。

それがどのようなものであっても、そうならざるを得ない人生を歩んできていたのです。
それが良いとか悪いとかはありません。「そんな情報がインプットされてきたんだな」と、自分自身をまるっと受け止めてしまいましょう。



★「他者は自己の鏡」と知る


あなたの世界には、あなたしかいません。

そう言われても、「何言ってんだこいつ」と思うかもしれません。

私も最初はそうでした。説明していきますね。


「あなたの世界には、あなたしかいない」とは、正確にいえば、あなたの見ている世界にはどうあがいてもあなたという視点しかないということです。


例をあげます。
私達は、目の前の相手がどう思うかを、完全に理解することができるでしょうか。
できないですね。

A子が「彼氏にフラれてつらい」と言っていて、あなたがその言葉を信じているとします。しかし、内心では「実は浮気してたから助かったわ」と思っているかもしれません。

そこには、「彼氏にフラれてつらいA子」を信じている自分がいるだけです。その言葉を信じている私が反射して見えているだけなのです。
その姿を信じているので、「本当につらそうだ。大丈夫だろうか」と思うようなA子の姿が見えます。

仮に、A子が浮気をしていたことを知っていたとしたらどうでしょうか。
きっとその言葉を信じずに、「本当はすっきりしてるんでしょ?」とA子が猫をかぶっているように思い、仕草の節々から喜びのようなものを感じ取るかもしれません。それも「A子は浮気をするようなやつ」であることを信じている自分がいるだけです。

目の前の相手がどう見えているかは、自分自身が何を信じているかに直結します。自分が発した光が、そこら中にある鏡に反射して自分に返ってきているだけなのです。目の前の現実は、あなたの心を映し出す鏡になっています。

目の前の相手がどう見えるかは、そのように見たい自分がいるだけだったと気づいたら、自分自身がどんな思い込みをもっているかが分かります。

今現在うまくいっていない現実があるのならば、あなたが目の前の現実を「こんな状況はうまくいっていない!」と信じたいだけです。「うまくいっている現実とは~である」という情報がインプットされていて、それを信じ込んでいるだけです。

私達は、見えている現実、目の前にいる相手を通して、自分自身を見ているだけなんですよね。

それはつまり、目の前の現実を見れば、自分の心を知ることができるということでもあります。



「イライラは正しさのせい」と知る


教師という仕事をしていると、また親をやっていると、イライラすることが多くありますね。それはなぜだか知っていますか?

イライラの原因は「正しさ」です。

「こんな時はこうするべきだ」という正しさが、イライラのもとです。

そんな情報が今までの人生であなたにインプットされてきたのです。

経験として「こうした方がいいよね」と学んできたものもあれば、言い聞かされてきたものもあるでしょう。

勝手に友達が言っていたことを信じている場合もあります。

正しさを押し付けられ、勝手に自分に当てはめられて我慢し続けた結果、自分が我慢していることを相手がしていたら許せなくなります。それがイライラです。

イライラしたときは、必ず「私は何を正しいと思っているのだろうか。それは本当にそうなのか?」と自分に問いかけるといいでしょう。

そうすればあなたにどんな情報がインプットされているのかが分かります。

「いや、他の見方もあるかもしれない」と思えたら、その正しさは解消され、同じことが起きてもイライラすることはなくなります。



「嫌いと感じる人は、自分と同じ性質をもっている」と知る


先ほども述べた通り、この現実は自分を映し出す鏡です。

「この人苦手。嫌いだな」と思うのは、あなたの中にある「嫌いな部分」を相手に投影しているということになります。

自分の中になければ、そもそも嫌いだなんて思わないのです。

「反面教師」「他人のふり見て我がふり直せ」という言葉がありますが、どれも「その嫌な奴はあなたの中にいるからそれに気づいてね」と教えてくれている言葉です。

嫌いな人に出会ったら「私もこんなところあるんだ」と思ってみてください。

ちょっとショックを受けるかもしれませんが。笑



「思いを伝えるのに、感情を使う必要はない」と知る


私達は、相手に思い通りに動いてほしい時に、「怒り」の感情を使います。

子どもに自分の言うことを聞いてもらいたいとき、子どもの動きを管理したい、支配したいと思うとき、イライラして怒りを表し、威圧することがあります。

いわゆる相手を恐怖で支配する方法です。

ごく普通に、親も教師も、子ども達も、人間みんなが使います。

ただ、自分の思いを伝えたいのであれば、「怒り」をわざわざ使う必要はありません。威圧しなくても、思いは伝えることができます。

ただ「私は~してほしいと思っている。なぜなら~だから。」とシンプルに伝えればいいのです。そこにわざわざ「怒り」を上乗せする必要はありません。

スキルとして怒りを多用していると気づいたのなら、少し気を付けなければいけません。

なぜならその方法があなたに定着し、どんなときでもその方法が有効だと勘違いしてしまうからです。普段から怒りっぽい人になるでしょう。


「感情を多用してないか」を振り返る

人は皆、仮面をかぶっています。

私達教師は「演者」と呼ばれるくらい、顔を使い分けています。
親としての顔もあります。子どもの顔もあります。

いろいろな仮面(ペルソナ)を使い分けています。

仮面をすぐにでも外して、素の自分に戻れるならいいのですが、仮面が張り付いてしまって、家に帰っても教師の仮面をかぶっている場合もあります。

先ほどのように、怒りを使って場をコントロールしようとする仮面を常につけて、いつもイライラプンプンしていないでしょうか。

家に帰ってもプンプンしている。我が子に教師目線で叱りつけている。
そんなことはないでしょうか。

多用しすぎると、仮面が外れなくなってしまいます。

私もそうでした。教師をしていて、性格が変わった、怒るのが普通になってしまったと初任校時代3年目ににゾッ・・・としたのを覚えています。

どんな感情が良く起こるかを知ると、自分のことをよく理解できます。

この意識して多用する感情が何を意味しているのかについては別の記事で紹介しますね。


「どんな現実も自分が望んでいるから現れている」と知る


「そんなわけあるわけないだろ!」という声が聞こえてきそうですが、どうやらこれが真実のようです。

「他者は自己の鏡」でも話した通り、全てが映し鏡です。

以下の記事に詳細は説明しています。興味があればご覧ください。

望んでいるから現れているのであれば、「私は何を望んでいるのだろう」と考えてみてください。

必ずと言っていいほど、自分自身に都合がいいことが起こっているということが理解できるはずです。

無意識領域に隠れた思い込みに沿って、あなたの現実は創られています。

「どんな思い込みで現実を作っているか」を考えてみてください。

もっと詳しく言うと、「なぜ自分は~したかったのか」と聞いてみます。

起こってほしくなかったとあなたが思うような現実が目の前に現れたとき、その出来事をなぜ起こしたかったのか、その出来事が起こってほしかったのかを自分に聞きます。

なぜ私は失敗したかったのか。
なぜ私は浮気男と付き合いたかったのか。
なぜ私は子どもを叱りたかったのか。
なぜ私は教室を出て逃げる子ども達を追いかけたかったのか。

私達は、今まで絶対にやりたくないことはできていません。

今までしてきた全ての行動が、やりたいからこそやってきたのです。

素直に自分と対話できる状態であれば、答えはすぐに出てくるでしょう。

ポイントは、どんな理由でもありのままに受け止めることです。

もし自分が、「子どもを叱りたかったのは、自分が上だと証明するためだ」「子どもを叱りたかったのは、イライラしていた気持ちを発散するのに都合がよかったからだ」「支配して自分の手の中で管理したかったからだ」などと言ったとしても、そんな自分のありのままを受け入れてあげてください。


「傷つくのは納得してるから」と知る


誰かの言葉で心が傷ついたとき、それは傷つけられたのではなく、自分が自分を傷つけているということを知っておくと考え方が変わります。

「あなたはやり方はひどい」と言われてあなたが傷ついたとしたら、それは「私のやり方はひどい」とあなたが思っているからです。

その通りだと心のどこかで思っているからです。

「子ども達をコントロールできないなんて、力がない教師だ」と言われて傷ついたのは、子どもをコントロールできることが力のある教師だという情報をあなたが信じていて、自分は今コントロールできていないと思っているからです。

あなたが納得しない限り、あなたが傷つくことあありません。

あなたの心が傷ついたとしたら、その通りだとその言葉に納得している自分がいるのです。

かなりショッキングな話です。相手の誹謗中傷に一番納得しているのは自分だなんて、分かりたくもないでしょう。

分かったからと言って、どうにかできるかというとそうでもありません。

傷つくのは、ネガティブな思い込みに縛られていると教えてくれる合図です。

ただ、「あぁ、自分自身もそう思っているんだな」と、ありのままを受け止め、「そうでもないかもよ?」と他の見方ができればこれも解消されます。



「どんな自分も愛して良い」と許可する


今までお伝えした通り、あなたの現実はあなたが創っており、現実を見ることで、あなた自身のことを理解することができます。

「じゃあこのうまくいかない現実は、全部自分のせいじゃん」
と絶望した方もいるかもしれません。

こんな現実を作った自分を責めたいと思うかもしれません。

しかし、責める必要は全くありません。

どんなことがあっても、あなたの人生には必要なことでした。

無駄なことなど何一つありませんでした。

これからどんな自分に成ろうが、それを「良い」とか「悪い」とか評価する必要もありません。

特に「こんな自分は悪い」と悪評する必要は全くありません。

そんなあなたに成ったことにも、必ず意味があるのです。

失敗するあなたも、怒ってしまうあなたも、ネガティブになるあなたも、どんな思い込みをもったあなたも、全部愛していいんです。

そうすることで、あなたは自分自身のすべてを受け止め、自分自身を愛で満たすことができます。

まずは受け入れなければ、変えていくことなどできません。

きちんと向き合って、「そんな人生を送って来たんだね。頑張って来たんだね。よくやってきたね」と認めてあげてください。愛してあげてください。

そこからあなたの人生は変わっていきます。


「わくわくすることが本当の自分」と知る


あなたの本当にやりたいことは何?ときかれて、すぐに答えられない人は、あなたの中に眠る本当の自分にまだ気づいていません。ネガティブな思い込みに邪魔されて、本当の自分を見失っているともいえるでしょう。

あなたが心の底からわくわくし、モチベーションが常に供給されるようなことに素直に従って行動すれば、どんどんいい流れに乗っていくことができます。

しかるべき時に、しかるべきことが起こり、全てがうまくいくようになります。

かくいう私も、「自分が本当に望んでいることは何だろう」「自分だけではなくみんなにも良いことが起こる望みは何だろう」と自問自答し続けた結果、「公教育でみんなが幸せになる方法を広める。そんな自分が好きだから、そんな自分で在りたい」と思うようになりました。

そう思ってから今まで、常にモチベーションが供給され、行動し続けています。この記事も、その目的の一つです。

やらなければならないのでもなく、やらされているのでもなく、自分自身が望むからしているので、ここ数年ずっと継続できています。

そして、すべてがうまくいっていると信じざるを得ない完璧なタイミングで、驚くようなことが起こってきました。

数年前に購入した本をたまたま開いたらそのページに今知りたかったことの答えが書いてあった。なんてざらです。

私はこれを自分自身の特殊能力だと思っていますが、多分誰にでもできることです。笑

あなたはわくわくする気持ちに従って、全部うまくいっていると信じて行動する。ただそれだけで全て導かれていたのかと思えるほどに大きな流れに乗ることができます。

直感し従い、わくわくすることをしていきましょう。

楽しい人生が待っています。



まとめ


結局は全て、自分自身の思い込みで世界を作っている
という結論に至ります。

ですから、目の前の現実は私が作り出しているということに気付いたら、あとは興味をもって、「どんな思い込みがこの現実をつくっているのだろう」「私が何を発しているから、自分に返ってきているのだろう」と観察しましょう。

あなたが見ている世界をよく観察することで、あなた自身を知ることができます。

あなたが発しているものが、あなたに返ってきているとわかれば、あとは簡単です。

あなたが受け取りたいものを、あなたが心から発すればいいだけです。

「愛出ずる者は愛返り、福往く者は福来る」


優しい世界を生きたいのなら、あなたの心を優しさで満たし、その優しさをどんどんみんなに向ければいい。

幸せな世界に行きたいなら、あなたが常に幸せな心の状態を維持し、常に感謝し続ければいい。

あなたが発した光が、現実という鏡を通してあなたに返ってきます。

「私は心から幸せだ」と信じている人に、幸せな世界が映し出されるだけです。

幸せでいたいなら、「幸せだ」と心から信じ、発すればいいです。

とてもシンプルです。

教育者として、あなたが常に幸せであれば、あなたの周りで起こる出来事は、あなたが「幸せだ」と思うことばかりになります。

その中には子ども達も、その保護者も、同僚も含まれています。

「子どもは教師のようになるのではなく、教師のようになる」のであれば、あなたが幸せであれば、子どもも幸せになります。

あなたが自分自身を愛で満たせば、そのあふれた愛が、子ども達に降り注ぎます。その在り方を子ども達は学び、「どんな自分も愛していい」と自分自身を愛で満たし、また愛が伝播していくでしょう。

あなたが自分の思い込みを知り、自分を苦しめる思い込みを手放し、どんな自分をも許し、「私は幸せだ」と心の底から宣言すること。

そうすれば、あなたは「なんて幸せな人生なのか」とわくわくする本当の自分を生きることができるようになります。



終わりに


いかがだったでしょうか。

自分自身を理解するためのマインドセットをまとめてきました。

だれかを幸せにしようと思うなら、自分自身が幸せでなければいけません。

私自身が親として、教師として、常に気を付けていることです。

自分自身を縛っている思い込みに気づき、手放していくことで、あなた自身が幸せになる。

あなたが幸せだから、周りも幸せになる。

その幸せの波がどんどん広がっていく。

愛や幸せにあふれる世界になる。

全世界がそうなってしまえばいい。

私は心からそう思ってます。

だから私は、皆さんの幸せを心から願っています。

みんなで世界を愛で満たしませんか?

あなたにもできる、世界平和への一歩は、あなた自身が幸せになることです。

そのために、ここに書いたマインドセットを役立てていただけたら幸いです。

今回はできるだけ短くまとめたつもり・・・です。笑


ここまでお読みいただき、本当にありがとうございました。

みなさんの幸せを心から願っています!
大感謝です!

ニキチャコでした!まったね~(^o^)/



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