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過去は捨てました

若いころのことを自慢する人!たくさんいます。
中には自分の写真をいつも持っていて話題と関係なく見せてくる人。
意味が分かりませんが、見てほしい、聞いてほしいという気持ちの表れでしょう。
過去に縛られるなんてばかばかしい!と思うか、あの時は良かった、もう一度あの時に戻りたいと後悔ばかりして生きていくかは人それぞれですが、過去にしがみついていても何も生まれないという答えは一つのようです。

いくら成績が良くて優等生であっても、今 納得のいく生活ができていないなら何の意味もありません。学歴だけではご飯は食べられないということです。

女性の場合 若い時は、女優の○○さんに似ていると言われた。昔は細くてよくモテた。と言う人が多くいます。信じてもらえないと不機嫌になります。
男性の場合は○○大学を出て、一流の企業に就職することが出来た。それが目的達成となっている人。

  東大出身の人がいて、そのことを自ら言ったとしてもその行いや言動で、なんだ大したことないなあとなったり、この人なかなかすごいなあと思ったら東大出身。やっぱり他とは違うなあとなります。

すべて人間の評価は今!過去はどうでもいいとは言いませんが、それがいつまでも自分を飾るだけのものになっている段階では残念です。

そんな素晴らしい過去も失敗も全部がその人の肥やしとなって、魅力的な人なりを作っているなら素晴らしい過去と言えると思います。

過去の成功よりも失敗の方がその人を磨くことに役立つといわれます。
うまくいかなかったことは闇に葬りたいという人もいます。

それをいつまでも悔やんで、今うまくいかないのはそれがあったからと過去のせいにする。


 私は過去を振り返る余裕もなくやみくもにある時期生きてきました。それが正しいのか間違っているのかはやってみないとわからない。でも前に進むしかない!何しろ子供たちが成人するまではと思っていました。
その時のことはあんまり覚えていないと思っていたのにぽろぽろと今ごろそれが帰ってくることがあります。

あんなに大変だった時期でも楽しいことはたくさんあったのだと…。

失敗は山ほどしました。でも後悔はありません。今から思うと「そりゃ無理だわ」と思えることばかりをしていたように思いますが、今、分かったとて後の祭り!です。


その時思ったことは何しろ前だけ見よう。ただそれだけでした。
でも今平和な生活を送ることが出来ています。
命があればなんとかなるということです。「生きてるだけで丸儲け!」

出会ってそんなに経っていない人が自分のウエディングドレス姿の写真を持ってきました。

3年前にご主人の出張中何もかもそのままにして家出してきた人です。
おとなしい見かけとは違ってご主人が必死で帰ってきてほしいというお願いもバッサリと切って離婚した人です。

良しあしは別としてそこまで肝が据わっていたんだとちょっぴり見直した矢先の写真。もちろんご主人の姿は切り取られていて笑顔の彼女が笑っていました。

うまく説明できませんがなんだかがっかりしました。どんな心境?
只々きれいな花嫁姿を見せたかっただけ?
でも私には持ち合わせていない素直な心なのかもしれません。

知り合いになった人に「昔の写真が見たいわ。」と言われますが、「もう過去は捨てました。」と笑いながら言うのがいつもの私です。

過去から持ってきたことは今となっては苦しかったことをたくさん経験出来て良かったと思える気持ちだけです。

今日もいい日にしましょう!




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