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サツマイモを頂いた

芋ほりは幼稚園や小学校低学年では恒例行事でしたが、今はどうなんでしょう。

今日、紅まさりという品種のサツマイモを頂きました。
最近はいろんな品種が出てきて、焼き芋にはこれ,天ぷらには…。とサツマイモも出世したものです。

町のケーキ屋さんではスイートポテトが量り売りで1000円ぐらいするとか!
昭和の初めは主食代わりだったらしくその当時の人たちは嫌というほどサツマイモを食べていたので、生活が落ち着いてくると、おとなはあまり食べなくなりました。女性は別ですが…。

私たちの時代はサツマイモと言えば鳴門金時がほとんどで、おやつに庭で焼き芋!でした。ということは枯れ葉を集めての季節ですから秋のはずが!
最近は年中、いつでも焼き芋を食べることが出来ます。

有難いことですが、季節の旬の味がなかなか味わえなくなっているのも事実です。それは幸せなことですがちょっと寂しくもあります。

日本には四季があって、風景もその季節ごとに違います。雲の動きも空の色も、山の色、そして、海の様子も違います。

もちろん食べ物。地産地消と言われてその土地で作られたものを食べよう!という運動は根強くありますが、たくさんの種類の野菜や果物はあまりがちです。

旬だからこそ味が濃くて愛でられる。その季節に食べられることが幸せで、その時に味わうことは健康につながると言われてました。

今の季節、タケノコが店頭に並んでいます。灰汁が強いので母は米粒を入れて湯がいていました。

鳴門のわかめは分厚くてしゃぶしゃぶにするとなんとも美しい緑色になり自然の恵みは小さいながらも美しいということを感じました。

グリンピースは卵とじ。桜鯛はお祝い事。春の食卓は瑞々しい色に溢れていました。食事の準備に時間がかかっても丁寧に調理する母たちの姿はとても美しいと感じました。便利になって簡単に美味しいものが手に入る現代。

これも今の時代には便利で、重宝しますがあの頃の野菜の味を忘れられません。

学校から帰るとテーブルの上に新聞を敷いてさやえんどうが山盛り乗っかっていました。「はいはい、すじを取るんですね!」ランドセルを置いてきて祖母や母と学校であったことや些細なことを三人でしゃべりながら、取っていきます。

すじはスーっと取れて気持ちがいいのですが飽き性の私はすぐにリタイアします。手際よい母たちでみるみるうちに鉢の中は緑でいっぱいになりました。

バターでソテーしたり煮物の最後の彩りとして、茶碗蒸しにも入っていました。

そんな春の一コマも温かくて、思い出すだけでほっこりします。
今夜はやっぱりたけのこご飯を作ることにします。

今日もいい日にしましょう!




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