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眠っている才能の伸ばし方

こんにちは、にじ工房新井理恵です。
いつもありがとうございます。


ホームページ、リニューアルしました。


◆【繰り返し】

小さい子は気に入った絵本やお話があると、
何度も聞きたがります。
セリフもすっかり覚えて、
絵本の本当に細かい部分も
よく見ています。

子供は繰り返しの中で、
「分かっているけれど少しドキドキする」
そんな安心感を楽しんでいます。

繰り返しというのは、
同じことを何度も体験することで
「無意識の中」に
体験を落とし込む行為。

無意識の中に落とし込まれたことは、
わたしたちは普段、考えなくても
行動できるようになります。


◆学校で学ぶこと

学校に入って授業の中で、
ひらがな、文字を学ぶにも、算数の計算でも
何度も同じ繰り返しをするのは、
無意識にできるようにするためです。

だから私たちは、
文字を読む、計算することが
ほぼ無意識にできるようになるのです。


◆「繰り返し」が苦手な子

この
「繰り返しを苦手とする子がいます。


最初の興味は強いのですが、
一旦できるようになった、分かるようになったとなると
すぐ次の事、新しいことへ行きたくなり、
興味関心が薄れてしまうのです。

本は一度読んだら終わり、次へ。
1度行った場所にはもう行きたがらなくなります。


ゲームや新しいことが好き。
繰り返しの文字の練習や計算などは
飽きて長続きしません。


「ゲームやテレビなどは何時までも観ています。」

とか、

「気に入ったことは何時までもやっています。」

という言葉をお聞きすることもありますが、

それはまた別の感度から、

何時か書こうと思います。

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一方で、繰り返すが好きな子というのもいます。
何度も何度も同じ絵を描き、
ひとつのおもちゃでずっと長く遊ぶ。
同じ本を一人でもいつも広げて眺めているような子です。



これは、誤解のないようにしたいのですが、

「良い悪い」の問題ではありません。
子供の持つ気質や特性なので、
それぞれ良い面があり、
行き過ぎれば、その子の良い面が伸ばせない場合もあります。


◆繰り返しがもたらすもの

野球のイチロー選手は、

長年にわたり、
毎日繰り返し練習をし続けていることで有名です。

彼は年齢や体力の変化に合わせ
その練習方法やスタイルを少しずつ変えることで
長い現役生活をスターとして維持し続けました。


イチロー選手がもし、野球が出来るようになった時点で

練習することを辞めてしまっていたら、

これほどの選手にはならなかっただろうことは、

誰にでもわかりますよね。

これは、何もスポーツだけではないのですよ。

技術を「習得する」だけなら
何度かやれば、初めてのこともできるようになります。
ですが、「習熟する」には、深める体験が必要です。

関心が移りがちな子には
その子が何か、その繰り返しの中に

新しい関心を持てるよう、
工夫をする必要があります。

無理やりにやらせようとしても、

増々嫌がり、嫌いになってしまいますからね。

それは大人側が「その子の個性」に合わせて

配慮しなければならないもんだいです。


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