【MAX−5.8℃】にいがた豪雪地帯で雪中キャンプ1週間してみた結果・・・
こんばんは!
WEST長岡店所属・新潟県地域おこし協力隊の
ながしまりょうへいです!
新潟県地域おこし協力隊206日目。
新潟県十日町市松之山にある
松之山温泉スキー場、
越後妻有松之山温泉スノーパークにて、
1月12日(金)~1月19日(金)の期間で
先日研修がありました。
普段お世話になっている受け入れ先の
アウトドアライフストアWESTから
ミッションの1つとして
「屈指の豪雪地帯松之山で、
1週間スキー場業務とキャンプ場の宿直をしてくる」というもの。
そこで実際の期間、
日中は排雪作業やリフト乗り場の整備といった、
スキー場での業務のお手伝いや、
スキー・スノーボードの技術を磨きながら
7泊8日の1週間雪中キャンプを行いました。
今回は1週間の雪中キャンプの様子をお届けします。
ぜひ雪中キャンプに興味がある方、
これから始めたい方の参考になれば嬉しいです。
DAY1 テント設営とまさかの出会い
松之山温泉スキー場ではスキーやスノーボード、
他にも各種スノーアクティビティで
遊べるだけではなく、
スキー場に併設して雪中キャンプを楽しめます。
初日はテント設営からスタートして、
まずは雪上をなるべくフラッとに足で地固めしていく作業です。
地面がふかふかの雪のままだとペグも効かず歩きにくさもあり、テント内で活動するのに快適に過ごしづらいためです。
実際に今回やってみると20~30分かかり少し体力を消費。
スコップを使用すると見た目がきれいに地固めできますが、断然おすすめは自分の足です!
スコップよりも短時間で地固めの作業が進み、
次の行程に進みます。
ぜひ足踏みで雪を平らに踏み固めるのを推奨します。
地固めのあとはテントのフライシートを広げ、
円形のサークルポールをフライシートの上部に
セッティング。
フライシートの各所にペグを準備してペグダウンしていきます。
ちなみに今回使用したのが、
ポモリーのサークル6というテントです。
最大6人まで入れて、
テント内で薪ストーブを使用しながら
過ごすことが可能。
冬キャンプに最適なテントになります。
1本のポールで立てられるので初心者でも設営が簡単なのも魅力です。
そして、ペグダウンの工程で
柔らかい雪の上では、
通常通りペグダウンしても効きません。
フライシートの穴にペグを横に通して、
地固めした雪の上にセットします。
次にセットできたペグごと足で踏み、
雪をへこませ、さらに上から雪を盛る。
そしてまた踏んでいくペグダウンをするのが雪中テントスタイル。
ペグダウンができたらフライシートの中に
ポールを入れ込み、立てます。
このときに中央のポールを雪に付けないように注意。
雪中キャンプの場合は支柱となるポールは
そのまま置くのではなく、
木の板などの土台をかまして支柱を置くようにします。
理由としては、
支柱のつなぎ目に雪が入り凍る可能性もあるので
テントを片付ける時に大変です。
またアルミの素材でできているポールは、
熱伝導が地面に伝わりやすいので雪が溶けやすいためです。
最後に、テント内の水漏れや風からテントを
さらに守るために、ガイロープでテンション上げて本来ある強度の性能が活きたテントが完成です。
周りのテントサイトを見渡すと、
立てたお隣にもテントがあり、
お隣キャンパーさんなのでまずは挨拶をしに行ってきました。
「こんにちは!」と挨拶をすると、
あれ?どこかで見たことがある顔が。。
「え!あの伊豆のぬし釣りのけんいちさん&やまとさん!?
出張料理人のミツさんまで!?」
他県での活動拠点を持つお三方。
まさか新潟県の松之山という地にいるとは思わず、興奮が止まらなかったです。
お三方ともアウトドアの楽しさや魅力を数多く発信され尊敬していて、今の自分としては
「新潟県のアウトドアを情報発信してます!」と伝えるのに必死でした。
松之山温泉スキー場でYouTube用撮影だったとのことで、その撮影終わりにもかかわらず気さくに話して頂きありがたかったです。
ほんとまさかの出会いでした!ありがとうございました。
さて、その後はスキー場での業務へ。
松之山温泉スキー場のゲレンデでは
6つのコースがあります。
今日はファミリーゲレンデのコースで
カービングターンに向けてスノーボードの練習。
第一リフトの山頂を降りて滑り始めると、
ワイドなバーンになっていて、
大部分の斜面も緩やか。
初心者やご家族で安全に楽しくスキーやスノーボード、
スノーアクティビティを楽しむことができます。
1日目はファミリーゲレンデで12本滑ることができました。
滑り終わったあと、
この日は松之山地域で活動されている
地域おこし協力隊の定例ミーティングに
参加させて頂きました。
私は松之山温泉スキー場で初日ということで、
各職員さんに挨拶回りをしていたところ、
偶然1人の地域おこし協力隊にお会いできました。
その方に「松之山地域について知りたい」ということを伝えたら、松之山の各集落で活動している隊員が集まる機会がちょうどこの日にあり、突然にも関わらず温かく出迎えてくださいました。
松之山ではお米などの農業や農作物の直売所運営、地域のイベント関係など幅広い分野で
地域資源を活用しながら日々生活を営んでいることがよくわかりました。
初日の業務が終わりました。
昼間立てたテントに戻る前にお風呂へ。
「松之山温泉」という名があるように、
スキー場からほど近くには温泉街がありました。
そのなかの地元民憩いの共同浴場「鷹の湯」で
1日の疲れを癒します。
ただビックリしたのが、
とんでもなく熱い湯だったんです!
ほとんどの源泉温度がなんと90℃前後らしく
これが松之山温泉なのかと洗礼を浴びました。
1日目が無事に終了。
初日から色んな出会いや出来事があり、
頭が追いつけませんでしたが、
寝袋に入りゆっくり就寝。
おやすみなさい。
DAY2 除雪機の爆音で目覚める
2日目の朝。おはようございます。
時刻は4時すぎ。
「ブォォーーーン」という音が突如鳴り、
何事かと思いテントから外に出てみると、
明るくて大きな機械が何やら作業をしていました。
スキー場に来る前は、去年の7月から長岡に移住し、最初はよくわからなかったのですが、あれは除雪機でした!
除雪機が稼働するくらい、
たしかに一晩のうちにこんなに雪が降り積もり、
降っている最中でした。
朝早くから除雪作業をいただき本当にありがたい限りです。
少し明るくなって自分の車の方へ向かってみることに。
「え!車にもこんなに雪が!?」と衝撃的な対面でした。
前も見えないくらいの雪の量。
持ってきたスノーブラシで雪を落としていきます。
まだ雪質は柔らかく落としやすく、
早いうちに雪かきをしておくのが楽なのを身をもって体感しました。
さぁ続いてテントの排雪作業です。
積もった雪の重さでテントが潰れないように、
外側のフライシートの淵に溜まった雪を取り除いていきます。
フライシートに搭載のスノースカートによって、
雪を被せる場所ができ、外からテント内への風の侵入も抑える効果も。
実際に使ってポモリーサークル6テントの性能に助けられた場面でした。
雪が一向に止まず降り続く中、
この日は何組か他にもテントが張ってありました。
朝に行ったテント周りの排雪作業で
スノースカートが見えるくらい、
ここまでの状態になりました。
ただ3~4時間ほど経つとまたテント付近が
雪まみれに。。
日中のなかで何回かテントの様子を見ながら、
その都度雪かきの繰り返しでした。
2日目の業務が終了。テント内の気温は0.9℃。
家にいるよりも寒さを感じながら過ごす一夜です。
みなさんがおそらく感じる
雪中キャンプイメージって
「寒さ」が1つ挙げられると思います。
実際に雪中キャンプ中は寒さにじっと耐えるのではなく、快適に眠れて過ごせるように暖がとれる機器を準備します。
薪ストーブも暖をとるのにおすすめですが、
今回私の頼もしい味方はストーブです。
アルパカのストーブを使って身体を温めながら過ごせました。
コンパクトなサイズで、
薪ストーブよりも簡単に着火し、
ほっこりできるのも魅力でした。
ただし、薪ストーブもコンパクトストーブにも
大きく気を付けるのは一酸化炭素中毒の可能性です。
一酸化炭素は空気中における濃度が0.02%(200ppm)に上昇すると頭痛などが起こり、さらに、濃度が上がると吐き気、めまいなどの中毒症状が進み、最悪の場合、死に至ることもある物質です。
今回私が温度計と共に使用している、
一酸化炭素チェッカーを必ず持参して、
「200ppm」の数値を1つの目安にして 上昇しすぎないように、
テント内の換気を行いながら暖を取りましょう。
アルパカのストーブを使って身体を温めると、
0.9℃だったテント内は3.4℃まで上昇。
体感温度も温かさを感じるくらい非常に違いました。
他のサイトでは薪ストーブを使って、
暖を取りながら一夜を過ごすテントもありました。おやすみなさい。
DAY3 最高の雪中キャンプ日和
おはようございます。雪中キャンプ3日目。
ストーブが止め一晩過ごすと、
-1.9℃と朝はこんなに冷え込みました。
一晩でまたこんなにテントに雪が積もりました。
今日も無事に雪中キャンプができますように雪かきからスタートです。
今朝も早くから除雪機が入り、
松之山エリアの排雪作業を行っていた様子。
松之山の除雪は本当に綺麗で通勤や買い物に
ちょっと行くのにも
車で非常に出入りしやすく助かります。
にしても、
今日は快晴で雲1つないお天気が良い日。
スキーやスノーボード、スノーアクティビティをするには絶好の日です。
朝の雪かきもここまで完了。
残りは日中の太陽で雪が溶けてくれることに期待して業務に行きます。
日中の業務の1つにスキーレッスンがスタート。
スキー場でパトロール隊としても活動する
「たくや先生」から
基本の横歩きから八の字で滑る、
プルークボーゲンなどを教わりました。
レッスン後は教わった基本技術の習得を
目指して自主練。
ファミリーゲレンデのコースで
14本を滑りました。
3日目の業務が終了。
テントに戻ると程よく日中の太陽で雪が溶け、
テントのスノースカートが
くっきりと見える状態まで回復しました。
自然の太陽にも大変助けられありがたい限りです。
「-2.1℃!?」
日中の太陽とは裏腹に、
夜はこんなに冷え込みました。
ストーブで暖を取って夜ご飯を食べ、
寝る準備をしていきます。
今日もお世話になります、共同浴場の鷹の湯。
まだまだお湯の熱さに慣れないですが、
サウナの交互浴のように、
時より夜風を浴びて温泉に浸かるのが
心地良いのを見つけました。
そして、入浴後は地元の方ともゆっくりお話できて、「地元のお祭りが近々あるので良かったら来てほしい」とのこと。
年に1回で沢山の人が集まる松之山のお祭りらしく、テントに戻ってからもとても気になりました。
おやすみなさい。
DAY4 雪の日のテントを守る
おはようございます。雪中キャンプ4日目の朝。
テント内の気温は0.1℃。
昨日の晴れとは打って変わって、
一晩でこんなに降雪が。。
テント内から見てみると、
積もった雪から耐えているのが分かりました。
テント周辺の雪を取り除き、
雪の日で誰もいないときがテントが潰れる危険性があることを聞いていたので、
テント内のポールを倒してテントを
一旦閉じておくことに。
テントの前には貸し出し用のスコップを一旦目印に立てておきました。
スキー場の業務へ。
平日は9:30営業開始のリフト乗り場。
朝1番はオープン前にリフトに積もった雪を取り除いたり、スノーダンプを使ってリフト乗り場付近の雪面をフラットに、雪かきしていきます。
スノーダンプを初めて使い、
排雪作業に最初手こずりましたが、
先輩方の動きを見てコツをつかみ、
徐々に雪の運搬ができるようになりました。
リフトを利用しているときには
気付かなかったのですが、
スキー場のオープン前の雪かきを通して、
利用者が少しでも快適にリフトに乗りやすいように整備していたことを肌で実感しました。
日頃からの整備をいただき本当にありがとうございます。
リフト整備後はスキー練習へ。
昨日学んだプルークボーゲンの復習と共に、
自然に八の字で滑れるように
着実に自分のものにしていけるように、
ファミリーゲレンデのコースで7本練習をしました。
時刻はお昼時。松之山温泉スキー場では、
「レストハウス雪椿」という
ゲレンデのレストランが併設されていました。
麺類やご飯もの、おしるこなどメニューも豊富。
1番人気はこちらの「特製肉みそ麺」です。
この日のランチに頂きました。
たっぷりのニラとモチモチの麺、
そこに中毒性のあるスープがたまらない逸品です。
雪の日には特に心に沁みる一杯でした。
お昼だけレストハウス雪椿で
食べるのもできるので、
ぜひ必食・ゲレンデ飯としてオススメです。
十日町・松之山エリア雪国での生活。
地元の方々は雪と共にどのように暮らしをしているのか、1つでも学んでいくために、
教えて頂いた地元のお祭りへ。
毎年1月15日(小正月)に開催される
松之山温泉での伝統行事「賽の神」で、
十日町市観光協会によると、
「正月に飾られた門松や神飾りなどを集め円錘形の塔を作り、それに火をつけ餅やスルメを焼き無病息災を願う」というもの。
そして、その円錘形の塔から出た灰と雪を混ぜ、
お互いの顔に「おめでとう」と言いながら塗りあう、
「すみ塗り」という貴重な体験もさせて頂きました。
無病息災・家業繁栄を願って代々行ってきた、
雪国伝統の祭事でした。
4日目の業務が終了。テントを立て直し食事を済ませ就寝へ。
4日目のテント内は-1.9℃。
松之山温泉と共に1年の健康を願って
雪国での暮らしを営むことを体感できたのが印象的でした。
おやすみなさい。
DAY5 襲ってきた吹雪
おはようございます。5日目の朝。
雪の日。テント内は-2.7℃。
朝はオープン前のリフト乗り場の除雪作業。
昨日よりも雪が吹雪いており、
雪かきするのも大変でした。
スキー場の職員さんと協力してなんとか排雪完了。
オープン前には並んでいたお客様の1組。
新潟市と村上市から松之山まで来られたとのこと。
新潟県のアウトドアを推進する立場として、
松之山温泉スキー場に惹かれた理由などもお聞きしました。
日中は時より視界が遮られるほどの強い風が
襲いながらも、後日テントサイトを綺麗に整備する予定があり、使用していたテントの移動作業を行いました。
水漏れや風からテントをさらに守る、
ガイロープを回収する作業が非常に大変でした。
1日目からガイロープで固定していて、
今日までの雪で自分の膝から足まで約50cmは奥深く、結び付けたペグと共に埋まっていたので、
スコップやスノーダンプを使いながらも掘り起こす作業に体力を大量に消耗し身体全体がへとへとになり過酷でした。
結局、日中のうちにテント移動ができず、
17時以降になると暗くなってきたのでこの日の作業は一旦終了に。
設営が簡単で予備用のソロテントで
一夜を過ごすことに。
おやすみなさい。
DAY6 -5.8℃の世界へ
おはようございます。6日目の朝です。
テント内の気温は
「-5.8℃」
最高記録を更新し未知の世界での雪中キャンプでした。
吹雪いた昨日とは大きく変わり、この日は快晴。
朝のうちに元のテントの片付け、
テントサイトをできる限り平らに戻して
テント移動作業が終了しました。
全身の筋肉痛がスキーやスノーボードをした翌日よりもひどく、
1週間のなかで1番身体が重たい日でした。
この日は午後からスキー場で新しく考えている、
スノーアクティビティの取材・撮影をさせて頂きました。
スキー場を管理する村山さん自ら
アクティビティのガイドをいただき、
スキーやスノーボードをしない人でも長靴で楽しめる新しい試み。
スキー場でのイメージや固定観念に囚われず、
たくさんの方に雪遊びを楽しんでもらいたい
村山さんの想いを
アクティビティを体験しながら間近で学ぶ時間に。
昔よりも県内のスキー場の存続が厳しいと
言われているなかで、
村山さんのアイデアや挑戦に非常に刺激を受けました。
スキー場で利用者が楽しめる可能性を広げ、
より冬のアウトドアを楽しめる試みを常に模索することが1番の学びでした。
その取材の道中、スキー場での1週間の動向を
各種SNSで発信していたのを見ていただいた方と偶然遭遇しました。
自分のSNSを見て松之山温泉スキー場に行くきっかけになれて、
嬉しく、発信を続けて良かった瞬間でした。
ありがとうございました。
その後、村山さんが先生を務める、
まつのやま学園アウトドア部への見学をさせて頂きました。
雪里留学プログラムの1つで、
松之山地域外に在住する小中学生が
まつのやま学園に就学し、
特色ある教育や課外活動を行うというもの。
そのなかでアウトドア部では、
この日スキー場の雪上を使って
エアボードによる雪遊びが行われました。
村山さんからエアボードの乗り方や
ターンの仕方を教わり、
エアボード初心者の子どもたちでも
短時間でターンができるように
なっていてすごい。
寒いと家にこもりがちですが、
このような自然の地形を活かした遊びを
小中学校時代に経験しておくと
将来もアウトドアでの楽しみ方が
広がるなぁと実感。
アクティビティ体験からアウトドア部の見学まで、村山さんありがとうございました。
6日目の業務が終了。鷹の湯で温泉に浸かり、
スキー場駐車場からテントサイトに向かおうとしていたところ、
タイミングよく伊豆のぬし釣りさん方に遭遇。
1週間で2度目ましての出会いで、
テントに少々お邪魔させて頂きました。
伊豆のぬし釣りのけんいちさんとやまとさんからは
色んなお話を聞かせて抱きました。
国内のみならず、
アメリカでキャンピングカーを使って、
現地のアウトドアカルチャーを体験したというおふたり。
他にもお2人から聞く話はどれも刺激的で、
日本という視点だけでアウトドアを狭めてはいけないと痛感しました。
人柄も温かくて非常にアウトドアに熱い2人だということがものすごくわかりました。
けんいちさんとやまとさんに松之山で出会えて感謝です。
ありがとうございました。
雪中キャンプの大きな魅力と言われたら個人的には夜時間。
テント内の光に照らされたテントに、
見上げると無数の星空が広がっています。
6日の夜は特に星々が綺麗で、
今までの大変さが吹っ飛ぶくらい、
心から感動しました。
写真ではなかなか伝わりづらいのですが、
ぜひ雪中キャンプだからこそ出会える感動を
その目で見て頂きたいです。
そのなかで
松之山温泉スキー場のキャンプサイトは、
周辺に遮られるものはなく雪山に囲まれながら、
雪のおかげで空気が透き通るように澄んで、
美しい星空を眺めることができるのでオススメです。
おやすみなさい。
DAY7 アクティビティの練習成果
おはようございます。7日目の朝。
曇りときどき雨。テント内の気温は-0.1℃。
今日がテント泊最終日。最後まで気を引き締めて過ごしていきます。
朝は山頂のリフト乗り場で排雪作業を済ませ、
日中はだんだんと雨脚が強くなってきました。
そのなかでスキー場のたくや先生が、
快くレッスンを引き受けてくださいました。
プルークボーゲンの次のステップ
「シュテムターン」と呼ばれる、
開く足を山開き、谷開き、両開きという
3つの種類に開くことで滑る走法の習得へ。
レッスン後の自主練。
スキー板を車のハンドルのようにイメージ。
前かがみの体勢から車でいうとニュートラル、
右板を左板よりも少し前に出して右ターン、
再びニュートラル、
左板を右板より少し前に出して左ターン、
ニュートラルの繰り返しを意識して、
ファミリーゲレンデのコースで15本練習を行い、
シュテムターンが形になってきました。
今回1週間のなかでスキーでは
シュテムターンまで。
スノーボードはS字ターンまでは
できるようになりました。
教えて頂いた、たくや先生ありがとうございました。
おやすみなさい。
DAY8 最終日
おはようございます。7泊8日のテント泊。
無事に最終日の朝を迎えることができました。
テント内の気温は2.5℃。1週間のなかで1番高い気温。
今回の1週間テント泊で
就寝中の強い味方になったもの
3つを紹介します。
まずはマット。
①キャプテンスタッグのEVAフォームマット56×182cm
②NEMOのテンサーアルパイン レギュラー マミー
家でいうところ床。
さすがに地べたでは快適に眠れないので、
キャンプではマットを用意します。
その中でも雪中キャンプはテントの下は雪なので
断熱性が高いマットを準備。
雪中キャンプの場合は、
断熱性を表す数値「R値」が4以上のものが最適です。
実際に使用したNEMOのマットは「R値4.8」
加えてキャプテンスタッグのマットもあり、
冬キャンプには必要十分でした。
ちなみにR値は複数のマットだけで
4以上をクリアにする方法もありますので参考までに。
これらのマットのおかげで、
地面からの寒さを感じることなく、眠ることができました。
寝袋は③NEMOのソニック0を使用しました。
最大の魅力は
800フィルパワーの撥水ダウン素材のおかげで
-18℃までの気温下でも快適に眠ることができることです。
寝返りもうてて、寝袋内はスマートフォンの画面が終始曇るくらい
温かく眠れました。
最終日は東京や神奈川県など
県外から来られたキャンパーさんで
キャンプサイトがさらに賑わっていました。
今回実際に利用者へのインタビューをさせて頂きながら、色んなテントやキャンプスタイルを見ることができ、楽しみ方の視点が広がりました。
日中はスキーやスノーボードをしながら、
夕方からは雪中キャンプの遊び楽しみ尽くせる松之山温泉スキー場。
県内で唯一無二のアウトドアフィールドでした!
1週間のまとめ
今回は松之山温泉スキー場で7泊8日(1週間)の
雪中キャンプの様子でした!
時より過酷さも当然ありながらも、
雪のおかげで空気が澄み、
見渡す星々に心打たれたりなど
いろんな楽しさがあり、
しっかりと防寒対策や暖を取りながら、
自分で豊かな暮らしを創ることができるのが
雪中キャンプの良さだと思いました。
大変な中でもどうやったら快適に過ごせるのか
自分の創造力や経験をフルに働かせ、
挑み続けた充実した1週間。
生きる力がグーンと上がりました!
風邪など引かず無事に過ごすことができたのも
色んな方々のおかげあってこそです。
スキー場を管理する村山さんを始め、
出会えた方々に感謝申し上げます。
本当にありがとうございました。
※松之山地域の気象情報や現地の状況なども
確認しながら、雪中キャンプをする際には
十分な準備と細心の注意を払って
安全第一に行っていきましょう!
ここまで読んで頂きありがとうございました。
Have a Good Outdoor Day!
1スキ、1コメントが励みになります!
雪中キャンプ予約はこちら!
松之山温泉スキー場の管理人(村山さん)による
日々のスキー場の様子を更新中。詳細はこちら!
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