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アメリカ初のイケメン俳優!早川雪洲とは?

ハリウッド初代セックスシンボルは日本人!?

ブラッド・ピット、ジョージ・クルーニー、ライアン・ゴスリング…ハリウッドの名だたるイケメン俳優、いわゆるセックス・シンボルは白人のイメージが強いかもしれませんが、実は「初代」と言われるハリウッドイケメン俳優は日本人だということはご存知でしたか?

早川雪洲。イメケン。

早川雪洲はハリウッド映画のはじめ、サイレント映画のスターでした。裕福な家庭で生まれた雪洲(本名:早川金太郎)は日本で兵役を終えたのちに、両親になってほしいと言われた銀行員になるべくして1910年代にアメリカのシカゴ大学に入学。勉強を終えロスに移動してから日本に帰ろうとした直前に「あ、俳優やってみようかな」と思いリトル・トーキョーで演技をしてみることに。演劇界で目立つようになってからハリウッド俳優としての道を切り開きました。

早川雪洲は瞬く間にスターの道へ。「Matinée idol(マチネ・アイドル)」と言われる、ロマンチックな役を演じる俳優として起用されつづけアメリカのお茶の間の主婦たちを虜にすると同時に、アメリカ初のアジア人スターにもなります。アジア、特に日本に対する偏見や差別が多かったアメリカではあり得ないような話ですね。事実、日本人に対する偏見が強くなったことによって一時ハリウッドを離れブロードウェイに移りますが(結局親が求めていた銀行員にはならず)、1930年代には再びハリウッドに戻りその名を全米中に轟かせます。

おそらく、、ですが、サイレントからトーキーへの移行と第二次世界大戦の影響で早川雪洲の名は次第に過去のものとなっていきました。現在日本でさえ早川雪洲を知る人は少ないかもしれませんね。いずれにせよ彼はハリウッドの歴史にその名を残す偉大な存在であることに変わりありません。身長171.5cmであった彼は当時のハリウッド基準でも低かったそうですが、そんなことでは彼を止めることはできませんでした。災い転じて福と成す。彼が主演女優と演技をするときは身長を補うために箱馬に乗り、業界ではそれ用の箱馬をいまだにsessueと言っているそうです。

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