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母国語から外国語を学ぶ



母国語から外国語を学ぶ







Duolingoに興味深いコラムがありました。


言語学習で、つい学習言語を母国語にあてはめて考えちゃうよね、それが習得への隔たりになるよね、という話。


ロシア語を学ぶ私は、別に間違いでは無いからという理由で


主語ー述語ー目的語と並べてしまうけど、


その義務教育で習った英語の学習癖のせいで、ロシア語を見ると一瞬目的語を見失う。


これについての言語学者の見解は、

外国語を勉強しているとき、わけが分からない、という感覚になったとき、すでに習得している言語の文法を適応することで「解読」することが出来るかもしれないから。


言語を学ぶとは、語彙、発音、文法そして会話におけるルールを学ぶことだけど、これはなかなか複雑なこと。


語彙がバラバラに記憶されることはなく、他の語彙とのつながりや共通項によって、記憶されるという。


たとえば、犬や猫のように、一般的なペット、もしくは哺乳類のように、意味としてのつながり。


もしくは発音としての共通点。

つぎに、つづりとしての共通点。


日本語に発音記号はないけど、漢字の部首が似たような役割をもっていると思う。


母語のように生まれてから今までふれているような言語において、そのつながりは非常に強く、新しい言語で新しい単語を学ぶとき、そのつながりに頼るのは自然なこと。


ただ、語学学習の目標となるべきは、母語を通じてではなく、その言語において、より直接的なつながりを作ること。



なぜなら言語を「母国語を通して」理解しようとするのは、時間がかかり、コミュニケーションツールとしては役に立たないから。


スピードラーニングみたいに、意味が分からなくても聞き飛ばすような勉強法は、つまらなさそうで実践できないけど、効果的なんだろうなーと思います。




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