失礼な人・撃退

楽しい凸凹育児

毒親なんはしゃーないわ 親と子のラブゲーム

体の中に耀る月

失礼な人・撃退

この間息子と二人で歩いていて、息子がぐずぐず言うので、「うるさいなあ！」と言ったら、それを聞いていた若いお兄ちゃんが

「お前がうるせえ！」と言って、絡んできました。

けど、そちらの方を向いてじっと見つめると、その人は、ニヤニヤ笑いながらすーっと目を逸らしていったので、思わず

「ダサっ…」と言ってしまいました。

ムッとはしたのですが、20代の時のようなムカムカは、今はもう生まれません。

私から見ると若く見える子で、勝手な想像ですけど、親から疎まれた経験が大きくなって鬱屈した子なのかな…と思いました。

子供に共感して「親」を敵視し、さらにそういう自分を優しいと思っている人っていますけど、そして、その気持ちは分からなくもないけど、なんだか幼稚で無責任だと思います。

子供の気持ちを本当に考えたら、親との険悪な仲を煽るような言動が、果たして良い結果をもたらすかどうか？

結局親や大人との不仲になることの責任を、子供本人が背負うことを考えると、ただ反抗するだけの人は、たとえ身体が大人でも、子供だと感じるようになりました。

子供の味方になってくれるのは良いことですし、私も親としてそれを望みますが、

子供の味方になることって、大人と対立することじゃないんですよね。

戦争が始まってから特に感じるんですが、AとBが対立していて、どちらか正しい方があって、正しい方にそうだ・そうだと味方になれることは、優しさじゃありません。逆張り思考も優しさじゃないです。

どちらにも共感できて、二つの架け橋になれることを、優しいというのだと思います。

次に、息子と二人で歩いている時に、こちらは当方の完全な過失なのですが、彼が急にその人の目の前を歩いたことで、二人は縺れ転けてしまいました。

私は発達障害傾向のひとつとして見ているのですが、彼には歩行時に不必要に幅寄せする悪癖があります。

慌てて制し彼の足を止めることは、かえって危ない、という微妙な症状なのですが、今回は私は止めるべきでした。

結果論ではありますが。

息子は下敷きになった形ではあるのですが、息子を庇い無理な姿勢で転けたその人の方が一見どこにダメージを受けたかわからないような状態だったので、

私は、

「大丈夫ですか？！ごめんなさい！」と手を差しのべ、

「お怪我はありませんか？！持ち物は何か壊れたりしていませんか？！」

「病院に行かれますか？！もしもの時(慰謝)のために、連絡先をお伝えします」

と、まあ、つまりはちょっとパニックになりかけていて、まくし立てたのですが、相手は

「だ、大丈夫ですー」

といって、スタコラ立ち去ってしまいました。

状況がしばらく呑み込めませんでしたが、ひょっとして、引かれた？子供連れの当たり屋とか、逆ナンかと思われたか？と被害妄想が炸裂…。

自分が有責である、という可能性に則るならば、間違った対応をしたわけではないと思うのだけど、そのことが、かえって「危ない人認定」させてしまったようで、落ち込みました。

けど、悪い人を遠ざけるのに、自分が危ない人に見られるのってけっこう使える手段でもあります。

前者でいえば、私が190cm巨漢で二の腕にタトゥーでも入れていようものなら、子供に「うるせえ！」って言っていても、そうそう誰も絡んで来ないと思うし…(しらぬ間に警察にめちゃくちゃ通報されるかも知れないけど)