一度だけあった少し切ない不思議な話
こんばんは
最近は箕面の山に行くのが趣味です
自殺者の多い悲しい場所でもあります。そこで思いを馳せ、またいい季節なので普段言わないような話を一つ。
大前提ですが私は基本心霊を信じていません。
死者には敬意を払うべきだし、軽い気持ちで怖いなどと肝試しに行ってはいけないというのが私の気持ちです。
そんな中で一つ、人生に不思議なことがありました
周りの環境や住んでた家から、私が5歳から6歳くらいだろうと思われる時期です
家族ぐるみで仲が良かった男の子がいました。その子は私より少し年下の、まだあまり言葉も話せない子でした。私はしょっちゅうその子に絵本を読んであげたり、歌を歌ったり、おままごとで遊んだりしていました。いまだに覚えてるってことは結構仲よかったです。
私の家は玄関に向かって階段があったのですが、そこに座り、歌ったり遊んであげたりしていました。
そしてその子のお母さんの姿も薄らですが確かに覚えています。髪をてっぺんでお団子にした、普通の人で、私の母親と談笑していました。
問題はここからです。
私が中学生になってから突如その子のことが気になり、親に「そういえば私がよく一緒に遊んでた小さい男の子って今どうしてる?」
親は、「そんな子いないよ?誰のこと?」
「いや、その子のお母さんとも仲良かったじゃん!なんで覚えてないの?3歳くらいの男の子居たでしょ?」
親が言うには、私が確かにおままごとや絵本遊びをしていたのは事実だが、毎日取り憑かれたように階段に一人で座って歌を歌っていたらしい。
(ハローキティの歌だった気がする)
一人?そんなわけなくないか?私はその子の面倒を任されていたし、もしかして何かあってその人たちと縁を切ったから無かったことにしたのか?でもそんな雑なやり方するか?それとも、イマジナリーフレンドか?(私はこの説を推していますが)
イマジナリーフレンドにしては実在しすぎてなかったか?
この話にオチはないのですが、一つだけ引っ掛かることがあります。
私の母親は私を産む前に一人、流産しています。その事をだいぶ気に病んでた様です。
もしかしたらその子は...などと馬鹿なことを考えてしまい、少し幽霊の実在を期待してしまう自分がいます。(悲しいですが)
あの子今、どうしてるんだろうなぁ。
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