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「ゲーム実況者」って何だろう

どうも、ニグです。
よろしゅうお願いします。

最近はやることがあまりにも多くて、忙しい日々を送っています。
けど、こういう体験は今しかできないからね。しょうがないよね。
限られた労働までの猶予、悔いのないように過ごしたいです。

ということで、今回のテーマは「プロ」です。

「ゲーム実況者」に拘る理由

私は、YouTubeでゲーム実況の動画を投稿しています。いわゆる「ゲーム実況者」です。大体7年ほど活動しています。いつもありがとうございます(唐突な感謝)。

その中では、YouTubeから外れて色々な人と出会うことがあります。特に初対面の方に自分を紹介すると、「YouTuberなんですね」と言われることがあります。しかし、私はそのたびごとに「いやいや、ゲーム実況者です」と言ってます。細かいことですが、いつも言い直しています。細かいとか言わないで。

私個人がゲーム実況者が大好きという理由があるからですが、実はもう一つ理由があります。そのためには、「ゲーム実況者」と「YouTuber」の違いについて知る必要があります。

恐らく、多くの人は「ゲーム実況者もYouTuberも変わらないだろ」と思ってると思います。けど、私にとっては天と地ほどの差があります。そのためにはまず、それぞれが一体何なのかを定義し、区別する必要があります。

YouTuber(ユーチューバー)とは、動画共有サイトYouTube上で自主制作の動画作品を継続的に公開しつつ、YouTube社が定める提携プログラムに従い、公開動画に付帯された広告収益による配当を得ている個人および組織。
(Wikipediaより)
実況プレイ(じっきょうプレイ)、ゲーム実況(ゲームじっきょう)、ゲーム配信(ゲームはいしん)とは、プレイヤーが実況をしながらコンピュータゲームをプレイする行為、その模様を配信する事、職業。これを行う者、職業として従事する者をゲーム実況者(ゲームじっきょうしゃ)、ゲーム配信者(ゲームはいしんしゃ)、実況プレイヤー(じっきょうプレイヤー)、ストリーマー(Streamer)という。
(Wikipediaより)

やっぱり便利ですねWikipedia。信憑性云々言われてますが私はわかりやすくてまとめるくらいに使うなら好きです。

これを見ると、YouTubeでゲーム実況をしている人はYouTuberとゲーム実況者の両方みたいです。ニコニコ動画で投稿するとゲーム実況者のみということですね。

けど、私はここにもう一つの定義を追加しています。

・YouTuberは「プロ」である。
・ゲーム実況者は「アマチュア」である。

色々賛否両論はあるとは思いますが、もう少しお付き合いください。


何を大切にするのか

さっきの文だと何が何だかわからないと思うので、もう少し掘り下げていきます。

YouTuberは、動画についた広告に応じて、報酬を得ています。それはすなわち、自身が作ったコンテンツによって金銭的対価を得ているということです。傍から見たらそれは労働者と何ら変わりません。

一方、ゲーム実況者は自分の好きの延長線上です。別の言い方をすると「趣味」です。

「別にそんなに変わらないじゃないか」と思う人もいるとは思いますが、此の細かい違いを同一視せず、もう少し考えてみます。

ここで大切なのは「中心に考えるものの違い」です。

ゲーム実況者は、「自分の好き」を中心に考えます。自分の好きを視聴者に届けたい。伝えたい。自分が納得できる動画を作れるか、自分が考える世界をどうやったら表現できるか。自分自身と向き合う、閉鎖的なものと考えることが出来ます。

一方、YouTuberは「画面の向こうの視聴者」を中心に考えます。視聴者が楽しんでくれるコンテンツは一体何か。どうやったら視聴者に見てもらえるか。それを第一に考えます。視聴者との対話を大切にし、双方向なものと考えることが出来ます。

こうやって見ると、先ほどの「YouTuber=プロ」、「ゲーム実況者=アマチュア」の定義がしっくりくると思います。しかしまだ足りません。

何が足りないのか。それは「責任」と「覚悟」です。


責任と覚悟

私が思うに、YouTuberはゲーム実況者よりも「責任」と「覚悟」があると思います。その最たる例として正しいのはROLANDでしょうか。四六時中「ROLAND」を維持し、人々が求めるような振舞いをする。もし自分なら到底できません。そこまで徹底して求められているものを提供することができません。

ゲーム実況でも同じです。視聴者が求めているものを提供する。それがいかに難しいことか。どれほどの責任と覚悟が必要な事か。今までゲーム実況をやってきたからこそわかるこの難しさを平然とこなす人が、プロとしての責任と覚悟を持つYouTuberであると考えます。

そのように考えると、私はゲーム実況者なんです。好きという積極的な理由でゲーム実況者を名乗っていますが、プロになりきれないという消去法的な理由でもあるのです。だって無理ですもん。

視聴者が求めているものに自分自身が染まってしまうのが。

YouTubeという市場の中で、自分自身という存在が消耗品として扱われてしまうことが。

この考えも間違っています。恐らくですが、プロの方々は自分自身と活動の私を切り離して考えています。いわばアバターですね。ある程度のキャラがあり、それを演じるという構造になっていると考えています(あくまでも私個人の考えなので、正しいかどうかはわかりません)。

しかし、私はゆっくり実況者です。ゆっくりとしてはアバターの分離は可能なものの、生声になるとそうはいきませんでした。声と言うものは機械音声よりも自分自身としての割合が高いため、どうしても自分自身と考えざるを得ないのです。完全に割り切ることが未だにできていないんです。

だからこそ、私は「プロ」であることを名乗る資格がないんです。今だ「アマチュア」止まりなんです。


最後に

今までつらつらと書いてきましたが、これを読んでいる人の中にはこう思った人もいるのではないでしょうか。

「えっ、有名なグループとかもまだゲーム実況者って名乗ってるよね?」

と。

そうなんです。その通りなんです。今最前線で活動している人たちは皆「ゲーム実況者」なんです。みんなプロとして、視聴者の前でふるまっています。つまり、ここまできて「YouTuber=プロ」「ゲーム実況者=アマチュア」理論は破綻しているんです。ここまできて結局破綻してるんかいと思う人もいると思いますが、私にはこの過程自体が大切なんです。

今まで自分が考えていた理論は破綻していたんです。過去の事象にとらわれていた自分の価値観は、現代において文字通りの「時代遅れ」なんです。

すなわち、自分が自分がを標榜している私はまだゲーム実況者の土俵にすら立てていないのです。

こうなったら早急に時代に遅れないよう自分自身の価値観を変えていく必要があります。

生声も私自身とニグを分離するのか。

プロの覚悟を持って活動していくのか。

自分が好きなままに、人気を求めず活動していくのか。

それとも新たなゲーム実況者の形を見つけるのか。

覚悟を持つか自分自身と対話するか。


その話はまたの機会に。

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