"ナルキッソス"へ WIP 工事中

ペーパーでも
ドライバーでもなく私は
墨で一歩一歩歩くしかない。
流れている金色のナイルのパピルスも
その上で走って燃えているアポロンの馬車も。。。
墨でできた小さな砂嵐を超えた。。いつも。
私は生きているから、
死んではだめだと、馬車を操作してる彼女と
その車輪を支える、彼女の涙の成った、
流れてゆく、色褪せたナイルの紙も。
春に居る私には、冬は遠い場所だ。
ナルキッソスと言う桜(はな)は、生まれてからもう3回それを見ました。
最初は病んでいて、青い海を超えて、西の都で、ジャムトーストを噛んで、そしてドラえもんを英語字幕で見て笑った。病床の上で。
豆腐と紅葉が大好きだた。
私は魔緑の苦く艾の酒を咽んで、神風の精となり、青から東へ吹って、彼女を悩んでいる水煙を払った。
しかし墨でできた砂には、海を超えって東の島に着くまで、桜はもう咲いていた。
彼女の長い髪は瑞々しくで、真黒で、緑に染めた。
故に、実は墨でできた私には、蒼き海を超えられなくて、故に、もうさよならになった。
ナルキッソスの桜、そしてその後は。彼女が私の眠りとその覚醒の警鐘となる私の魔神に、見守っていた、
西ゆきの、黄昏の太陽の光る輝きを盗んだ、早すぎる、邪悪な夜明けの列車の中で。
ナルキッソスを探すべきだった。
ナルキッソスを探すべきだった。
私の故郷のナルキッソスを探すべきだった。
ナイルの紙の流れを背けて、私のいる西へ到達べきだった。
潤った命の事に渇いているだから。
その命を涸れるまで水によって愛されたいだ。
すべての金色を黒い埃土にする、赤く紫色の闇黒の太陽に。
西にいるの、
私と言う、
墨染た砂の惑星に。
彼女が白い泡で乳房と陰部を隠されたまま。アポロンの戦車から降りた、
そして水芙蓉の様に、
ナルキッソスの様に、
私の苦く艾の酒の息で東にいる存在いてない島国の病床上で治った黒髪の彼女みたいに
あの桜と紅葉が同じように好きだった巫女装束の彼女みたいに
西へ行ったアマ色髪の彼女は、葡萄の種で刺されて恥裂けた飛んでゆく水の泡みたいに
もういなくなった、黄金の輝きの砂紙の流れの上で立ったままに
泡はもう黒土へ入る
もういなくなった
三角州へ辿り着いた、元は西の大陸で咲いていた金色の水百合の偽桜は
東の島の国でいなくなった緑の葉が黒髪の上で満開された、冷たい、真白の肌の彼女の死に桜と
滅びへ一直線の黄金の逃げ道の中で隠されたままの真紅の葡萄酒の涙と青い国で一歩一歩で歩てゆく墨に塗り替えている魔緑の苦艾酒(くあいしゅ)のため息の混ぜる事によって。
見守っている私と言う漆黒の夜と死を警戒してる私の作った忠実な下僕の魔神が、眠っている私を起こさせて。
そして、黄金いろも、泡色も、黒い土の色も、私の愛していた彼女の元々に居た苦い、無邪気な、深刻な緑色も。
ただ瞼の肉と灰のいろになって、
そしてすべての幻想の中で生き生きとした美しい、愛しい者と物たちも、
私と言うすべてを滅ぼす真理の前で、ただ瞼を開けた後で飛んでゆく消える泡に過ぎないだ。
ナルキッソスと言う、白黒で桜咲いていて、私の色そのものすら否定する息の風により散った華の泡蝶々。

私は最初の桜の緑がとても好き好きて、
彼女の死んだ黒い土へから黄金の海を作った。
その黄金の小麦の海で彷徨う小船を泡と言う名前を付けった。
その船は沈んだ時、私は自分の汚い手で救う努力もしてみた。
でも小便塗れるな乾いた黄色い葉っぱは、
黒い土にどれだけ眠いても、
もう二度度緑色の彼女へ戻る事はないだろうよう。
これで、私に対して桜のさくのはもう第3回だった。

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