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なぜ、マインドフルネスは分かりにくいのか?

最近、このような問いを掲げています。

マインドフルネスを分かってほしいと思えば思うほど、専門的な説明になってしまい、逆に分からりにくい現象が起こっているからです。

「頭だけで理解できるものでははない、体験しないと分からない」と一点張りですが、ホントにそうなのか? ここに私の関心があります。


ビジネスパーソンのベーシックスキルをいくつかピックアップすると、

・ロジカルシンキング
・プレゼンテーション
・ファシリテーション
・マネジメント
・リーダーシップ

などあり、分かりやすいものもあれば、分かりにくいものもあります。

単に、横文字(カタカナ)だから分かりにくいということではなく、
上記3つは日本語表記すれば、意味も、効用(できること)や効果(得られるもの)は、分かります。

・ロジカルシンキング→論理思考
・プレゼンテーション→情報伝達
・ファシリテーション→議事進行

下記2つは日本語表記できなくないですが、意味する範囲が広く、さらに効用(できること)や効果(得られること)も多様ですと、分かりにくいとなります。

・マネジメント→人的管理?
・リーダーシップ→影響力?

ということは、分かりやすさと分かりにくさの境界線は、
「日本語表記できて、名称と効用(できること)、効果(得られること)が一致していること」かもしれないです。

それでいうと、
マインドフルネスの日本語表記は単語じゃなく文章です(泣)

・意図をもって、評価判断なく、この瞬間に注意を向ける

マインドフルネスの効用、効果に至っては、
これでもか!のてんこ盛り。

・ストレス低減、メンタルヘルス対策
・生産性向上、パフォーマンス
・EI(感情知性)、リーダーシップ向上
・創造性向上
・ウェルビーイング向上

という構造です。

端的に分かってもらおう、分かってもらえるはずと思いこんでいるのが、
おこがましい
のかもしれません。。

少なくとも、マネジメントやリーダーシップを説明するよりも、難易度が高そうです。

・マインドフルネスそのものの説明
・マインドフルネスが与える効用、効果

は切り分けて、日本語表記と効用、効果を一致していく。

例えば、

・メタ認知(メタ認知を鍛える)
・感情トリセツ(感情を取り扱う)
・内なる声との対話(深く内省する)

など、切り口を工夫しつつ、マインドフルネスすべてを分かってもらえるよりは、一側面ずつ分かってもらえるようになるといいなと思えてきました。

それは、阿修羅像のように。

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