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タイムスリップしてきた昭和の銀行マン

銀行通帳を電子化しようとして
アプリインストールだけでは
ダメだという事で
数ヶ月前、市の銀行の窓口へ
行きました

市の中心部にあるその銀行は
とても近代的で
窓口に行くと、別の窓口に
通される__そこは、
特別室とまでは行かないけれど
ひと席ごとに仕切られた空間

たかが、通帳からアプリに
変えるだけなのに…

番号で呼ばれ、席に着くと
お姉さんが丁寧に説明してくれた

どうでも良い説明と言うか 
それなりに聞かなければならない
規約ごとを聞くと言う説明

なんとなく聞きながら、
ふと、お姉さんの後ろ側にいた
男性が目に付いた

心の中で『えーーー!』と叫ぶ
タイムスリップみたいな人がいる

この近代的な銀行とは、
そぐわない
と言っては失礼だが…
どう見ても、ザ・昭和の人

両腕に、紺のアームカバーをして
書類に目をジーッと通している
机の上は整頓されているけれど
パソコンは無く

所々メッキが剥がれている
数十年は使っていそうな
ステンレスの水筒が目立つ

男性は、銀縁眼鏡をはめており
シワも白髪も無く髪型は、
きっちり7–3に分けられている

たぶん年齢は、
30代から40代前半だ…

私は、その人から
目が離せなくなった…

もしかしたらこの後

算盤そろばんが出てくるんじゃないか?

待てども、くらせど
算盤そろばんは出てこない
そのうち説明が終わってしまった

残念!まだ算盤そろばんが…

もう少し説明して欲しい!
(聞いていない説明を)

出てこないかもしれない
算盤そろばん見たさに
説明を欲するとは…

もし、算盤そろばんが出てきたら
心の中で『出た!w』と
叫ぶだろう
そして、確信するだろう…
あっちの人だ!w

とある数ヶ月前の出来事でした

ザ・昭和の銀行マンの格好イメージ
こんなにおじさんじゃなかったけれど…

・・・・・・・・・・・・・

ウイリアム・シェークスピア
の戯曲三八編のうちの一つに
『ヴェニスの商人』がある

「ヴェニスの商人」は、
中世イタリアを舞台に恋と
商取引を描いた物語。
強欲な金貸しのシャイロックは、
商人・アントーニオに対し
「心臓の隣の肉1ポンド」を担保に
お金を貸す。
その時莫大なお金を動かしていた
アントーニオは
契約を結んでしまうが、
投資に失敗し
お金を返せなくなってしまう。

ネット検索より

映画『シャイロックの子供たち』
を観ました


シャイロックの子供たち
池井戸 潤 (著)

Amazonより

「現金が足りないんです」。
銀行の支店で起こった現金紛失事件。
捜索の結果、
当日の日付の入った札束の帯封が
女子行員の
ショルダーバッグの中から発見され、
疑いがかかる。
女子行員は盗ったことを否定し、
ミスを隠したい銀行は支店長らが
金を出し合って補填をすることに。
そのうち、別の男性行員が失踪――。

東京第一銀行長原支店――
中小企業や町工場が
ひしめき合う場所に立地し、
それらの顧客を主な取引先とする
銀行を舞台に、
〝たたき上げ〟の誇り、
格差のある社内恋愛、
家族への思い、上らない成績……
事件の裏に透ける行員たちの
人間的葛藤を描く。
銀行という組織を通して、
普通に働き、普通に暮すことの
幸福と困難さに迫った傑作群像劇。

シャイロックの子供たち
池井戸 潤 (著)
Amazonより

銀行という所で働くのって怖そう
銀行マンがギャンブルめいた事を
やっている銀行もあるのかも?

コレは、エンタメだった…

でも、数ヶ月前に見た
ザ・昭和の人は、
ギャンブルとは程遠い気がする

またあの銀行に行ったら
居るだろうか?

それとも幻だったんだろうか?w

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………………
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