10-1 銅像だらけの不思議な町 〜北マケドニア・スコピエ〜
ブルガリアからみて南西部位置する国、北マケドニアに到着。皆さんは北マケドニアという国を聞いたことがありますか。私は旅を計画する時に初めて知りました。旭日旗に似た国旗ですが、過去には変更もあったようです。正直どのような国なのか想像もつきませんが、知らない事を知る楽しみは大きいです。
スコピエは北マケドニアの首都であり、最大の都市です。街の中心広場であるマケドニア広場周辺には大量の銅像が等間隔に並んでいます。乱立しているといった方が正しいでしょうか。少し引くぐらい多過ぎるのですが、非常に特徴的で面白いなとは思います。
スコピエはマザーテレサ生誕の地でもあります。マケドニア広場から徒歩数分のところに記念館があります。社会の授業で必ず聞いたことのある名前ですが、スコピエ出身である事は知りませんでした。館内には無料で入る事ができ、人となりを勉強できます。スコピエに来たのなら、訪れる価値はあると思います。
スコピエの歴史を語る上で忘れてはいけない出来事、それは1963年に発生した大震災です。M6.1の地震でスコピエ市内のほとんどが瓦礫の山となりました。半壊した旧鉄道駅を利用して作られた博物館があり、発掘された道具などが展示されています。正面玄関にある時計は、地震が発生した時刻5時17分で止まっています。これからもずっとスコピエを見守ってくれるはずです。
