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教頭のなり手がいなくなる時代が、すぐそこに来ています

副校長・教頭先生の約8割が過労死ラインの80時間を超えているというデータが出ています。

先生たちの仕事が減っているかどうかは別にして、早く退勤できるようにはなってきています。

しかし、教頭先生の仕事は一向に減りません。それどころかコロナ禍になり増えている感があります。
例えば、子どもや先生が陽性になれば、いちいちめんどくさい書類を出さなければなりません。学級閉鎖になればメールやら文書やらを出さなければなりません。

GIGAスクールも教頭先生の多忙化に拍車をかけています。
教育委員会の予算で入れたタブレットは安価な物です。国からの補助金は46,000円。あとは市町村の持ち出しです。市町村はいかに持ち出しを少なくするかを考えますので、ギリギリまでスペックを落とします。
そうなると、タブレットは故障しやすくなるのです。故障するとその手配を教頭先生がやります。

この他にもオンラインでの授業やら、タブレットの持ち帰りによるトラブル。GIGAスクールの推進役の方は、教頭先生の多忙化なんてお構いなしです。

とにかく今までに無かった仕事は全部教頭先生の仕事なのです。
それはなぜか。

教員の多忙化解消により、先生たちに仕事を振ることができないのです。
したがって、教頭先生が被るしかなくなっているのです。

そんな教頭先生の姿を見て、誰がこの職に就きたいと思うでしょうか。
ある県では教頭試験は2倍を切っていて、受ければ受かるような状況です。
こんな状況では、ろくでもない学校経営しかできません。断言します!!!

では、これをどう打開するか。
今できることは、校長が教頭先生の仕事をある程度肩代わりしていくしかないのです。
教頭先生が生き生きと仕事ができるように、校長が身を粉にして働くしかないのです。

もう校長室でふんぞり返っている校長はいりません。


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