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初めての陳情を提出してきました。

昨日は足立区議会へ行き、子ども子育て支援対策調査委員会の傍聴をし、陳情を提出してきました。

陳情とは、国や地方公共団体などの公共機関に対して、その実情を訴え、一定の措置を行うよう(または行わないよう)要望する行為のことです。

私が提出した陳情は「学校給食におけるコロナ禍のルールの撤回を求める陳情」というものです。

このページの最後に添付していますので、是非興味のある方はお読みください。

私が今年の5月に区議会議員に立候補した理由を一言で言うと「学校はもう限界」と思っていたからです。例え校長になったとしても、この学校というシステムを変えることはできないと働きながら感じていました。中から変えられないなら外からと思い、政治の世界へ飛び出しました。(失敗に終わりましたが)
今は保護者として(PTAとして)学校と関わっていても、おかしいなあと思うことが沢山あります。しかし、その問題のほとんどが、突き詰めると学校や教員のせいではなくシステムの問題で、とにかく学校や教員が抱えきれないものを抱えさせられていると感じます。そんな中で教員たちは息をする間もなく働き、その弊害やしわ寄せが全て子どもたちに行き、保護者も鬱憤がたまり、校長室に乗り込む、、、というこの上ない悪循環の中に学校があると思っています。

先日、小・中学校における不登校児童生徒数は299,048人(前年度244,940人)であり、前年度から54,108人(22.1%)増加し、過去最多とニュースになりました。

学校はもう限界、子どもたちも苦しい、では「どうしたらいいのか」を今こそ本気で取り組まなければいけないわけです。

私は議会で実際に意見を述べたり、質疑をする立場にはないけれど、陳情を出せば議会で議題に上がるチャンスはあるので、この「陳情を出し、傍聴へいく」というアクションは定期的にこれからも続けていくつもりです。

下記、私が昨日提出した陳情です。思いを込めて書きました。
読んでもらえるととても嬉しいです。


学校給食におけるコロナ禍のルールの撤回を求める陳情

新型コロナウイルス感染防止対策のため、学校給食では、子どもたちに「授業のように個人で前を向いて、黙食で食べる」というルールを課してきました。

今年5月に新型コロナウイルス感染症が2類から5類へ引き下げられたにも関わらず、未だに足立区内の多くの学校や学級では、コロナ禍のルールのまま給食を食べることを課している状況にあります。

この実態を調査していただき、早急に班やグループで自由におしゃべりを楽しみながら食べることができる、「楽しい給食の時間」を子どもたちに返してあげてほしいのです。

メディアでも報道され周知の事実となりましたが、教員は日々の業務に忙殺されている傾向にあり、このコロナ禍の「個人で黙食」という給食ルールは教員にとっては負担が減り、大人にとって都合のいいルールです。(請願者である私自身、去年まで足立区内の小学校で勤務してきた経験からも感じます。)

教員の負担軽減は早急に解決されるべき課題ではありますが、子どもたちが楽しく友達と顔を見合って食べる給食の機会を奪う理由には、なり得ません。食育の観点からも、ルールで縛るのではなく、お互いの表情を見合いながら、食事のマナーや相手への配慮、思いやりを学ぶ時間であってほしいと考えます。この暗黙のルールと化した黙食のルールを撤回し、班やグループで喜びを笑顔や言葉で伝え合いながら、楽しく美味しく給食を食べられる環境に戻していただくことを、切に願います。

この陳情の内容は、校長裁量の範囲かもしれません。しかし、コロナが5類になってまもなく半年が経過しようとしているにも関わらず、足立区内の多くの学校や学級でコロナ禍のままの給食形態が続いていることはおかしいと感じます。給食という子どもたちが大好きな学びの時間を、一日も早く戻していただけますよう、お願いいたします。

【陳情の趣旨】
足立区内の公立小中学校でコロナ禍にできた、給食時の下記二点のルールを撤回してほしい。
①給食は班やグループではなく個人で食べる
②食事中おしゃべりをしてはいけない(黙食)




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