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Around Forty gay on the Kyushu Island

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Around Forty gay on the Kyushu Island

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誰かのせいにしたかった。

最近、自責傾向の強い若者が増えていると聞く。政府統計では15~39歳が若年層とされているらしいので今年39歳の僕もギリ若者だ。40代へのカウントダウンが聞こえる時期になってやっとわかってきたことがある。それは僕はずっと誰かのせいにしたかったのだということだ。 内向的な性格であることも他人からの頼みごとに嫌だと言えないこと、ゲイであることも田舎の長男であることもすべて自分で抱え込んでしまった。それは大きな間違いだったのだとようやく気付いたのだ。 思えば親への反抗期のない子供

    • 春の長崎小旅行②。

      マジで出島マジ出島ゆめタウンを出てまた海沿いを歩く。中華街の近くのホテルを取ったので そこまで歩いていく。 ゆめタウンのすぐ横に出島ワーフという観光飲食施設があった。 ウッドデッキが広々と整備され海に向いてたくさんの飲食店のテラス席が張り出している。 本当に長崎は欧米の観光客が多い。国際観光都市感がすごい。 九州のどこに行っても中国人韓国人が多いと感じるのに僕の体感だと欧米人の方が多いのは初めてだ。 昼からテラス席でゆっくり外国のビールを飲んでいる人がいる。足元には連れてき

      • 春の長崎小旅行①。

        4月中旬。東九州・大分から西九州・長崎へ。春の長崎小旅行。 九州の東から西へ大分の百貨店・トキハの前のバス停から久しぶりに高速バスに乗る。 片道4時間のバス旅を今回は選んだ。 大分から長崎に電車で行こうとするとかなりの乗り換えをしないといけない。 博多を経由して鳥栖で乗り換えて部分開業している西九州新幹線に乗り換えて・・・なんていろんなルートを考えてたらかなり面倒くさく思えて結局バスにした。 鳥栖までの風景は博多・天神行きのスーパーノンストップでもよく見ていたので珍しくもな

        • アグレッシブな剛力彩芽ちゃんを応援したい。

          田舎の山奥で「爪あとを残したい」発言豊後大野市に剛力彩芽ちゃんが短編映画の撮影で訪れていることを知った。 その大分のローカルニュースで「少しでも爪あとを残したい」と息巻いている剛力彩芽ちゃんを見て素直にかっこいいと思った。 「ブギウギ」の脚本家さんの仕事とはいえ仕事としては小さな仕事だと思う。 簡素な田舎のホールでの記者会見。実際山の中に連れてこられてうわっと思うこともあったかと思う。 それでも笑顔でアグレッシブな発言をしている剛力彩芽ちゃんにすごくパワーを感じた。 ゴリ

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        誰かのせいにしたかった。

          ゲイカップルを描くなら。

          コロナ禍に見た「スーパーノヴァ」2021年秋、ある映画を見たくて劇場に向かった。 コロナ禍真っ最中のあの頃。どうしようか迷ったが映画館はしゃべらないしと思い、田舎のミニシアター系の作品をやっている小さな映画館に行った。 平日の午後、客は中高年の客が点々といるぐらいだった。 見たかったのは「スーパーノヴァ」。 名優・コリン・ファースとスタンリー・トゥッチ共演の感動作。 二人はゲイカップルを演じその愛の終わりを生まれては消える星の命になぞらえた作品だ。 悪くはなかった。確かに美

          ゲイカップルを描くなら。

          一番大事を守ること。

          自転車は忙しい朝ほどパンクする朝、家を出る。今日はちょっと遅くなったなぁと思いながら戸を閉める。 自転車にまたがろうとするとパンクしていることに気づく。ペッコペコに。 よく見るとパンクというよりホイールに傷がついていて空気が抜けているのはもちろん外側のタイヤが完全にずれていた。こりゃダメだ。 いくら夜暗い中を自転車を走らせていたとはいえこんなの気づかないものなのか。自分でも不思議なぐらいだった。 ちぇっ。ほんっとに。 自転車は忙しい朝ほどパンクする。これは真理である。 うわ

          一番大事を守ること。

          Eさんからの電話。

          数週間、Eさんからずっと電話がかかってきている。 僕はそれをずっと無視し続けている。 Eさんとの出会いEさんとは以前いたブラックな職場で知り合った。 トップがやばい人間でEさんはいつもかわいがりを受けていた。 わかりやすく会議で叱責されたり物を投げられたり。 10年前の話とは言え田舎のやばい人間は本当にやばかった。 いつもEさんはへこんでいた。それを僕はいつも少し離れたところから見ていた。 上からはそんな扱いだったが、下からは愛されていてEさんの周りにはいつも人がいた。 E

          Eさんからの電話。

          「誰か」と小室哲哉。

          はじめに~作り手と受け手 暇なときはPR TIMESをたまに見ている。一般人が直接プレスリリースを見ることができるというがいいと思う。 ある日見ていたら小室哲哉の黄金期をまとめた本が出ることを知った。 タイトルが『WOWとYeah 小室哲哉 ~起こせよ、ムーヴメント~』。 う~ん、タイトルちょっとセンスなくないか?WOWとYeahってって。 と、思っていたらTKご本人のインタビューをまとめたものらしい。 失敬、失敬。まぁまとめ方というのはあると思うがご本人の正解本なのだから

          「誰か」と小室哲哉。

          それは絡みつく蜘蛛の巣のように。

          菜種梅雨とはよく言ったものでよく雨の降った4月。 朝晩通る雑木林の道にはもう蜘蛛の巣が張っていた。 高温多湿なあの季節が今年は早く来てしまったようだった。 去年は朝から蜘蛛の巣に引っ掛かったその晩にもう一度引っ掛かったこともあった。 本当にうっとうしいし気分も下がるし不快だった。 あんなに細い蜘蛛の糸はまとわりついてなかなか取れない。 何度も何度も手で払おうとするがべたべたと絡みつくばかりだ。 さすがにそんなときには田舎の生活にうんざりする。 もうひとつ田舎の

          それは絡みつく蜘蛛の巣のように。

          7年ぶりの鹿児島小旅行⑦。

          さつま狂句、味わい深すぎる番組 鹿児島3日目。最終日の朝。そして、鹿児島マラソンの朝でもあった。割と早く目が覚めて起き抜けにシャワーを浴びた。 テレビをつけると1チャンネルであるMBCにした。 日曜の早朝から味わい深い番組をやっていた。番組名は「さつま狂句」。 さつま狂句というのは鹿児島弁の川柳のことらしい。お国言葉のクスッとなるような川柳に愛らしい挿絵が添えられていてなんともほっこりな番組だった。 また中年女性アナウンサーと選者のおじいさんという朝の目には優しい画面が良す

          7年ぶりの鹿児島小旅行⑦。

          7年ぶりの鹿児島小旅行⑥。

          ようやくチェックイン&ドカ食い 15時、やっと待望のチェックイン。鹿児島中央駅近くのホテルに入る。 まだ全然あちこち行ける時間だけれど正直歩き疲れた。 とりあえずテレビはNHKをつけてバスタブにお湯をためる。 普段はシャワーですましちゃうから旅先ではお湯につかるようにしている。 チェックインする前にまた近くの山形屋ストアでさつま揚げの詰め合わせなどを買ってしまったのでそれらをいそいそと食べた。あとパック寿司と名物らしい山形屋のローストチキンも買った。明日死ぬんかっていうぐら

          7年ぶりの鹿児島小旅行⑥。

          7年ぶりの鹿児島小旅行⑤。

          城山行きをあきらめて 神社と博物館がある場所でグーグルマップを見る。 少し歩けば城山に行けそうだった。よし歩こう。 周りの観光客たちが右側に行っていたので僕は左側に。そちらにも細い道があるようだったのでそちらから登ろうと思った。 あんまり人が多いのも嫌だった。 しばらく行くと予想以上に細い階段が住宅街の奥に続いているのが見えた。 あぁ、あそこかと思い進もうとした時、若いお父さんと3歳ぐらいのやっと歩いている子が手をつないでその階段を上がっているのが見えた。 僕は一瞬迷ったが

          7年ぶりの鹿児島小旅行⑤。

          7年ぶりの鹿児島小旅行④。

          ウォーターフロントパークでまた桜島を見る快活で迎えた鹿児島2日目の朝。 時間を無駄にはできない。朝から活動開始である。 まず天文館から桜島をより感じるためにウォーターフロントパークへ。快活から海を目指す。まっすぐな通りを行くとすぐに桜島が大きくなる。 公園前の駐車場では明日の鹿児島マラソンのためのクレーンカメラのセッティングが行われていた。カメラにはMBCの文字が。 あー明日ここ走るのかとスタッフの人たちが準備する横を公園へ。 ウォーターフロントパークはまだ人が少なかった。

          7年ぶりの鹿児島小旅行④。

          7年ぶりの鹿児島小旅行③。

          有料
          300

          7年ぶりの鹿児島小旅行③。

          7年ぶりの鹿児島小旅行②。

          鹿児島中央駅から繁華街・天文館へ太陽ヘルスセンターから今来た道を戻るようにまず鹿児島中央駅へ戻る。 起点をはっきりさせないと知らない街では迷ってしまうからだ。 荷物はだいぶ減らしたつもりだったが荷物が詰め込まれたリュックの重さが肩にのしかかる。ホテルのチェックインまではまだ4時間はある。 とりあえず天文館の快活まで移動することにした。鹿児島の繁華街である天文館までは歩いての移動。 市電に乗ればよかったと後になってから思うけれど、そんなに時間もかからないし歩いていこうとなった

          7年ぶりの鹿児島小旅行②。

          7年ぶりの鹿児島小旅行①。

          3月第一週の週末、鹿児島に旅立った。 以前、鹿児島に訪れたのはもう7〜8年前だったと思うので随分と久しぶりだ。 1月ぐらいに急にあの大きな桜島に会いたくなりホテルを予約した。初春の鹿児島ひとり旅。 九州新幹線で南国へ 毎度のごとく行く前に大枠は決めるが細かいことは調べずに鹿児島へ。 特急ソニックで大分から福岡まで出てそこから九州新幹線で一気に南下する。 今年開業20周年だという新八代-鹿児島中央間のイベントが来週あることを行く道すがら駅のポスターで知る。こういう時ちゃんと調

          7年ぶりの鹿児島小旅行①。