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ドルコスト平均法〜その2〜

 今回は,ドルコスト平均法のメリットとデメリットについてお話ししたいと思います。

1 メリット

◯購入価格の平準化で相場の変動リスクを軽減できる!

 この手法のいいところは,毎回の購入額が決まっているので、商品の基準価格が低ければ購入口数が増え、反対にこれにより,積立期間を通した一口あたりの購入コストが平均化されます。

◯始めやすくて続けやすい!

一括購入→投資を始める際,ある程度のまとま 
     ったお金が必要

定量購入→毎月同じ数量を購入するので商品の
     基準価額の動きによって出費が不安
     定

ですが、ドルコスト平均法のように

定額購入→例えば,「毎月◯◯円」の様に決め
     られた額で購入でき家計の計画を立
     てやすい

というメリットがあります。

 私もつみたてNISAを毎月小遣いで1万円,ほとんどほったらかしでコツコツ積み立てて+21.8%で推移しています。

2 デメリット(注意すべきこと)

 終わらせる(現金化する)タイミングをよく考
 えないと損失のリスクがあります。

       出口対策が重要!

 ドルコスト平均法は、始めるタイミングを機にする必要はないのですが,投資を終わりにして現金化する時は注意が必要です。

 投資を終えて現金化する時は,それまでに取得した口数に現金化時の基準価額を乗じます。

 そのため,基準活額が低い時に現金化しようとすると,元本割れになる可能性があるのです。

 上のグラフを見ると9ヶ月目,10ヶ月目で手放してしまうと損益が出てしまいます。

3 まとめ

 ドルコスト平均法の手法による投資では,

 ◯長期にわたり積み立てを続けること
 ◯現金化する際の基準価額に留意すること

が利益を生み出すポイントになります。

 積立投資を始めてから数年のうちは,基準価額の変動の影響を受けやすく元本割れの不安を感じますが、基準価額は上下の波があるので、我慢強く時間のリスク分散効果を得ながら積み立てを続けることが大切です。

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