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【読書】投稿を後押しする言葉に会える【自分に語りかける時も敬語で】秋田道夫著

noteに投稿することで、日常で感じたことを書いているのに、今までの日常とは違う経験をしている。
通勤で見慣れた景色が今までと違って見えたりする。
書くことを考え、集中することで、すぐに気持ちを切り替えることができる。

noteの記事で多くが、「どんどん記事を投稿していこう」という内容を目にする。勇気をもらった気持ちになる。
ただ、時々「このまま、つらつらと思いを連ねていていいのか」と不安になるときもある。

繰り返し読んでいる本にこんな一節があった。

たくさん作る覚悟をする
「柿食えば鐘が鳴るなり法隆寺」で有名な正岡子規ですが、その人生は短く34歳で没しています。しかし残した俳句の数は25000句にのぼるそうです。何が言いたいかと言えば、加減なくどんどん言葉をデザインしようということですし、そのうえで世に知られるものは数が少ないということの覚悟です。

『自分に語りかける時も敬語で 秋田道夫著 P174~175』

このページを読んだ時に、「そうか、どんどん気持ちや考えを表現していいんだ」と腑に落ち、不安な気持ちを払拭することができた。
あの正岡子規、国語の教科書に出てくる、テストにも出た正岡子規でさえ、大量に俳句を作っても、世の中で知られているのは多くない。
さらに続く言葉『加減なくどんどん言葉をデザインしよう』で、投稿を後押しされる。
『世に知られるものは数が少ないということの覚悟で』で、投稿したからって、全部がみんなに読まれるわけでもないよ。そこは理解してね。だからどんどん投稿しようと。

この本を読むと、気持ちがふっと軽くなる。
視点を変えるきっかけになるから。
繰り返し読んでいるのに、引っ掛かる部分は毎回違う。
忘れていることもあれば、読む状態やその時の気持ちでも違う。
毎回思うのは、「これ、響くわ」という一文に出会えること。

忘れっぽい私あての言葉

「どんどん本を読んで色々なものを観てください。そしてどんどん忘れてください。それでも残っているのがあなたの知識です。」

『自分に語りかける時も敬語で 秋田道夫著 おわりに P249』


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