りょこ

40歳を前に、最愛の主人をガンで無くし、死別のシングルマザーになりました。明るい娘2人…

りょこ

40歳を前に、最愛の主人をガンで無くし、死別のシングルマザーになりました。明るい娘2人となんとかかんとか生きてます。イラストと文章で、子育てや仕事のこと、幸せについてなど、綴っていきます。

最近の記事

May the force be with you 祥月命日でした①

昨日、5月3日、パパの祥月命日でした。 39才でまさか自分がするとは思わなかったこと。 それは 配偶者の看取り お墓を買うこと この二つでした。パパは35歳でスキルス性胃がんからくる腹膜播種のステージⅣと診断され、それからは手術してくれる医師を探し、様々な治療を頑張って、余命七か月を4年に伸ばした奇跡の人です。 家族と一日でも長くいたい気持ちが、彼を生かしていた。そんな日々でした。 7年前のGW、抗がん剤がとうとう聞かなくなり、4月の3週目から入院して痩せてしまった

    • パパとの出会い

      パパに出会ったのは、大学1回生の時。 演劇サークルが一緒の、埼玉出身の男の子でした。 少し小柄で、笑うと八重歯が見える。 鳥山明の孫悟空か、あだち充の漫画の登場人物みたいに目が大きくて、みんなに好かれていた。 夏に行くサークル旅行の話をみんなの前でしていて、くるくる動く大きな眼や、表情やふざけたような様子に目が釘付けになった。 私の周りの女子もみんなパパのことが好きで、誰が先に告白するか、サークル内には緊張感すらあった。 季節が秋に変わり、私は自分の気持ちを打ち明けた

      • パパが遺したもの

        パパが大切にしていた巨峰の葉が芽を出して、小さな蕾をつけています。 パパが亡くなる前の年から、ずっと豊作で、亡くなってからも実をつけなかった年はないのです。小さな庭でぶどう狩りができます。 そこへいつからかツバメが来て巣を作り、子育てをし、昨年からは鳩夫婦も来て、子育てをします。 窓の外が動物園だよと、パパに話しかけます。 彼が遺したものは、どれも優しくて、温かい。彼が遺した2人の娘は、反抗期や受験、承認欲求など様々な成長段階を超えて、いつの日か、家族にとって温かい存

        • ガンでパパを失って

          2017年5月3日で主人を癌で亡くしてから7年が過ぎたことになります。 あっというまと言うより、長かったと思います。彼をとても愛していたので、その存在をなくしたまま生きる1日1日が、辛く苦しいものだったから、長く感じるのだと思います。 今、家族にがんが見つかった人や、これから大きな別れが来るかもしれない人も読んでいるかもしれないので、あまり悲観的な話にはしたくないのですが、パパにガンが見つかってからお別れするまでの4年間と、お別れしてからの7年の来し方が、今苦しんでもがい

        May the force be with you 祥月命日でした①