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はじめまして

こんにちは。訪ねてきてくださり、ありがとうございます。

このブログは、読んでくださった方が、自分の存在そのものに「いいね!」ができるようになることを目的に、脳科学や哲学、心理学の知識と、その実践方法をお伝えするブログです。

私は現在40代。若い頃より読書が好きで、小説やノンフィクション、哲学書などを好んで読んできましたが、あまりにも生きるのが辛く、人生がヘビーになってきたとき、むさぼるように読んだのが、脳科学と心理学の本でした。

数年前からは、本の中で出会えた「忘れたくない言葉」を、ノートに書き記すことを始めました。

「誰に見せるものでもないし、自分のために」と必死に書き留めてきた言葉がノートに数冊貯まるころ、どん底だった私の人生は息を吹き返し、問題が起こる以前よりも、ずっと幸福に機嫌よく暮らせるようになっていました。

そうして、周りを見渡す余裕が生まれたとき、多くの人が様々なことに悩み、苦しみあえいで生きていることが、とても気になりはじめました。

地獄を味わって、そこから這い上がるノウハウを必死で本から学び、実践してきた私が、大切な人に「こうしたら、もっと幸福に生きられるよ」って教えてあげたくて、伝えてあげたくて、うずうず。

けれども、こういう話って、人に話すのは難しいんですよね。悩んでいる最中の人に「こうしたらいいよ」って、ともすれば上から目線になりませんか?

「すごく悩んでるけど、今の状況を変える勇気はない」

そう言ってる人にも「それこそが、正常な脳のしくみ。だから、こうするといいよ」とかみ砕いて説明してあげたい。でも、口で言ってもなかなか伝わらない。

「こうすると、いい」
=「今の自分を変えなくてはいけない」
=「今の自分を否定されているような気がする」

悩みの最中、人はこんな感情を抱きがちですよね。


もどかしいけれど、自分が、心から「そうなりたい」と思えたときにだけ、誰かの言葉が受け取れるものなのかもしれません。


誰にとっても、人生には、いろいろある。
一筋縄ではいかない。
同じひとつの出来事でも、自分の感じ方ひとつで、大きな傷になったり、長く引きずる事態になったりもする。

「私って、メンタル弱いなあ」
思えばずっと、コンプレックスでした。


いつも物事を考え込み、くよくよ堂々巡りをし、最悪の方向へと思考を向けてしまう。緊張しやすく、不安に苛まれやすく、常に失敗する方に賭けてしまう。でも、性格・性質なんだから仕方がない、そう思って生きてきました。

そんな私が40代になり、70代の母のガン闘病に付き添って、疲弊していきます。そして疲れ果てたある日、自分の右胸を何気なく触った際、「しこり」を発見。

母娘で、同時期にガンになってしまいます。
あまりのショックに、私自身が崩壊しました。


なんで、今なの?
なんで、私なの?
私って、どんだけ運がないんだよ。
神様って、本当にいないんだね。
たった今、100%確信したわ!


「ガンでも前向き」とか、「ガンでもこんなに幸せ」とか、世間にはそんなフレーズも飛び交っていますが、「ハイハイ、そういうのいいから。そういうの、無理だから!!!!!」。
前向きになんか、なれるわけないでしょ?
ふざけんなよ。

私は、本気で世界を呪いました。


「おそらく私は助からない。近い未来に、この世界から消える」
そう思うと、涙が止まりませんでした。


現実を直視できなくなった私は、朝、目覚めることが恐ろしく、朝、目覚めたとたんに、もう一度睡眠薬を口に放り込み、また眠る。そんな日々が続きました。

世界一、不運で、不幸な私。

激しい視野狭窄に陥った私は、悲劇のヒロインさながら、毎日泣いて、泣いて、また泣いて、ひどくまぶたを腫らしていました。

「そんなに泣いてばかりいないで、元気出しなさい。悪い方にばかり考えていると、体にもよくないよ」
おなじく闘病中の母が、心配して電話を掛けてきます。


私は「そうだよね」と応えながらも、(でも、できないんだよ、それが。できたら、やってるんだよ!)とやりきれない思いにも駆られました。

「それが私だから」。
いつだって「私は私」でしかないのでした。

手術を終え、抗がん剤治療がはじまると、脱毛し、体調はどんどん悪化。そして、このタイミングで、世界にコロナという未知のウィルスがやってきて、母娘で通っている病院で院内クラスターが発生。

「どこまで不運は続くんだ」

そんな頃、「ミソちゃん」が誕生します。
ミソちゃんというのは、「私の脳みそ」のことです。

ある時、私は、ミソちゃんにブチ切れられるのです。
「もう、おまえ、死ねよ。おまえなんか、生きてる価値ねーよ!」

……と、詳しく書いていると、泣きそうになってくるので、興味のある方は、「脳みそジャーニー」をご覧ください。

「脳みそジャーニー」では
◆第1章(1~25話)で、訪れる不幸や不運とともに、私の性格も手伝って、どこまでも地獄に落ちてゆく様子を書いています。私の脳みそで何が起こっているのかを、言語化していきます。

◆第2章(26~)で、脳みその「ミソちゃん」が誕生。ひとつひとつ、何をどうやって、「毎日ご機嫌」を手に入れるようになるのか。実体験にもとづく、さまざまな行動を具体的に紹介しています。

毎日が地獄過ぎて、「新しい道」を探すほかなかった私の悪戦苦闘ぶりをご覧ください。記事が多く長いのですが、必要だと思う人に届いたら嬉しいです。

タイトルにもあるように、「乳がん闘病記」ではなく、
本質的内容は、私の脳みそに迫った「私という人間まるごとの人格治療記」です。

乳がんで乳房を切るのと同時に、私は、私自身にメスを入れました。
ズブズブ、ズタズタに、私は切り刻まれます。
自分自身の手によって。

脳みそのこと、カラダのこと、おっぱいどころか、おしりのことも含めて、恥ずかしいことをバンバン書いてしまいましたが、大真面目に、泥臭く、当時の気持ちをなるべくリアルに書き記しました。

母娘で同時にガンを経験していなかったら、私は今でも、ネガティブな私のままだったでしょう。

そうして、今になって、しみじみと思うのです。
「こういうこと全部、もっと若い頃に、知りたかったんですけど!」と。

人はみんな、病気などの不運や不幸を抱えていなくたって、生きるのが大変です。ただ毎日を、生きるだけで、いろいろある。
感受性が豊かであればあるほど、多くのことに気づいてしまって、疲れてしまう人もいる。

このブログは、「生きづらいすべての人」に向けて、私が自分自身を救うために試してきた様々な実体験をお伝えするブログです。

世界中の人が、自分で自分をあたためることができる、
つまり誰もが「自家発電」できるようになれば、世界はもっと良くなる。

読んだ人の心をあたためる、そして、その人が自分で心をあたためられるようになる、そんな発信を目指します。

長いのに、ここまで読んでくださり、ありがとう。

↓↓「脳みそジャーニー」はこちらから

では、はじまりはじまり。


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