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昨日のあの子は今どこに

 人間の変化は、一時的なものではなく常に変化し続けている。

それは姿や顔付きから分かる変化ではない。心の中。それは目や写真からでは見る事はできないもの。人は経験を重ねるたび、心が大人へと変化し続ける。

しかし、何が狂ったのか大人になっても子供のままの人間がいる。例えるなら、社会で上司に対し子供のような言い訳ばかり言い休日になると透かしたように大人ブル。

そういう人間は、人間能力が大いに欠けている。人間能力とは、人間としての行いや態度が一貫している人間の事である。

人間能力には2種類ある。1つは環境だ。その人の生きる道や術などを幼少時代に抑えられ、自分のしたいことができない。しかし大人になると、親元から離れ開放的になってしまった人間は堕落や犯罪に手を染めてしまう事もある。

2つ目は、遺伝だ。これに関しては自分ではどうにもならない。その人の持つ本心や本能というのは親にそっくりなのだ。例えば、近所の人に「あなたの息子さん、あなたにそっくりね」と言われるがあれは顔ではなく心だ。その人が求める物や思想というのは、非常に似るのだ。

 人はリスクを嫌う。特に日本人に多い傾向だ。例えば、心の中で「いつか成功して金持ちになりたい」そう思う事はないだろうか。しかし人間は、リスクを負うことが非常に嫌いだ。変化をしようと思っても、現状維持が先に来てしまう。それは過去の経験や未来予想を考えてしまうからだ。頭が言い分頭でっかちになってしまう。

 心の変化の気づき。常に自分視点である分、自分の変化に気づきにくい。そんな時はないだろうか。実際、気づく方法みたいな物はない。自分で感じ取るしかない。

しかし1つだけ感じ取れる事がある。それは、何かに向かって動き続ける事だ。例えば、会社の中で自分が上司に一番嫌われているとする。しかし経験を重ねる事に、どんどん上司に可愛がられる。これは、自分が成長したと認められたという証なのである。自分が、変化の実感が湧かなくとも相手の態度や行動で全て分かるのだ。

 変化した人には、何も言うな。これはすごく重要である。久しぶりに会った人に対して、何かプレゼントをあげるのもいけない。相手は変化に、気づいてなくとも何かに向かって進んでいる。その状況に水を差すのはNG行為だ。そこでの発言や行動よっては、相手の人生や考え方などが変わってしまう。変に褒めて、プレッシャーを与えるのもいけない。そうならない為には、相手を陰ながら応援する。それが相手が一番喜ぶプレゼントだ。

 反抗期は、成長途中の過程だ。今まで素直に聞いていた子供が、ある時期から露骨に反抗や嫌がらせをしてくる。これは人間能力の低下ではなく、人としての成長である。

「天才はわがままだ。自分のしたい事をその場で主張したり、行動したりできる。それは我が強いからだ」

これは一見、わがままを言う事で自分を天才のように見立ているようだが実は違う。天才という言葉に惑わされるが、行動人とも読める。つまり、反抗期と同じで子供は自己主張をしているのだ。自分にかまって欲しいと思うから反抗する。変化したいが、リスクを恐れ動けない自分にムカつき相手に反抗している。

そして、そこを乗り越えた先に人は反抗を止める。それは子供から大人になったという証だ。そして迷惑をかけた償いとして、人は親孝行を大事にする。

このように、人は様々な成長を遂げている。もし、子供が反抗をしたり何か頑張ろうとしている時は何も言わないであげましょう。その人は、大人として人間として成長しようと必死です。

僕は、親に聞くと反抗期が無かったみたいです。となると僕は、人間として反抗で得た成長が無いのかもしれません。しかし、僕には夢があります。その夢に向かうという気持ちが僕成長させてくれるでしょう。

動けば何か起こる。僕はこれを心がけています。

みなさんも、変化を恐れず挑戦してみてはいかがでしょう。



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