見出し画像

<時々沖釣り(第1回)>

「映画の答え合わせ」とは別に去年から始めた沖釣りについて、堅苦しい感じにならないように日記風に公開していきます。


きっかけ

 7歳下の従兄弟がそもそも沖釣りを趣味としており、誘われたことからスタート。従前から親族一同が集合する際に彼が釣ってきた魚を捌いて提供しており、これがまた新鮮でとても美味しい。そんなことから自分も調達に加わることにしました。
 昨年は沖釣りに春と秋に各1回参加、まだまだ初心者ですが、もう1つの趣味として掲載していきます。魚の種類、生態、調理方法、そして地球温暖化の影響など知らなかったことを知ることはいくつになっても楽しいものです。

2024年4月27日(土)

出発

 今回で3回目の沖釣り。早朝3時50分に従兄弟に車で迎えに来てもらい出発。彼の息子(小学6年生)も毎回参加し3名で臨みます(自分の娘、息子は誘いに乗りません、、)。
 G.W.初日ですが早朝なので道路も混んでおらず、予定通り5時に現地到着。今回は三浦半島の西側の佐島から出航し、相模湾で沖釣りを楽しみます。雨予報と実際当日は小雨が降っていたため乗船者は想像以上に少なく、余裕を持って座れました。このため、少し寒かったものの隣の人とのオマツリを気にせずストレスフリーで釣りができました。

@佐島

釣り開始

 ポイントに到着。船長さんの「25~30メートル」の掛け声とともに仕掛けを海に投入。指定された棚にあわせてコマセを撒きます。しばらく当たりがなければ少し引き上げて当たりを待つ。棚の上限にきたら下限に落として同様に引き上げていく。基本的にはこの動作の繰り返しです。
 早速当たりがあり、引き上げると小ぶりながら引き締まったイサキが付いてます。うまくイサキの群れに当たった時には3匹同時に釣れました。なお、針が3つあると絡まりやすいので1つ切って途中から2つにしました。

釣った直後、元気です

ポイント移動

 当たりがなくなってくると、次のポイントに移動します。この移動中に釣った魚の処理、餌の付替え、仕掛けの準備です。移動時間が長い場合は1週間の仕事の疲れと早朝スタートによる睡魔が襲ってくるので適当に眠ります。

次のポイントへ

非日常

 今回はあいにくの曇天で景色はよくなかったですが、晴天の日には遠くまで続く太平洋の水平線、房総半島、富士山を望むことができ、また、水面を跳ねるトビウオや海上を飛ぶ鳥たちを目にすることができます。そもそも早朝6時から海の上にいることが非日常感満載でリフレッシュできます。

次の獲物

 イサキのポイントをいくつか回った後、次はメジナのポイントに到着。早速小学生が1匹釣りあげます(小学生にして沖釣り経験豊富で上手)。初めて見たメジナは結構大きい!「よし、自分も」と思い、頑張るも全く当たりなし、、、隣ではこれまた熟練者の従兄弟がメジナを2匹淡々と釣り上げてました。
 後から知ったのですが、メジナは餌を追いかける性質があるとのことです。一生懸命イサキと同じ釣り方をしていたのでこれでは全く当たりがなかったのも納得。そういえば船長が「しゃくりあげて~」とか釣り方をアナウンスしていたのですが、音声が聞き取りにくく、よくわからずでした。メジナはまたの機会に。

釣果

 その後もポイントを変えて釣りを続行しました。「またイサキか」とイサキがコンスタントに釣れ続けます。13時に陸に戻りましたが結局自分が釣ったのはイサキのみ21匹でした。
なお、
小学生:イサキ10匹、メジナ1匹
従兄弟:イサキ16匹、メジナ2匹、大アジ1匹
総計:イサキ47匹、メジナ3匹、大アジ1匹
種類は限られたもののなかなかの大漁といえるのではないでしょうか。

@クーラーボックス

帰宅

 陸に戻って上着を取り替えて帰路につきます。高速のS.A.で少し遅い昼食を取りました。早起きと6時間を超える釣りによる疲労は大きく、帰りは自分が車を運転したのですが、眠気をこらえるのに一苦労。無事家まで着いて一安心です。

赤い魚(?)もいます

2024年4月28日(日)

春のイサキ祭り

 翌日はとても良い天気。実家に96歳の祖母を筆頭に従兄弟たちも集まり、総勢11名で獲った魚を味わいました。あれだけの魚の下処理、調理をしてくれた従兄弟に感謝です。
 メジナはカルパッチョでいただきました。見かけとは異なり淡泊な白身魚。磯臭くはないのですが、味もあまりなったので、カルパッチョにして正解です。
 大アジはお刺身に。1匹だけでしたがちょうど皆食べれる程度の量になりました。肉厚で思いのほか柔らかく、日本酒が進みます。
 そしてイサキはお刺身とムニエルでいただきました。お刺身は程よく脂が乗り、コリコリした触感がたまりません。ムニエルはしっとりして旨味が濃縮されています。両方とも上品な味わいですばらしい。あらためてイサキの美味しさを知りました。昨日は「またイサキ、他の魚は釣れないのか」などと思ってイサキさん申し訳ない。こんなに美味しいのであればイサキ専門で何匹でも釣り上げたいと深く心に刻んだ次第です。
 

食べきれず持ち帰ったイサキ、塩焼きにします

まとめ

 自分たちで魚を釣ってきて皆で美味しく味わうという目的を遂行できました。時間と労力を要しますが同じ親族の集まりでも市販の品を揃えて食する時とは話題も拡がりまた別のものになります。普段は最終消費者として特に意識せず食事をしていますが、生き物を自分の手で捕らえてそれを食することによりあらためて命について考えさせられます。
 また、季節、年度、天候等によって釣れる魚も変わります。考えてみるとイサキがこんなに釣れたのも今回が最初で最後になるかもしれません。
 次回の沖釣りは秋口を予定しています。今度は何が釣れるのか、昨年の同時期と釣れる魚は異なるのか等今から楽しみです。沖釣りは自然を身近に感じて関心を抱くよい機会です。








この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?