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本当に大切なものは目に見えないのかな?

国立新博物館で開催中の「遠距離現在」を観覧し
た。

各アーティストの作品の中で

エヴァン・ロス《あなたが生まれてから》2023年

から、考えさせられることがあった。

部屋一面を覆う類似性のない写真たち

とてもじゃないけれど
一つ一つの写真を見る気になれないし、
多分、作者もそれを求めていない。

床にも写真が敷き詰められているため、
踏まざるを得ない。


この情報社会で
私たちは全ての情報を把握することはできないし、
情報を踏み潰して生きている。


この世界でわたしが大切にしたいものは何だろう


絶えない争い、逼迫する気候変動、止まらない物価高騰、肌身で感じるVUCAの時代。



わたしは、目の前のあなたを大切にしたい



社会はひとりひとりが生きていることで
成り立っているから


大きな社会問題が一つ解決しても


目の前のあなたが、苦しんでいたら


根本的な解決にならないと


わたしは思うのです。



もちろん、社会課題解決のために
動かれている方への尊敬の念は絶えません。



ただ、大切な人が、自分自身が、
何かに苦しんでいないか、
考えて立ち止まる瞬間がもてる社会であってほしいです。

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