習慣を侮るなかれ
毎日何気なくやっていること。
意識して努力を課して続けていること。
ずっとやっていたい大好きなこと。
やめなければいけないと分かっていながら
ずるずるとやってしまうこと。
これが正しいと長年信じている考え方。
一言で「習慣」と言っても、いろいろな種類の習慣がある。
習慣とは。
習慣とは、自分の中での決まりごとを作るということ。
決まりごととは本来、世の中を円滑にするために存在するものである。
なのに、自ら何気なく始めた悪しき行動が日常化し、
習慣となることもままある。
習慣を侮ってはいけない。
この石垣だって、ひとつの石からスタートしている。
毎日毎日少しずつ積み上げていった石は、
やがて堆(うずだか)き堅牢な石垣となった。
そしてそれは、ちょっとやそっとの風雨や地震ではびくともしない。
習慣もこれと同じことで、
一旦習慣化したものをやめるということは
城を攻め破ることに匹敵するくらいの気概と努力と作戦を要する。
習慣化とは、この石垣のように自分の中で聳え立ち、
やがては自分と一体化する。
良い習慣は、堅固な盾、または敵から身を守る要塞となり、
心を安寧に保ってくれる。
一見苦しいようだけど、人生を楽にしてくれるものである。
悪い習慣は、目の前に立ちはだかる邪魔な存在となり、
先へ進むのを阻んでくる。
目先の快楽は、長い目で見ると人生を苦しく困難なものにする。
だから、自分にとってやった方がいいと思っていることは、
1日も早く始めた方がいいし、
いつかやめたいと思いながら惰性で続けてしまっていることは、
一刻も早くやめた方がいい。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?