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クラスメイトとその恋人と、恋人の母親と一緒に出かけた話

台湾の語学学校のクラスメイトと仲良くなり、猫空(マオコン)という山に遊びに行くことになった。

タイトルが分かりにくいが、つまりこう言うことである。

私とクラスメイト3人、共通の友達だった台湾人の女の子、クラスメイトの内1人が台湾人と付き合っていたのでその彼氏とその母親。メンバーは計7人。

もちろん、彼氏と母親は全員初めましてだ。(台湾人の女の子も別にその親子の知り合いではない)

台湾に留学した経験のある人から、友達が友達を連れてきて、初めて会ったけど一緒にごはんを食べたよ、的なエピソードを聞くことがよくある。

台湾人は友達を紹介してくれる人が本当に多い。

私も友達の友達と一緒に遊びに行ったり、ご飯を食べたりしたし、その感じで知り合いすごく仲良くなった人もいる。

だけど、友達の恋人とその母親パターンは聞いたことがなかった。

友達同士の集まりに恋人が参加するところまでは、まぁあり得るだろう。恋人を紹介してくれるなら会ってみたいなとも思う。

で、その母親だ。

友達の彼氏の母親は、もはや他人である。友達の母親だとしても、一緒に出かけることは大人になってからはあまりない。

大人数とはいえ、恋人の立場ならデートに母親同行もなかなかクレイジーである。

だけど、そんなメンバーでの外出が決行された。

文章で見るとなんだかよく分からないメンバーなのだが、最初こそ「なんでお母さん?」的な空気になったものの、その後はとくに気まずいこともなく過ごすことができた。

お母さんがどうしてついて来ようと思ったのかは分からないが、変に距離を縮めようともせず、私たちの行くところにただついて来ていた。

台湾あるあるかどうかはよく分からないが、不思議体験だった。

親しくなれば、日本人も台湾人も大きな差はない。でも、親しくないけど一緒に時間を過ごす(過ごさなければいけない)相手との距離感には、日本とは違う独特な感覚があるような気がする。大らかさの違い…なのだろうか。

相手も自分も、場を盛り上げたり親しくしないといけないというプレッシャーを感じていないような気がする。

だから、時間の流れるまま過ごすことができて、気が合わなければそのままだし、合うなら仲良くなる。

そんな気張らない感覚が、ちょっといいなと思ったりもする。

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