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天野喜孝氏の描き下ろし!「2BRO.」による実況副音声!シーズン2放送スタートSP

みなさん、こんにちは!今日もゲーム、楽しんでいますか?
 
はじめましての方も、久しぶりに本連載を読みに来てくださった方も、本当にありがとうございます!
 
さて、いよいよ1月10日(水)からNHK総合で「ゲームゲノム」シーズン2が放送開始となります。いやー、長かったです…。ありがたいことに「『ゲームゲノム』をまた見たい!」とおっしゃってくれる声が多く、できるだけ早くお届けしたい…と思っていたのですが、シーズン1の放送から実に1年以上、ようやくシーズン2スタートです!
 
「待ってましたー!」という方も「いや、特段待ってませんけど…」という方も―――これだけは言わせてください。シーズン2・全10回、間違いなくオール神回となっております(シーズン1と同様に)。「へぇ、言うじゃないですか!」「いやいや、なにをもって?」―――すべては番組を見ていただくしかないのですが…今日は、(私が勝手に代表して)制作陣の鼻息荒い、ゲーム愛にあふれた番組を皆さんに見ていただくために、番外編として【シーズン2の見どころ】をご紹介させてください。もちろん、来週からは、シーズン1よろしく各回のディレクターの取材後記として、この連載も続きますので、そちらもぜひ!
 
あ、またまた完全に自己紹介を忘れていました。わたくし、「ゲームゲノム」の総合演出 兼 ディレクターの平元慎一郎と申します。
(↓↓こちらもぜひご覧ください!
とあるテレビディレクターがたどりついた“ゲームの遺伝子”解剖記録|NHK広報局 (note.com)

「ゲームゲノム」の総合演出 兼 ディレクターの平元慎一郎(筆者)
「ゲームゲノム」の総合演出 兼 ディレクターの平元慎一郎(筆者)

パイロット版「つながり~DEATH STRANDIG~」の企画の立ち上げから早3年余り…。怒涛どとうのレギュラー化(シーズン1)、ゲームクリエイターの小島秀夫さん(代表作「DEATH STRANDIG」)や竹内潤さん(代表作「バイオハザード」シリーズ)との対談企画、「削ったトーク&もっとゲノムある…よし、【ゲームゲノム・拡大版】やってみよう」、そして、150%でなんとかギリギリ走り続けているシーズン2(これまでの知見があるはずなのにフラフラです。番組作りってやっぱり難しい…けど、めちゃくちゃ面白いんですよね…)―――。と、感慨にふけっている場合じゃありません!さっそくいきましょう!


【見どころ①】古今東西!バラエティ豊かな作品ラインナップ

まずは、なにはともあれシーズン2で扱う作品とテーマを一気にご紹介します!
 
  ■天地創造~ファイナルファンタジーXIV~
  ■ライバル~ストリートファイター~
  ■人生という旅~風ノ旅ビト~
  ■おとなへの階段~甲虫王者ムシキング/オシャレ魔女 ラブandベリー~
  ■1人じゃ気づけないこと~It Takes Two~
  ■熱狂へ至る道のり~パワフルプロ野球~
  ■罪と罰~NieR:Automata~
  ■社会のロードマップ~シティーズ:スカイライン~
  ■怖さを見つめる~零~
  ■少年少女の大冒険~MOTHER2 ギーグの逆襲~

 
いかがでしょうか? 一人のゲーム大好きな人間である私としては……たっっっっっまりません!多くの方が名前だけは知っているであろうビッグタイトルから、インディーズながら世界中をとりこにした名作まで。本当にバラエティ豊かで、どれも違った魅力のある作品ばかり。そして、番組としての切り口・テーマもさまざまです。ちなみに私は総合演出として、よく「どうやって扱うタイトルを選ぶんですか?基準とかあるんですか?」と聞かれます。基準……があるとすれば、たった一つしか存在しません。それは《その作品をひも解いた先に“ゲームゲノム”があるかどうか》です。「いや、“ゲームゲノム”が一般的な概念じゃないじゃん!」…その通り!なぜなら私が作った造語だからです(笑)。「ゲームゲノム」という番組のコンセプトは、『ゲームを文化としてとらえ、古今東西の作品が持つ魅力や奥深さをひも解いていくゲーム教養番組』となっていて、プレイ体験から受け取った大切な感情や価値観、クリエイターの皆さんが込めたメッセージを“ゲームの遺伝子”=ゲームゲノム、と呼んでいます。

収録中のスタジオで鼎談する3人

私は、幼い頃から今に至るまで、さまざまなゲームに、本当にたくさんのことを教えてもらいました。それらは私の心、もっと大げさに言えば“精神的遺伝子”に刻まれているくらい大切なものです。もちろん、ひとりひとりのプレイヤーの受け取り方や解釈が異なるのもゲームの魅力。でも、この電子遊戯的遺伝子のバトンを何らかの形にして、後世につなぎたい――そんな仰々ぎょうぎょうしい思いで番組を立ち上げました。ですから、私も含めてディレクターたちは、《この愛すべき作品の“ゲームゲノム”とは何か?》という大きな問いを自分に投げかけ、果てに皆さんにお届けするに値するメッセージを見出すまで企画は絶対に通りません(なので、「有名だから」とか「売上がすごいから」とかは基準にならないのです)。そうして、ゲームと対する禅問答を経て、シーズン2のラインナップが決まりました。本当にバラエティに富んでいて、ゲームは作られた時代や場所を問わず、我々プレイヤーの心を揺さぶる存在なのだ、と改めて感じています。
 
というわけで、シーズン2のラインナップについて、触れていきます!本当は全部書きたいのですが、文字数の限界がある…!ということで、いくつかのエピソードについて「番組初の試み」という着眼点でご紹介できればと思います。
 
まずは、(自分が筆をとっているのをいいことに)私がディレクターを担当し、シーズン2の初回を飾る「ファイナルファンタジーXIV」

ファイナルファンタジーXIVのキービジュアル

言わずと知れた「ファイナルファンタジー」シリーズのナンバリング14番目です。本作は、番組で初めて扱う『MMORPG』というジャンル。すごく簡単に説明すると、「インターネット上に作られた世界にたくさんのプレイヤーが同時に集まり、一緒に冒険やコミュニケーションを楽しむ」のがMMO(多人数同時参加型)です。それでいて、RPGとついていて、あのFFですからストーリーもリッチで大ボリューム!特筆すべきは、世界中のプレイヤーとパーティーを組んで戦いつつも、ひとりひとりがちゃんと“自分で”世界を救っていく――言うなればちゃんと《主人公感》を味わえるMMORPGなのです。どうしてそんな風に感じられるのか。ぜひ番組でその秘密をご覧ください。
 
次に、「甲虫王者ムシキング」「オシャレ魔女 ラブandベリー」

筐体ゲームのゲーム機

番組史上初の《筐体きょうたい(アーケード)ゲーム》!しかも、限定的なイベントなどを除けば、どちらもすでに稼働が終了している作品です。甲虫同士のアツい戦い、そしてオシャレのいろはを教えてくれた2作品ですが、“今プレイする”という取材ができない状態でした。しかし、まさに当時、ゴリゴリに世代だったディレクターが粘りに粘り、見事にそのゲノムを発見。そして、メーカーさんの多大な協力によって、両作の筐体をおよそ2か月お借りすることに…!そのかいあって、当時ドはまりしていたプレイヤーたちが、あのカードに、あのジャンケンに、あのコーディネートに、どう心を動かされていたのかに徹底的に迫ることができました。そして、番組という形で一夜限りの復活となる2台の筐体…ファン感涙だと思います。お見逃しなく!
 
続いては「NieR:Auotmata」

NieR:Auotmata

幻想的かつ退廃的な世界観と重厚なシナリオ、そして爽快感あふれるアクションが魅力の本作。世界的なゲームアワードで発売年の「ゲーム・オブ・ザ・イヤー/RPG部門」を受賞するなど、多くの人を魅了しています。実は今回、初めて番組冒頭で《ネタバレ要注意》とお伝えしてから本編をスタートするのです。元々「ゲームゲノム」は販売メーカーさん、開発メーカーさん、クリエイターの方や広報さんと綿密に打ち合わせをして、どこまで内容をご紹介してよいか(おもにストーリーの部分)を決めています。そのうえで番組構成をしているので、「ネタバレしますよ」と言った放送は今までなかったですし、番組のスタンスとしては、“あえて付言しない”ことにしています。ですが、今回は…協議に協議を重ね、《ネタバレ要注意》と宣言してでも、本作の奥の奥まで入り込み、そのゲノムに迫ることにしました。一体何が待ち受けているのか―――。皆さんの目でお確かめください。
 
繰り返しになりますが、他の回も含めてオール神回です。そしてシーズン2を作ってみて、シーズン1を作り終えたときと全く同じ気持ちになりました。「まだまだ“ゲームゲノム”に迫りたい作品が世の中にはある――」と。いや、未来の話をするのは、まだ早いですね…。とにかくシーズン2、全10回をご覧いただければと!

【見どころ②】天野喜孝氏による描き下ろし!番組イメージイラスト

私は夢を見ているんでしょうか…?それとも妄想?いや、“想像の創造”が「ゲームゲノム」との邂逅かいこうを果たした現実の夢物語です。あのあこがれの、尊敬してやまない画家・天野喜孝先生が、番組のイメージイラストを描いてくださいました。なにはともあれ、まずはその絵画をご覧ください。

画家・天野喜孝さんによる番組イメージイラスト

これぞ天野喜孝(敬称略)! 唯一無二!!(私にとって)“イメージイラストレーション”の原点にして頂点!!!と、個人的な見解と感情の発露は一度置いておきまして…。天野喜孝さんは、世界で活躍されている画家です。繊細で妖艶ようえん・幻想的な絵柄が欧米でも広く知られ、ニューヨーク、ロンドン、パリ、リヨン、ケルンなどでも個展を開催してきました。「ファイナルファンタジー」シリーズのキャラクターデザインが代表作として有名ですが、『N.Y.SALAD』や『タイムボカン』などでの軽妙なキャラクターデザインも真骨頂のひとつ。そんな天野先生とご一緒させていただくまでの経緯をお話しできればと思います。
 
シーズン2の制作が決まったとき、番組を見ていただく皆さんによりワクワクしてもらうためにはどうしたらいいか、四六時中考えていました。そして、パイロット版とシーズン1を何度も見返すうちに気づいたのです。「プレイルームに《番組カラー》がない!」ということに…!
 
あ、「プレイルーム」とは、MCやゲストが実際に作品をプレイする場所(スタジオセット)で、番組内では“プレイフィール”といいますか、「ここぞ!」というワクワク・ドキドキするシーンを見ていただきたいときに使っています。これまでは、テレビと椅子とゲームハードとコントローラーだけ。もちろん、デザインにもこだわっていまして、実はゲノム=遺伝子ということで、螺旋らせん状の照明で統一されていたりします。ですが、「もっとなにかあっても…」。なにより、「この場面だけを見ても「ゲームゲノムだ!」と分かるようにしたい!」と思ったのです。直後、奥の壁に目がいきました。―――がっつり空いているじゃん……!

プレイルームでゲームする三浦大知さんと金子ノブアキさん

すぐに「絵を飾りたい、絵を!」と思いました。そして、飾るならやはり番組オリジナルがいい……。となると誰にお願いするか…私の中で即脳内に降臨したのが天野喜孝先生でした。というのも、私はざっくり小学校の中学年から今に至るまで天野さんの大大大ファン。あれは確か小学5年生のこと。図工(美術?)で「好きな絵とか写真とかなんでもいいから自由研究」みたいな夏休みの宿題が出たときも、『「ファイナルファンタジーX」におけるキャラクター表現の違い~3Dポリゴン・野村哲也・天野喜孝~』(すみません、こんな整理されたタイトルがつけられる年齢ではなかったと思います)というテーマで取り組んだのを今でも覚えています。当時、沼りに沼っていた「ファイナルファンタジー」の世界をどこまでも追い続けていた私は、「誰がこんなすごいモノを作っているんだろう?」憧憬しょうけいの念を抱いていました。幼心に一番突き刺さったのが、魅力的なキャラクターたち。そして、その存在をビジュアルとしてゼロから生み出し、バーバルとしてモノを言わせる以上に生命感を与えている――そんな人たちに興味津々だったというわけです。ですから、当時のFFシリーズのキャラクターデザインを担当していた野村哲也さん(ゲームクリエイター・デザイナー)も本当に大好きでした。そして、“イメージイラスト”を担当している天野喜孝さんも――。
 
ところで、皆さんは“イメージイラスト”って、どう定義していますか?もちろん人それぞれ、いろいろな考え方があると思うのですが、私にとっては《すでに完成している人物や風景などに、さらに無限の想像を与える絵》なのです。天野先生のイメージイラストは、まさにそれ。例えば、1994年に発売された「ファイナルファンタジーⅥ」。ゲーム自体は、スーパーファミコンで究極と言われた、美麗で緻密ちみつなドット画で表現されています。一方の天野先生のイメージイラストの数々が、それ以上の世界観や肌触りのようなモノをプレイヤーである私の脳内に与えてくれたのです。最も印象的だったのが、主人公の一人であるティナが魔導アーマーという兵器に乗って、世界征服をたくらむガストラ帝国の要塞に向き合っている絵。イメージイラストでしか表現できない超巨大国家の圧倒的な存在感。それに立ち向かうティナの覚悟と不安の揺らぎ、運命に立ち向かう意志の強さが一枚絵で表現されています。当時は、いわゆる《CGによるムービーシーン》はなかったので、天野先生のイメージイラストがあることで、「あのシーンは、こんな風に張り詰めた空気が流れているんだ…」と想像が膨らみ、ゲームの中のドット表現まで深みが増す感覚がありました。そう、平元少年に“イメージイラスト”という概念を強烈かつ鮮明に教えてくれたのが天野喜孝先生だったのです。
 
そんなわけで、「天野先生しかいない!」と思った私は、おそれ多くもお願いしてみることに。すると、アトリエに呼んでいただけました(この時点でもうドキドキが止まらなかった…)。まずは、ご本人に「ゲームゲノム」がどんな番組か、なにを大事に制作しているか、そしてシーズン2で天野先生に絵を描いていただくことの意味を説明しました。天野先生は、本当にほがらかな方で、私が熱っぽくまくしたてるようにプレゼンするのを優しく聞いてくださり、「面白いですね。やりましょう。」と快諾してくださいました。こんなことがあっていいのか、と夢を見ている感覚に襲われました。しかし、これは圧倒的現実! リアルな究極の幻想(ファイナルファンタジー)!さっそく、どんな絵にするか、天野先生との話し合いが始まりました。
 
実は、お受けいただけるかどうか分からなくても、どんな絵を描いてほしいか、「『ゲームゲノム』のイメージイラスト」に何を求めているのか、といった部分はすでに考えに考え抜いていました。天野先生にお願いごととして伝えたのは、次の3点です(冒頭に触れた番組コンセプトである“古今東西の作品が積み上げられていく”というニュアンスです)。
 
 ①ゲームのキャラクターを思わせる多種多様な“ゲームの精霊”が一堂に会している幻想空間
 ②ゲームの過去・現在・未来を見守る“ゲームの女神”の存在
 ③語り継がれるゲームの遺伝子=螺旋らせんのモチーフ

あとは、全て天野先生の解釈と表現にお任せしました。そして、後日、完成の知らせを受けて再びアトリエへ。

天野さんのアトリエで、天野さんと平元ディレクターのツーショット

(当たり前ですが)私の想像をはるかに超えた「ゲームゲノムのイメージイラスト」が創り上げられていました。どの“ゲームの精霊”も個性と感情があり、生命が宿っている――。そして中央にたたずむ“ゲームの女神”が優しさとしたたかさをもってして、それら全てを包み込んでいます。さらに、青白い螺旋らせんのダイナミクスが「ゲーム」という引力によって水晶に流れ込んでいきます。その輝きは、プレイヤーの心に湧き上がる感情と森羅万象しんらばんしょうのプレイ体験を、個として圧縮し、全として膨張し、私の目をくらませました。
 
天野先生には感謝しかありません。そして、僭越せんえつながらタイトルは不肖平元がつけさせていただきました。
 
電子遊戯の幻想 ~女神に集いしゲームの精霊たち~
 
こうして、この絵をプレイルームに飾らせていただき、シーズン2を収録しました。圧倒的な存在感。もちろん各回のゲーム作品とプレイする三浦大知さんたちの熱量も負けていないので、すごい化学反応が起きる空間になりました。

イメージイラストを眺めるMCの三浦大知さん

そして…番組では、この絵画が動きます。そう、動くんです!天野先生から「原画はこれとして、番組で好きなようにアレンジしてもらってもかまいませんよ。」と聞いた私は、即決。どんな風になっているのか――。番組タイトルが出るところで見られます!そして、シーズン1に際して、コンポーザーの下村陽子さんに作っていただいた番組オリジナルテーマ曲「The Game-Genome Dreams」。引き続きシーズン2で番組を盛り上げていただくわけなんですが…天野先生の“動く絵画”と楽曲が融合を果たし、番組冒頭から「ゲームゲノム」の世界に皆さんをお連れします。初めて、絵画のCGと楽曲が合わさった映像を見たとき、鳥肌を超えて涙が…。放送でチェックしてみてください!下村陽子さんによるテーマ曲のメイキング映像も番組HPでご覧いただけますので、こちらもあわせてお楽しみください!

ゲームゲノムのオリジナルテーマ曲を書き下ろした、コンポーザーの下村陽子さん

【見どころ③】YouTuberグループ「2BRO.」による番組実況 in 副音声

これまた夢のような話が実現してしまいました…。あの、大人気YouTuberグループの「2BRO.」の3人(兄者さん・弟者さん・おついちさん)に番組を実況していただきます!

副音声では2BRO.による番組実況が楽しめる

「2BRO.」は、2023年末時点で登録者数300万人超え、総再生回数46億を超える日本を代表するゲーム実況者グループです(兄者さん、おついちさんの個別のチャンネルもあわせると、もっとすごい!)。何を隠そう、私もファン歴14年。いつも楽しいゲーム実況を届けてくれて、かつ自分が知らないゲームにも出会わせてくれる、そんなありがたい存在です。最大の魅力は、《とにかく優しい空気感》。私はいつも「2BRO.」さんを誰かに説明するときは“世界で一番優しいゲーム実況者さんたち”と表現しています。お三方とも本当にゲームを愛していることが動画でも分かりますし、モットーとして掲げている『PLAY WITH US』、『共遊』を体現しています。彼らの実況を「見て」いても、隣で「一緒に遊んでいる」ような気分になれるのが本当にすてきなんです。そんな3人に、「ゲームゲノム」シーズン2の全10本をそれぞれ一発録りで実況してもらいました。そして、放送では「副音声チャンネル」に切り替えていただくことでがっつり聞くことができます!
 
私は、「ゲームゲノム」という番組を立ち上げ、回数を重ねることで、視聴者の皆さんと“ゲームという文化”、“ソフトという作品”を広く長く共有したいと強く思っています。ある意味では、近い志が「2BRO.」さんにもあるのでは?と思い、打診したところ快諾いただけました。28分45秒×10本、鬼のようにしゃべり倒していただいた3人に改めて心から感謝を――。
 
内容はというと、10本がバラエティに富んだラインナップなので、各回の3人のテンションや受け取り方もさまざま。当然、3人それぞれがプレイしたことがあるタイトル、ないタイトルが並んでいるので、“誰が実況を引っ張っていくのか”が放送ごとに違うのも面白い!そして、多種多様なタイトルのゲーム実況をしてきた3人の知識量たるや!マニアックな話題になるときもあり、盛り上がっているうちに本編がどんどん進んでいくという現象も(笑)。まさに、リアルで唯一無二な「2BRO.」さんの実況を存分に楽しんでもらえる形になりました。こんなに収録ブースと音声ルームが優しい笑いに包まれた現場は、これまで経験がありませんでした。そして、3人も収録をとても楽しんでくれたようでした。その空気感は、副音声チャンネルを聞いていただければ、きっと伝わるんじゃないかと思います。あ、でも1つご提案を!いきなり「2BRO.実況バージョン」を見ても、ぶっちゃけ番組の内容は分からないです!(笑)。3人の声を立てるために、副音声チャンネルに切り替えると本編の音声が下がっていることもありますし…。というわけで、1周目を本編(主音声)で、2周目を副音声でお楽しみください。「一粒で二度おいしい」とは、まさにこのこと。絶対に損はさせません!
 
改めて…このコラボレーションの実現によって《ゲームの共有》と《ゲームの共遊》とが掛け合わさり、さらに面白い番組になっていることをお約束します。―――というわけで、繰り返しになって恐縮ですが…まずは放送を普通に見ていただいて、そのあと録画を副音声で、という視聴スタイルを楽しんでいただけたらと思っております。あ、「NHKプラス」でも副音声を選べますので、そちらでもぜひ!

MC三浦大知さんが“ゲノム”を表現!新キービジュアル誕生

シーズン2の始まりを高らかに宣言するために、番組のキービジュアルを新たに作りました!それがこちら!

「ゲームゲノム」シーズン2のキービジュアル

歌手・ダンサーとしても大活躍されている三浦大知さん。その真骨頂でもある“躍動”で、ゲームを遊ぶワクワク感と「ゲームの遺伝子」を紐解く決意を表しています。さらに、ドットやポリゴンが“私たちの現実”と“デジタルという異次元”―その境界線を超える瞬間を表現しました。そして、三浦さんの手にはハートが。ゲームという存在が私たちにもたらしてくれる感情や価値観の変容、さまざまな気づき…皆さんの“心”に、番組を通して多くのメッセージを投げかけたい。そんな気持ちを込めました。現場の全員が納得いくジャンプカットが撮れるまで、「何回でもやりましょう!」と力強く言葉にしてくださった三浦さん、本当にありがとうございました(そして、実際に何十回もジャンプしていただいて、感謝感謝感謝です)。こちらの新キービジュアルは、ポスターや番組HP、公式Xなど、皆さんの「ゲームゲノム」への入り口にたくさん展開します。ぜひ、それぞれのバージョンをのぞきに来てください!

【フォローお願いします】出演者のインタビューやオフシーンを公式Xで大公開!

最後に大事なお知らせです!実は、番組公式のX(旧Twitter)があります。こちらをぜひフォローしていただきたいのです。「なによりも放送を見ていただきたい…!見逃してほしくない…!」というわけで、シーズン2の間、適宜OAの情報を告知させていただこうと思っています。
 
加えて…
 ▼三浦大知さんはじめ出演者の収録後感想インタビュー動画
 ▼出演者のオフシーンショット
 ▼番組のメイキング

などなど、番組をもっともっと楽しめるコンテンツも発信していきます!ポストの方針や企画、動画・静止画などのクリエイティブ、投稿文まで――「ゲームゲノム」PR・デジタル担当大臣の池田大輝ディレクターがすべてに魂をけてお届けしております。まずは、こちらからフォローをお願いいたします!

https://twitter.com/nhk_gamegenome

さて、最後までお読みいただいた皆さん、本当にありがとうございました!いよいよ「ゲームゲノム」シーズン2がスタートします。私たちもワクワク・ドキドキしていますが、絶対に面白いと感じてもらえる番組になっていると自負しています。ぜひ、その目で、その耳で、そしてその心で“あなただけのゲームゲノム”を受け取っていただければうれしいです。

 「ゲームゲノム」 総合演出 兼 ディレクター 平元慎一郎

みんなにも読んでほしいですか?

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