ダイスをうまく使いたい
めめめのアトリエでダイス(一般的な6面サイコロ)を使ったゲームを作るなかで出てきた話を書き連ねてみます
既出だと思いますが、誰かの参考になったら嬉しいなの気持ち
なにか思い付いたら追記するかも
ダイスの性質
ランダマイザとして
・分かりやすくランダムにできる
・転がる先をコントロールしづらい
・ほどよく止まる。球体や度が過ぎた多面体ではうまくいかないかも
・一般的な6面サイコロならコストが低い
モノとして
・立体物なのでダイスの裏面や側面も使うことができる
・1~6までのカウンタとして数字だけ使うことも
・積んだり並べたり
ランダム要素を入れる際の留意点
・基本的にはプレイヤーがコントロールできない要素を増やすことになるため、度が過ぎると理不尽な感覚を与える。
・とはいえランダム要素がないゲームは実力勝負(実際には単にプレイ時間が長いプレイヤーが強い場合がほとんど)になる。
・できるだけ理不尽を感じないランダム性を考えたい。
カードと組み合わせて使うとおもしろいかも
・イベントカードをジャンル分けして番号を振る。イベントにより世界観の表現やゲームの盛り上がりを作る。
お金があるならオリジナルダイスにしてイベント種類を表現することで没入感と高級感アップ。
・特定の数字が出たらファンブルやクリティカル判定にする。TRPG感。ゲームの経過に応じて判定の範囲を拡大縮小することで盛り上がりをつくる。ゲーマーには受け入れられやすそうだけど…
・時間経過を表現。すごろくのような時間経過を表現するボード(カードでも可)をつくり、合計値が一定のしきい値を越えるごとにイベントを起こす。イベント発生タイミングをある程度予測できるので、理不尽感を少な目にしつつゲームに盛り上がりを作る。
ランダム要素をコントロールさせる手段の案
・ダイス目に応じてイベントを起こすが、イベントテーブルが変化する。テーブル変化にプレイヤーが関与できる(ポケモンのトライアタックとずつきはどちらも3割で状態異常が発生するが、使用感がかなり異なるため状況に応じて使い分けが生じる)
・ダイスを複数振り、出目に偏りをつくる(例:カタン)。確率の高い低いが分かっているので理不尽感が薄まる(ちょっと大人向け)
・ダイスを複数振る。振る個数の決定にプレイヤーが関与できる
・“弾除け”をつくる(アルセウスのお守りみたいな感じ)イベント発生自体はランダムだが、リスクをコントロールする手段をつくる
用語集
本記事はほぼサークル内部資料なので、内輪向けの用語がちらほら。
以下、用語集になっていない何か。
・ダイス、サイコロ
気分で使い分けている。同じものです(違ったらごめんね)
・度が過ぎた多面体
20面ダイスとか。この時点でかなり転がるのに、世の中には100面ダイスとかあるらしいですね。
・6面サイコロ
100均でも売ってるのでモックづくりも簡単だ!ありがたい!!
・オリジナルダイス
ボードゲーム制作をして頂ける印刷所さんなら、オリジナルダイスも扱って頂けるところも多いですね!手を出してみたい。
・ファンブル
んぎょはTRPGに触れてこなかったのでよくわかってないけど、不運と踊っちまうやつ。
・クリティカル判定
ファンブルの逆。
・TRPG
テーブルトークロールプレイングゲーム。原則としては、対面で決められたルールの上で自分のキャラクター作ってなりきり遊びするアナログゲームの認識。ダイス振ることが多い。気の合う人と遊ぶととても楽しい。
・ゲーマー
どこからがゲーマーなのか?とか言い始めると宗教戦争がはじまりかねないので気を付けなくっちゃいけない。政治と宗教と野球の話はNGってきょうび聞かないですね。
・イベント
なにかしらの処理をまとめてイベントって呼んでいます。別に七夕やハロウィーンの話をしているわけではない。
・理不尽
「私」が理不尽と思ったら理不尽。ゼロにはできないけど極力減らした方が満足度が高くなりそう。理不尽を楽しむゲームもある。
・コントロール
遊ぶ人によってコントロールできると嬉しい範囲が大きく変わるので調整が難しいしおもしろい。アブストラクトがそこまで受けないのは、完璧なコントロールは求められづらいからなんだろう。
・実力勝負
ランダムが過ぎるとゲーム性がなくなっていくけど、実力偏重すぎて、しかもゲームが長いと面白くないんですよね。だって負ける側からすれば、勝てない時間を長々と味わうだけになりがちだもの。そういうゲームは既に古典的なやつがあるので同人ゲームには向かない、が持論。短いのはアリだと思う。
・ポケモン
ポケットモンスター、ちぢめてポケモン。オムナイト推しです。
・トライアタック
威力70で1割でこおり、1割でやけど、1割でまひの状態異常を与えるちょっと変わったわざ(十数年前の記憶。仕様変わってないよね...?)
・ずつき
威力70で3割でひるみの状態異常を与えるわざ。例として分かりやすいのか分からない。
・カタン
カタンの開拓者たち。ダイスを2つ振るので合計が7あたりになりやすいです。確率的には。
・大人向け
実際には子供でも大人でも確率計算が得意な人と苦手な人がいる。
・アルセウス
Pokémon LEGENDS アルセウスのこと。ランダムで持ち物を紛失するイベント発生時にお守りを持っていると、それがみがわりになってくれる。
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