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超一流選手は集中力が違う?岡林勇希と行ったゴルフ練習場で気づかされたこと



神は細部に宿るのか


「神は細部に宿る」という言葉がある。19世紀、ドイツの美術家らが放った言葉とされている。細かい部分にまでこだわった丁寧な作品には作者の強い思いが込められ、まるで神が宿っているように未来永劫(みらいえいごう)輝いていくそうだ。

少々、難しい書き出しになってしまいました。年末になってもまだ大量のタスクが残っている長尾です。サラリーマン時代の今頃は、会社へ年末年始の記事を出稿し終え家族とのんびりしていましたが、今年は創業1年目ということもあり30日まではバタバタしそうです。

5年半の新聞記者時代から文章を書くときに心がけていることがあります。「中学生でも理解できる記事を書くこと」です。記者1年目だった阪神担当時代に上司から言われたこのことだけは心に誓っています。以前も書きましたが、書くことに自信はありません。ただ、できるだけわかりやすく、受け手に不快な感情なく読んでもらいたいというのは心がけています。それが私にとっての「細部に宿る神」なのかもしれません。

ゴルフ練習場で見た異次元の集中力


話が一気に変わりますが、12月25日に、ドラゴンズ・岡林勇希選手と名古屋市内のゴルフ練習場へ打ちっぱなしへ行ってきました。元々ランチをする予定で集まったら、急遽「明後日ラウンドだから練習に付き合って」と。こちらは14時にクリスマスケーキを取りに行かなきゃいけないのに…(その後は夜まで何もないので結果的には問題なかった)。

一旦帰宅し、ケーキをピックアップ。ゴルフバッグを積みゴルフ練習場で合流しました。2年前から、郡司裕也選手を含め3人で何度もゴルフへ行っているので、普通に打席を準備してお互い淡々と打ち始めます。変わったところはありません。

野球は左打ちですが、ゴルフは右打ちです

二人とも短い距離に不安を残しているので、サンドウェッジやピッチングでピン(目標)へ寄せる練習をします。私は今年2月以来ゴルフへ行っていないので、もう20球打っただけでヘトヘトです。スマホを持ってバヤシを撮影したり、それをぐんちゃんやマッチ(松田亘哲さん)に送ったりしながら1時間の打ちっぱなしが進んでいきました。

バヤシは、私に「おい、休憩しすぎだろ」と鋭く指摘しながら、あーでもない、こーでもないとどんどん振っています。この日は午前中からナゴヤ球場でウエートトレーニングやマシン打撃してたにも関わらず、全く休憩しないのです。休憩する時間は、私がとった動画を見るときぐらい。気づけば1時間の打ちっぱなしが終わる頃には70〜80球の差がついていました。

打ちっぱなし終了直後のバヤシ(この後、バッティングセンター行こうと言ってました…)

記憶力からの課題克服力


プロ野球選手に総じて言えることですが、記憶力がすごいです。◯月◯日に◯◯戦で、◯回◯アウトで、◯◯投手から〇〇(球種)を打ったというのを簡単に思い出します。取材していた時は、こちらが差されてしまうほど取材相手の方が覚えていることが多く何度も驚きました。

バヤシも、約1時間の打ちっぱなしで160、170球ぐらい打ちながら、前回のゴルフを思い出し「これでこうやって狙えばよかったのか」と課題を克服していました。ザクっとした練習ではなく、本当に細かいところを修正しているようなイメージです。細かく課題を潰していき、スコアを縮めるのでしょうね。来月のゴルフも楽しみです。

ゴルフは戦略性に加え、メンタルコントロールも必要です。ゴルフに限ったことではないですが、ビジネスにもバヤシのような「トライ&エラー」を繰り返すことが、成功や栄光をつかむ最短方法だと改めて気付かされました。

12月17日のバヤシフェスより

バヤシ改革その1


ただゴルフの打ちっぱなしに行った話だけでは、この記事を〆ることができないので、野球のことも少しだけ。

バヤシは、このオフからサプリメントを積極的に摂取するようになったそうです。先日、大阪で行われたSSKのアドバイザリー会議で紹介され、自腹で購入。トレーニングや朝起きてからなど比較的こまめに摂取しているそうです。逆に言えば、今まではあまりそういうことに頓着していない上でフルイニング出場したことを考えると、どんな体力・精神力をしているんだと、改めて怪物ぶりを思い知らされます。

彼にとって「フルイニング出場」はこの上ないモチベーションです。最終戦後に行った焼肉屋で「(自信になったのは)全部、試合に出たことかな」と呟いてたのは印象的でした。彼の座右の銘は「無事是名馬」。来年へ向けてすでに着々と準備は進めています。12月こそ多くのイベントに出演していましたが、来年1月はそのほとんどをセーブして自主トレへ励みます。このメリハリも、彼のストロングポイントです。

12月17日のバヤシフェスより

今月17日に行われた「バヤシフェス2023」で惜しげもなく披露した天真爛漫さも、ナゴヤ球場で一人ぼっちで黙々とトレーニングする姿も全部「岡林勇希」の魅力でしょう。2024年も、バヤシの古参ファンとしてワクワクさせてください。


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