スピッツ / 名前をつけてやる (1991)
スピッツのセカンド・アルバム。
「ライド歌謡」を目指したという本作は、草野マサムネが当時影響を受けていたライドやMBVあたりのシューゲイザー風サウンドに、繊細なアコースティック・サウンド、日本のポップスのメロディを組み合わせたことで、2作目にしてオルタナティヴ・ロックとしての独自の音楽性を獲得。
ザクザクとした質感と淡い残響を心地良く共存させたギター、太く角張ったベース、シンプルな響きのドラムスに、切なさを強がりながら搾り出すような繊細なヴォーカルと、甘酸っぱさと侘しさを含